
〔渡部通信〕10月15日号 :
明けない夜はない(84)<雨降って地固まる:市民と野党の共闘前
進>
*写真撮影=川島進
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政治の私物化とアベノミクスによる格差拡大を広げたアベ首相は、
昨年8月政権を投げ出した(二度目)。
アベ政治の継承を掲げたスガ首相は、
コロナ下での東京五輪を強行したが、
感染爆発と医療崩壊を引き起こし、
五輪終了直前の今年9月3日退陣を表明した。
いずれも自民党政権の行きづまりを表していた。
その後、「このままではいけない」と
アベの政治私物化やアベノミクスを批判していた
岸田氏が「新しい資本主義」なるものを掲げて
10月4日に首相になった。
そうして「ボロ」が出ないうちにと、急遽、
本日(14日)衆院解散、31日投開票という戦術をとった。
しかし、わずか10日も経たないうちに、
「ボロ」が出るどころか、
「化けの皮」が尽くはがれてしまったようだ。
そして「第三次アベ・スガ政権」などと呼ばれる始末である。
そうした中、本日18:00〜19:00、新宿駅東南口で、
「総がかり行動実行委員会」主催の宣伝活動が行われた(55人参加)。
そこでは、多くの方が岸田氏の姿勢後退・変質について
強く批判した。
一方、野党候補の一本化が進みつつあることも報告された。
8区の杉並1000人委員会のHさんは、
この間の8区の混乱について触れ、
吉田はるみさんに一本化できた教訓として
「ねばり強く活動を積み重ねてきた市民の力があったから、
いち早く行動できた。これまでの積み重ねが希望をもたらした。
<雨降って地固まる>となった」と語った。
また、共同センターのTさんは、
「野党は200選挙区で候補1本化がなされた。
選挙で勝利し、新しい政権を誕生させよう。」
と述べた。
さらに、21区(日野、立川、国立、国分寺など)では
野党統一候補を立てるために2年有余やってきて
大河原雅子さんに一本化できたことが報告された。
報告者(三鷹市議のSさん)は
都立病院の独立法人化にも触れ
三多摩地区などには400万人の人口に
都立病院は一つしかないとも述べ、
「自公政治はもう沢山だ。」
「10月31日は歴史的な日にしよう」
と締めくくった。
2015年の戦争法反対の闘い以来、
市民と野党の共闘が堅持されてきた。
そして今回、8区の混乱を解決したのは市民の力だった。
他の選挙区でも軋轢が生じた挙句、
同じようなことが起きているのではないだろうか。
であればそれは、きっと明るい兆しであろう。
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【僕、国歌歌わないもん】(石原慎太郎)
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