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LNJ Logo レイバーネットTV速報:「文化のチカラ・言葉のチカラ」でひっくり返そう!/佐高信さん大いに語る
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〔レイバーネットTV第185号速報〕

「文化のチカラ・言葉のチカラ」でひっくり返そう!〜佐高信さん大いに語る

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 5月31日のレイバーネットTV第185号は、佐高信さんをゲストに「新しい戦前にさせない!〜反戦川柳人・鶴彬と現在」を放送した。バックにはレイバーネット川柳班の「反戦句」が掲示され、スタジオも多数の川柳班メンバーが佐高さんを囲む形で行われた。

 番組は、3月に発刊されたばかりの『反戦川柳人 鶴彬の獄死』(佐高信著)をめぐって、ディスカッションが繰り広げられた。運動圏での本の反響を問われた佐高さんはこう語った。「きょう集まっている人たちは文化のチカラを考えている人が多いと思うが、運動はやっている人たちは文化が苦手な人が多い。渡辺白泉は『戦争が廊下の奥に立つてゐた』という句を戦争前夜に発表しているが、民衆の表現はとても大事。われわれは政治的なところでは、多数派に負けるけど、文化のチカラ・言葉のチカラで少数派がひっくり返していくことは可能だ。鶴彬は、言葉のスナイパー・狙撃手だと思う。権力はその言葉のチカラを恐れてかれを29歳で殺してしまった。いまこそ私たちは鶴彬から学び、文化のチカラを考えていきたい」と。

 また番組では、川柳班のメンバーが鶴彬の句を中国語に翻訳していることが紹介された(写真上)。「手と足をもいだ丸太にしてかへし」「万歳とあげて行った手を大陸へおいて来た」の2句である。

 佐高さんとの自由なキャッチボールのなかで、川柳のもつ可能性を存分に感じた番組になった。ネットの感想では「鶴彬を初めて知った。電子書籍で注文した」などの声があり、反響の広がりを感じさせた。(M)


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