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日本を壊す「自民党右派・統一教会」を徹底批判!〜共同テーブル「歌・講談・シンポ」が盛況


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 5月23日「新しい戦前にさせない」連続シンポジウム(3回目)が、衆院議員会館で開かれた。大会議室はあっというまに満杯になり、16時の開始から3時間近く熱気に包まれた。テーマは「統一教会と自民党が呼び込む戦争」で主催は共同テーブル(佐高信代表)。豪華ゲストが勢揃いして、歌・講談・シンポジウムは、いやがおうでも盛り上がった。

 「文化のチカラ」を実感したのは、中川五郎さんのフォークと神田香織さんの講談。中川さんは新曲をいくつも披露したが、今の日本の「差別・冤罪・不正」の実態が、物語風の歌詞から痛烈に迫ってきた。神田さんは、「はだしのゲン」のダイジェスト版を演じた。会場の照明が落とされ、爆発の音響効果もあり、大会議室が一瞬にしてヒロシマの惨劇の場になった。「戦争をしてはならない」という思いが染みこんでくる講談だった。


 続いて行われたシンポジウム。パネリストは、有田芳生(ジャーナリスト)・平野貞夫(元参議院議員)・前川喜平(元文科省事務次官)の各氏。佐高信さんの巧みな司会進行で、パネリストの普段聞けない話を引き出した。

 「今回の自治体選挙で統一教会関係の議員は260人立候補したが、9割の206人が当選している。自民と教会の癒着は変わっていない。このままでは大変なことになる」(平野)。教育など基本政策で一致しているという自民党右派(安倍派)と統一教会。前川さんは、その価値観をこう指摘した。「両者とも教育を重視しており、家父長制を実現したいと考えている。つまり権威に従順な人間を育てることだ。家庭では父親に従い、国では権力者に従う人間である。これは怖いことだ。上の命令一下で戦争ができるようになる。プーチンをみればわかるでしょう。それがいま進行している」。


 有田芳生さん(写真上)は、「メディアも国会もすっかり統一教会問題を取り上げなくなった。しかし本質的問題はなにも変わっていない」と強調する。さまざまな嫌がらせに負けずに取材してきた有田さん。公安情報も詳しくシンポジウムでは生々しい話の連続だった。「統一教会は反共謀略組織であり、過去に空気散弾銃2500丁を輸入している。朝日襲撃の赤報隊事件では、その軍事組織の関与が疑われ警察も追っていた。しかしあるとき、捜査がピタッと止まってしまった。私は公安を退職した警察幹部にそのことを聞いたことがある。かれは“政治の力があった”と認めた。これが現実です」。「また政界工作も激しい。私は韓国で内部資料を入手した。それによれば“PRチーム”という女性だけの工作グループが議員対策をずっと続けてきた。その対策費は月1億円もある。国会議員に金が流れていた疑いが消えない」。

 自民党右派と統一教会が政権の中枢を牛耳る構図がしっかり見えてきた。そしてこの勢力が改憲と戦争政策をすすめている。有田さんは最後にこう述べた。「私はこういう社会運動を高校生のときからやってきた。しかしこの年になって、こんな日本になるとは思わなかった。いまはこのままでは死ねないぞ、という思いだ。いま闘わないことは恥だ。一緒に頑張りましょう」と。聴衆から大きな共感の拍手が起きた。

 この日の参加者は300人で、ライブ視聴は1000人だった。その後アーカイブが伸び、翌朝にはすでに4000を超えている。「新しい戦前にさせない」運動は確実に広がりを見せている。共同テーブルの第4回シンポジウムは、6月29日の予定だ。(M)

共同テーブルHP


Created by staff01. Last modified on 2023-05-24 08:22:43 Copyright: Default

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