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「送還は殺人」入管法改悪反対!〜土砂降りのなか「杉並大行進」3500人

動画(5分)

 「難民いじめる政治家いらない」「人権守れ!命を守れ」のデモコールが杉並の街に拡がった。
 入管法改悪法案の5月9日衆院本会議採決、12日の参院審議入りを前にして、5月7日午後、改悪反対の市民たちは大デモを敢行した。天候は最悪で土砂降りの雨となったが、それをものともせず、人々は高円寺中央公園に続々と集まった。公園は傘・傘・傘で埋まり、ステージがほとんど見えない状況だったが、人々は登壇者のスピーチに聞き入った。

 「送還は殺人だ」の文字を大きく書いた傘をもっていた男性がいた。「衆院の法務委員会を通ってしまったので、本気どころか死にものぐるいでやるしかないと思った。杉並をひっくり返すくらいのデモをやりたい」と闘志をむき出しに語ってくれた。

 集会スピーチはどれも熱いものだった。立憲の参院議員・石川大我さん(写真上)は法務委員会所属で、国会の場で運動の先頭に立っている。「私たちが入管法に反対する理由はたった一つ。この法律が人の命を奪うということだ」「参院では弁護士や市民と一緒につくった“難民保護法”を対案として提出する。これを成立させるように頑張ろう」と訴えた。

 ロヒンジャ難民当事者のミューチョーチョーさん(写真左)は、「強制送還」の危機が迫る窮状を切々と語った。指宿昭一弁護士は、「みんなで声を上げ続けること。それが政府与党を追いつめ、廃案を決断させる道だ。あきらめずに廃案まで闘っていこう」と声を張り上げた。

 デモは午後3時40分すぎにチンドン隊を先頭に出発した。高円寺は若者と文化の街。3.11のときの反原発デモもここが発祥地となったが、そのときを彷彿するような熱気があった。土砂降りでなければ、大規模な解放空間がうまれていたことだろう。

 デモの長い長い隊列は、高円寺から阿佐ヶ谷までつづき、シュプレヒコールが街に響いた。大人数のデモ隊に「なにごとだろう」と注目する街の人の姿が目立った。参加者は主催者発表で3500人、若者が多かった。(M)


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