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放射能汚染土の拡散反対!立ち上がった新宿区民

堀切さとみ

 福島原発事故による汚染土壌を、公共事業や農地に再生利用する。そのための実証実験が、新宿御苑で行われようとしている。新宿区民が中心となり「新宿御苑への放射能汚染土持ち込みに反対する会」が立ち上がった。1月24日、四谷地域センター(新宿区)で結成集会が行われ、150名が集まった。


※会場に入りきれないほどの人が集まり、急遽別室が用意されるほどだった。

 新宿区民にとっても、まさに寝耳に水だった。「新聞をみて、初めて知ったという住民がほとんどだった」と司会の平井玄さん(写真下)はいう。さっそく学習会を行い、年明け早々に区長、都知事に申し入れを行った。「11年たつと(原発事故について)曖昧な気持ちになっていたが、目が覚めた」(平井さん)。福島だけの問題ではないと、誰もがつきつけられたのだ。

 環境NGO、FoE Japanの満田夏花さん(写真下)がスライドをみせながら問題提起する。そもそも放射性廃棄物は一カ所に集めて管理すべきで、そのために中間貯蔵施設が作られたのだ。にもかかわらず、そこからわざわざ汚染土壌を取り出して、公共事業や農地に再利用するという愚行が、福島県内では始まっている。今回福島県外にも汚染土を持ち出して、実証実験をするというのだ。そもそも実証実験に使われる土壌は8000ベクレル/坩焚次8胸厦等規制法に基づく規則では、セシウムの場合100ベクレル/坩幣紊里發里鷲瀉呂ら持ち出してはならないことになっているのに、その80倍である。新宿御苑でそれがまかり通ったら、なし崩しで全国に汚染土壌がばらまかれることになるだろう。

 

 満田さんが昨年暮れに環境省に交渉したによると、実証実験で使われる土は、セシウム以外の放射性物質(たとえばストロンチウム等)については考慮しないということだ。また、使用する土の放射線量をどのように測定するのかについて、具体的には何も決まっていなかった。そして実証実験の目的は「見学してもらい、安全性を理解してもらうため」なのだという。都民だけでなく世界中の人たちが集う憩いの場で、福島の土は安全だというデモンストレーションをすること。これが一番の狙いだというのは、環境省による広報活動はすべて電通が請け負っていることにも明らかだ。

 多くの質疑応答や発言が続き、会場は熱気に包まれた。同様の計画が浮上している埼玉県所沢市の住民も駆けつけ「85%の住民が反対を表明している。新宿の運動と連携して、何としても計画を中止させたい」と決意を語った。福島県二本松市の農家の男性は、汚染土を再利用した道路づくりの計画に対し、100本ののぼりを立てて撤回をかちとったことを報告。汚染土の拡大を許さない声は、どんどん広がっていくだろう。

 「反対する会」は、1月29日(日)の15時30分から、新宿御苑でスタンディングを行う。2月24日には所沢でも集会が予定されている。多くの人達に参加してほしいと思う。


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