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LNJ Logo サンケン木曜行動(6/23)報告 : 6月20日 APTC占拠・籠城、22日ハンスト突入!闘いは新たな局面へ
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●韓国サンケン労組を支援する会・6月23日第86回木曜行動報告

6月20日 APTC占拠・籠城、22日ハンスト突入!闘いは新たな局面へ

6月23日の第86回木曜行動には、本社前、志木駅南口、南池袋東京事務所ビル前の3カ所、延べ92人の参加があった。翌日の株主総会を控え、韓国サンケン労組の仲間のオンライン・アピールにも、いつも以上に力がこもっていた。「日本のみなさんの健康が心配です!」―命がけのハンストに突入した韓国の仲間たちが示す“気配り”に、通訳する仲間は、時折、声を詰まらせた。

韓国サンケン労組の闘いは、新たな局面を迎えた。馬山での工場前テント籠城から700日を超え、ソウルのサンケン電気営業部門のサンケン・コリア前のテント籠城130日超、韓国での事業展開の連携先であるLG電子本社ビル前のテント籠城(6月8日開始)と闘争の強度を徐々に高めてきた韓国サンケン労組は、全く無視を決め込むサンケン電気とLG電子の無責任な対応に、「決着をつける最後の手段」に打って出た。6月20日からサンケン電気とLG電子の合弁会社アドバンスドパワーデバイス・テクノロジーズ社APTCの事務室占拠・籠城を開始、22日には記者会見して無期限ハンストに突入した。サンケン・コリアもAPTCも社長はイ・ミョンジュン(李 明濬、サンケン電気取締役)が務める(写真左は占拠籠城しているAPTCの事務室。右は22日の記者会見後の集会に集まった支援の労働者)。「水以外は一切口にしないで食を絶つ」命を懸けたハンストは、「初めてなので、正直怖い」と韓国の仲間たちは率直に語った。「サンケン電気に話し合いを求めているだけなのに、なぜ命がけのハンストまでしなければならないのか!」。

しかし、キム・ウニョンさんが確信をもって語ったように、韓国サンケン労組の闘いは「孤立してはいない」。民主労組委員長や組合員のみならず、国会議員や政党などからの激励訪問、メールが相次ぎ、聯合ニュースなどで報道されるなど、韓国国内での反響が大きくなっている。24日の株主総会行動には、久しぶりに韓国公共放送テレビKBS(日本のNHKにあたる)が取材に入った。いずれまたサンケン電気の悪行が公共の電波に乗って韓国中に拡散する。―サンケン電気は事態の深刻さを認識する必要がある。全ての責任は、サンケン電気経営陣が負わねばならない。

24日の株主総会当日の本社前行動には全労協などの労組、争議団、市民110人が参加し、サンケン電気経営陣に争議解決を迫った。22日、23日と連続行動でサンケン電気大阪支社抗議行動を展開した大阪の仲間も2名が本社前行動に代表参加した。また株主総会には、株主の尾澤孝司さんは不当な保釈条件の制約があり、直前に弾圧された昨年に続いて出席をすることが出来なかったが、支援する会は新たな株主として尾澤邦子さんを総会会場に送り込んだ。尾澤孝司さんと尾澤邦子さんは連名で株主としての質問権を行使して韓国サンケンの偽装廃業・解雇問題の説明を求めたが、サンケン電気経営陣はまともに回答しようとしなかった。

高橋広社長ら経営陣は、株主総会を終えてことが収まるとでも考えているなら、大きな間違いだ。韓国サンケン労組との話し合い要求に直接応じることしか、解決の道は無いことを知るべきだ。

≪6月23日 7時過ぎ 本社正門前「命を懸けた労働者の叫びを、これ以上無視しないで!」≫

支援する会の仲間の発言から木曜行動スタート。ソウルのAPTCのフロアーを占拠・籠城している韓国サンケン労組の仲間が次々とオンライン・アピール。

まずイ・ジョンヒさんが発言。「連日、早朝からの緊急行動に集まる日本のみなさんの健康が心配です!私たちは昨日からハンストに突入し2日目となった。サンケン・コリアの上にある5階のAPTCの事務所に立て籠もり座り込みを始めた。ビルの前では仲間がテントを守っている。イ・ミョンジュン社長、聞こえますか!私たちはあなたの会社に立て籠り座り込んでいる。例え弾圧があっても、必ず勝利する!サンケン電気本社との直接交渉を求める!闘争!」 イ・ミョンヒさんが続く。「サンケン電気社員のみなさん、解雇は殺人と同じだ。労働者と家族の生存権のために、私たちは闘いに立ち上がっている。サンケン電気経営陣は、裏でコソコソしないで、話し合いに応じるよう強く求める!」

