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核汚染水海洋放出反対!一緒に海を守ろう!〜日韓労働者と市民が連帯して声上げる

尾澤邦子

 7月31日、この暑さの中、霞が関の経済産業省前と首相官邸前では、さらに熱い声が響きました。東電福島原発の核汚染水海洋放出に反対し、韓国から民主労総や環境運動連合、韓国進歩連帯、全国漁民会、国会議員などの方々が来て抗議の声を上げました。

 経産省前では、原発に反対し抗議の座り込みを毎日続けている方や、全労協常任幹事の中原純子さんが連帯のあいさつをしました。中原さんは、昨30日の福島での原水禁大会に漁民のみなさんと共に参加したこと、あらゆる核実験に反対することなどを話していました。

 首相官邸前での進行役は、キム・ウニョン民主労総副委員長。環境運動連合のキム・スドン共同代表は「私たちは海を守るために、日本政府に厳重警告をするために日本にやってきました」と話し始め「IAEAの報告書には、安全だという保証はどこにもない。正当性と公平性もない。生命の倫理に反する」と日本政府に対し、汚染水の海洋投棄を即時撤回するよう訴えました。

 キム・ウニョンさんは、「昨日福島を訪問し、津波から多くの生徒を救った先生の話を聞きました。多くの命を救うために、だれかが先頭に立つことが必要です」と、東京電力と日本政府は危険な汚染水の海洋投棄はやめるべきだと訴えました。そして、韓国と日本で軍国主義への道が高まっている中で、日韓労働者と市民が連帯して、海洋投棄を阻止しようとコールを上げました。

 7月8日にソウルで日韓労働者連帯集会を行った民主労総の委員長、ヤン・ギョンスさん(写真上)が発言しました。「『処理水』と呼ぼうが、『汚染水』と呼ぼうが、その中に危険な物質が入っていることを私たちはよ〜く知っています。汚染水の問題はお金が大事か、命が大事かという問題です。安いからと、生命を脅かすようなことを許すわけにはいきません。私たちは安全のために、命のために闘うことを決意しました」と海洋投棄の白紙撤回を強く求めました。

 そして最後に、「漁業者の生存権を脅かす海洋投棄反対!」「岸田総理は直ちに海洋投棄を撤回しろ!」とコールし、喚声を上げて終了しました。


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