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LNJ Logo 浅井健治 : 「暴力に屈しない」が選挙争点なのか
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「暴力に屈しない」が選挙争点なのか

浅井健治

 案の定、きょう(7/9)の朝日新聞夕刊の見出しは〈「暴力に屈せぬ」党首ら街へ〉〈民主主義を守る 覚悟もち立っている〉です。ただでさえきちんと報じられてこなかった参院選の争点はどこかに消し飛んでしまいました。

 60年安保闘争の際、それまで「安保改定反対・岸内閣退陣」の論陣を張っていた朝日新聞が、6月15日の全学連国会突入と樺美智子さんの死を機に、「暴力を排し議会主義を守れ」とうたった在京マスコミ7社共同宣言を主導し、安保反対運動に冷水を浴びせる役割を果たしたことが想起されます(といっても、私は当時小学生でしたから、このことは本で学んだだけですが)。

 参院選公示の日、私は新宿駅東南口で福島みずほ候補の第一声を取材しました。「大企業が潤えばすべてうまくいくという新自由主義を続けるのか、『くらしが一番』の政治を私たちの力でつくるのか。二度と戦争しないと決めた憲法9条を持つ平和国家であり続けるのか、戦争のできる国・軍事大国の社会になってしまうのか。それが問われる選挙だ」。新自由主義・歴史修正主義の権化たる戦争大好き人間・安倍晋三がいなくなった今こそ、この福島さんの力のこもった訴えを揺るがせにすることなく、明日(7/10)の投票日に臨みたいと思います。

*写真は最終日(7/9)の福島候補街宣(撮影=レイバーネット)


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