キム・ヒョンジンさんが続く。「サンケン・コリアとAPTCの社長は同じ人物だ。サンケン電気がコロナで話し合いが難しければ、このサンケン・コリアの社長との話し合いを求めてきた。昨日からハンストに突入した。ハンストは初めての経験で、どうなるか分からないが、サンケン電気が話し合いに応じるまで闘う。私の妻に連絡すると、『そんなことして大丈夫?警察につかまるのでは?』と心配していた。『そんなこどまでしてどうするの?』と聞いてきた。私は『こうしなければ解決しない。もう少し待ってくれ、必ず解決させる!』と話した。住民のみなさん、社員のみなさん、私たちも家族の元に戻りたい。やむにやまれず占拠したことを分かってほしい!」

イ・ヘミンさんが訴える。「私は韓国サンケンで20年以上働いた。今回はサンケン電気とLG電子との合弁会社に立て籠もりハンストに突入した。これ以上、韓国サンケンの労働者を無視すべきでない。私たちの青春をかけた工場、思いが詰まった職場で働くために、私たちは命をかけた。労働者の叫びを、これ以上無視しないでください!私たちは決して諦めない!日本の仲間のみなさんに、最近は毎日会えて嬉しいです!でも健康が心配です!気をつけてください!頑張ります!」

オ・ヘジン支会長が続く。「サンケン電気経営陣に問いたい!韓国サンケンの工場を閉鎖するとは、どれほど私たちが悪いことをしたというのか!私たちは工場で普通に働き、家族と生きていく、そんなちっぽけな幸せを求めることが、20年以上も会社から弾圧を受ける理由なのか。韓国サンケンの赤字は経営陣の責任だ。なぜラインの労働者に責任を負わせるのか?5年前にも労使で合意書を作ったではないか。しかしサンケン電気は合意書を踏みにじった。別会社を買収したり、LG電子と合弁会社まで作った。あまりに稚拙なやり方ではないか。本当に疚しいことがないなら堂々と話し合えば良いではないか!企業の社会的責任とか御大層な経営理念を壁に貼るだけでなく、実践すれば良い。700日以上も私たちの話し合い要求を無視してきたが、もうこのようなことは止めて、話し合えば良いではないか! 住民のみなさんにお詫びしたい。毎朝お騒がせしますが、私たちはこうして本社に訴えるしかないことを理解してほしい!」 キム・ヒョンガン事務長から。「コロナで日本に行けない。しかし私たちの要求はサンケン電気との話し合いだ。サンケン・コリアに何度も要請した。サンケン・コリアの責任者との話し合い、本社に取り次ぐことを何度も要請し、ビル前にテント籠城までしたが、本社からの指示なのか、サンケン・コリアは何も応じなかった。私たちは組合員全員で話し合いをして、合弁会社に立て籠もりするしかないと決めた。それでもサンケン電気が話し合いに応じないなら、ハンストするしかないと決意した。正直怖い、私たちもハンストは初めてだ。事務所に立て籠もり、ご飯を食べないとどうなるのか。しかしこれが私たちの生きる道と考えてハンストを選択した。本社との直接の話し合いを求める!サンケン電気経営陣の正しい判断を待っている。暑さが増してきます。日本のみなさん健康に気をつけてください!」

ペク・ウンジュさんが続く。「20歳で入社し、もう41歳になってしまった。韓国サンケンの工場の中で同僚と談笑した記憶が蘇るが、しかしこのようなハンストという闘いに立ち上がることになった。1997年からサンケン電気は労組をずっと弾圧してきた。七転び八起き、踏まれても立ち上がり、私たちは弾圧に対して闘い続けた。辛い闘いでも、勝利の喜びを知っている。2017年には韓国と日本の闘いで職場復帰の勝利を導いた。株主総会を前にして、私たちはやれることを全てやりきる。サンケン電気本社は話し合いに応じることを求める。私たちの願いは、愛する人と家庭を持ち幸せに生きる。ちっぽけな幸せかもしれないが、その幸せを掴み取るために頑張る。私自身はこれまで揺らいできたが、何とかここまで頑張れたのは日本のみなさんのおかげ。最後まで頑張る!」

キム・ウニョン副支会長が続く。「私たちは合弁会社APTCの事務所に立て籠もり、そこで寝起きしながらハンストに突入した。なぜ私たちはここにいるのか?家があるのに、事務所に立て籠るのか?アスファルトの上にテントを立て24時間訴えるのか?私たちには怒りと悔しさしかない!しかし私たちを支えているのは日本のみなさんであり、民主労総の仲間だ。多くの仲間からメッセージが届いている。国会議員も訪問し、連絡もしてきている。私たちは5年前に、涙を流しながら闘い職場復帰を勝ち取った労働組合だ。馬山のテント籠城から700日を超え、サンケン・コリア前にテント籠城して135日、APTCに立て籠もり4日目、ハンスト2日目になる。話し合いがこんなに困難だとは思わなかった。サンケン電気との話し合いを求めるだけなのに、なぜここまてしなければならないのか、恨めしくもある。多くの仲間が心配している。ハンストの大変さを知っている仲間は心配して連絡してくる。私たちは怒りと悔しさだけで、心を支えている。サンケン電気との話し合いを求め、LG電子との闘いも止めることはない。サンケン電気は『どこまでやれるかやってみろ』という態度は改めた方がよい。私たちは諦めずに最後まで闘うのだから、あなたがたは最後には話し合いに応じざるを得ない。私たちはあなた方に廃業され、解雇されたので、あなた方に話し合いを要求している。サンケン電気は『韓国の問題は韓国で』と言っているが、これは韓国の問題ではない!日本のサンケン電気本社の問題だ!私たちは孤立していない。民主労総、金属労組、組合員からの激励のメッセージが相次いでいる。国会議員も来ている。世論も私たちの味方だ!日本のみなさん、正直、発言に元気がないと思うかもしれないが、これはご飯を食べてないので仕方ない(笑)、ご理解ください。頑張ります!」

埼玉市民の会、旭ダイヤモンド工業の仲間の発言で本社前の行動を締め括り、最後に正門前に約30人の仲間が並んでシュプレヒコールを浴びせ、志木駅に移動した。

≪6月23日 9時 志木駅南口「解雇は“死ね”ということ。私たちは生きるために立ち上がった!」≫

志木駅前には今日も「ゆいの会」の仲間が作成した似顔絵パネルが並んだ。埼玉市民の会の仲間の発言からスタート。本社前と同様に、ハンストに突入している韓国サンケン労組の仲間が次々と発言した。

まずイ・ジョンヒさんがアピール。「市民のみなさん、いまどこに出勤されるのでしょうか。私たちはサンケン電気とLG電子の合弁会社に籠城している。サンケン電気は話し合いをする素振りを全く見せない。昨日から食を絶って水だけでハンストに入った。命をかけた私たちの闘いに、みなさんの支援を!話しあいに応じるように、サンケン電気に働きかけを!日本のみなさん、ありがとうございます!直接お礼を言えないのが、申し訳なく思う。苦しい闘いではあるが、心を一つにして最後まで闘う!闘争!」

イ・ミョンヒさんが続く。「韓国サンケンで30年以上働いた。解雇は死ねということ。解雇されると生活の糧を得る道が閉ざされる。私たちは生きるために立ち上がった。そしてソウルの合弁会社事務所に立て籠もり占拠しハンストに突入した。生きようという労働者の声に耳を傾けてほしい!サンケン電気に、解雇を止めて職場に戻すように電話をかけてください!日本の仲間のみなさん、ありがとう!闘争!」

キム・ヒョンジンさんが訴える。「ソウルの合弁会社APTCの事務所に立て籠もり、床にカーペットを敷いて寝泊まりし、その立て籠もり現場から訴えている。APTCとサンケン電気の営業拠点であるサンケン・コリアは同じ社長で、サンケン電気の役員でもある。サンケン電気との話し合いを求めて、ハンストに突入した。私たちが家に帰れるようにサンケン電気に皆さんの声を寄せてほしい!日本の仲間のみなさん、ありがとう!」

イ・ヘミンさんが続ける。「私たちは22日にソウルのサンケン・コリア前で記者会見してハンストに突入した。ハンスト2日目になる。青春をかけて働いた職場を守るために、私たち韓国の労働者は命を懸けて闘っている。明日はサンケン電気の株主総会だ。日本のみなさんの支援が必要な時だ。他人事と思わずに、サンケン電気に抗議の声を!私たちは最後まであきらめない。日本のみなさんと心を一つにして、力を出して元気よく解雇撤回まで頑張る!闘争!」

ペク・ウンジュさんが続く。「サンケン電気に話し合いを求めて闘い続けている。サンケン電気は約束を守らない会社だ。労働協約も労使合意書も守らない。別会社を買収して生産する、そんな卑怯な会社だ。労働組合のない会社を求めているからだ。私たちがAPTCに立てこもり、食を絶ってハンストに入った。私たちは何も持っていないし、どこにも行くところはない。サンケン電気がこれ以上日本企業の悪名を拡げないことを願いたい。みんなで一緒に工場で働けることを願っている。日本のみなさん、ありがとう!」

キム・ヒョンガン事務長が訴える。「私たちは解雇された。生活の糧を失った。ソウルの日本大使館、釜山の日本領事館、国会前などで様々に行動したが、サンケン電気はこれに応えるどころか、すべてを無視している。韓国の営業所であるサンケン・コリアも私たちの訴えに耳を貸さない。おそらく本社の指示だろう。サンケン電気は、無視続ければそのうち黙ると思っているのだ。サンケン電気が企業理念として掲げる『働くひとを尊重する』という理念は嘘だ。韓国の労働者には適用できないというのか。私たちは色々と考えた末に、APTC籠城とハンストを決意した。誰にとっても好ましい状況ではない。サンケン電気経営陣の正しい判断を求める!闘争!」

オ・ヘジン支会長からも訴え。「私たちは韓国であらゆることをして、サンケン電気に話し合いを求めてきた。サンケン電気は、一度の話し合いもなく私たちを一方的に解雇しておいて、黙って受け入れろと言うのか。私たちが怒っているのは、日本で事業所を廃業にする場合は労働者や労組と事前に話し合うのに、韓国ではしないということだ。日本でやることを韓国ではしない。こんな民族差別をするとは信じられない。サンケン電気が話し合いに応じないので極端に闘いを強めざるを得なかった。このような選択は、やりたくてやったのではない。私たちを無視し続けるサンケン電気に対して、この方法しか残されていなかった。私たちも家族と共に生きていきたい、みなさんと同じように職場に戻りたい。そのためにはサンケン電気が一刻も早く私たちとの話し合いに応じるしかない。市民のみなさんからも、私たちの小さな願いが果たせるように支援をお願いしたい。みなさんからも話し合いに応じるようサンケン電気を説得してほしい。日本の仲間のみなさんに感謝します!」

キム・ウニョン副支会長が続ける。「志木駅で訴えを続けて2年になる。馬山で工場前にテント籠城を始めてから700日を超え、サンケン電気の営業所のサンケン・コリア前でテント籠城して135日になる。明日はサンケン電気の株主総会だ。私たちはサンケン電気が話し合いに応じないので、APTCを占拠し籠城を始めた。サンケン・コリアにも毎日訪問して話し合いを求めたが、全く応じないので、サンケン電気とLG電子との合弁会社APTCに立て籠もった。サンケン・コリアもAPTCも話し合いに応じるどころか、机を綺麗に片付けて、申し合わせたように全員が早退した。事務所はガランとして何も残っていない。私たちに戻るところはない。話し合いをあくまで求める。サンケン電気から何も反応がないので、最後の手段に出た。食を絶ってハンストに入らざるを得なかった。話し合いするために2年以上韓国内を駆け回り、最後はハンストの選択しかないのか。韓国の労働者をどこまで瀬戸際に追い詰めるのか!サンケン電気に解決する責任がある。陰に隠れている場合ではない、直ちに話し合いに応じなければならない!市民のみなさん、サンケン電気に電話をしてください!皆さんからもサンケン電気に話し合いをするよう働きかけをしてください!日本のみなさん、決して忘れない!今日一日、辛い闘いだが、共に闘いましょう!闘争!」

韓国からの熱いアピールが続いた後、ノレの会、ゆいの会の仲間が『明日を信じて』『アリラン』の歌で、ハンストに突入した韓国の仲間を激励。最後に明大生協労組の仲間の発言で締めくくり、池袋に向かう。

≪6月23日正午 池袋東京事務所ビル前「私たちはサンケン電気との闘いに決着をつける闘いを始めた!」≫

南池袋のサンケン電気東京事務所の入る藤久ビル前で昼休み集会。最初に支援する会の渡辺共同代表、埼玉市民の会の仲間が発言。

韓国サンケン労組のキム・ヒョンガン事務長からオンライン・アピール。「日本の仲間のみなさんに感謝します。闘いは新たな局面を迎えた。これまで、馬山で、ソウルのサンケン・コリア前で、LG電子の本社前でテントを立てて24時間の座り込みをしてきた。冬の寒さ、夏の暑さにめげずにテント籠城をしてきた。そしてサンケン電気との闘いに決着をつける闘いを始めた。サンケン電気と闘い続ける組合員が誇らしい!辛いこと、悲しいこともあったが、楽しいこともあった。ソウルの麻谷洞にあるビルにはサンケン電気の韓国での営業拠点サンケン・コリアが4階にあり5階にサンケン電気とLG電子の合弁会社APTCがある。これまでサンケン・コリアに出向いて、本社との話し合いを求めて要請書を渡す行動を続けた。しかしサンケン・コリアは全てドアが閉められ誰も出てこなかった。サンケン・コリアの社員と出会うこともあったが、誰も受け取らない。ある社員に手を払われて、私たちの思いの詰まった要請書が地べたに落ちた瞬間、悔しくて腹が立った。しかし手を出してはダメだと思いグッと堪えた。株主総会が刻々と近づく中で、全員がソウルに上京した。先週の金曜日17日にサンケン・コリアのあるビルのロビーに全員で座り込むと4階サンケン・コリアと5階ATPCの社員は一斉に早退した。私たちは事務所占拠を決意し、20日からフロアーに籠城をはじめ、それでもサンケン電気の対応が無いので22日からハンストに突入した。ハンストは初めてで、正直言って怖い。それでも最後の手段と思ってハンストを闘っている。サンケン電気は私たちの姿を正面から見るがよい!正直、事務所立て籠もりには法的処分もあり、ハンストには救急車で搬送される危険もある。私の妻も心配しているので、闘いが全て終わって勝利したら、説明しようと思う。なぜハンストまでするのか?私たちがサンケン電気との話し合いを求めているからだ。日本のみなさん、みなさんの闘いに支えられて、苦しい闘いに耐えています。みなさんも体調に気をつけて、一緒に頑張っていきましょう!闘争!」

オ・ヘジン支会長も続ける。「サンケン・コリア前のテント籠城を始めてから134日になる。しかしサンケン・コリアは全く私たちに対応しない。馬山の工場前のテント籠城からは715日になるが、誰も対応しようとしない。サンケン電気は、いまだに私たちを無視している。私たちは闘いのレベルを上げざるを得なかった。ビルのロビーに座込むと、4階のサンケン・コリアも5階の合弁会社APTCも全員が早退し、私たちの前に誰も姿を見せない。私たちには最後の選択しかなかった。合弁会社APTCの事務所を占拠し、ハンストに突入するしかなかった。ただ話し合いを求めるだけなのに、なぜハンストまでしないといけないのか!全く腹立たしい。市民のみなさん、話し合いを拒むサンケン電気に抗議の声をあげてください!」

二人の韓国の仲間の訴えを受けて、全労働者組合、韓国良心囚を支援する会全国会議、沖縄・一坪反戦地主会関東ブロックの仲間からリレートーク、24日のサンケン電気株主総会に出席する尾澤邦子さんから発言。尾澤孝司さんとの連名のサンケン電気経営陣への質問状の中身が紹介され、株主総会行動への結集が呼びかけられた。最後に藤久ビル7階・8階のサンケン電気東京事務所に向かってシュプレヒコールで木曜行動を締め括った。

支援する会ニュースNO.87(pdf)


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