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武漢に軍用機を飛ばそうとした安倍首相

2020年01月30日 | 自衛隊・軍隊

    

 29日朝、中国・武漢から206人が政府のチャーター機(全日空機)で帰国したのに続き、30日未明、第2便(全日空機)のチャーター機が武漢に到着、同日中に約200人が帰国する予定です。帰国希望者は650人近くいたにもかかわらず、移送機の派遣をめぐって中国側との交渉が難航した背景には、安倍首相の驚くべき妄動がありました。

 「政府は当初、チャーター機2機、政府専用機2機を28日朝に出発させ、希望者約650人を一度に帰国させる案を検討した。関係者によると、中国の当局はチャーター機に乗り込む日本人や家族の出国管理を厳格に行いたいとして、今回1機だけを許可。…中国側は政府専用機の使用にも難色を示した。専用機は航空自衛隊が運航を担うため中国にとっては軍用機扱い。空自幹部は『武漢は日中戦争で日本軍に占領された経緯がある。中国は簡単に許可は出さない』と語る」(29日付沖縄タイムス)

 29日午前のJNNニュース(TBS系)も次のように伝えました。

 「当初の政府案は、チャーター機2機と政府専用機2機、合計4機を活用。日本政府が提示したスケジュールは、チャーター機15:30武漢空港発、チャーター機17:30、政府専用機18:30、政府専用機19:30。防衛省幹部は、安倍首相がチャーター機の派遣表明をした翌日、首相官邸などから政府専用機派遣準備の打診を受けたと明かした

 安倍首相が武漢の日本人移送を表明(26日夕)した時から、自衛隊機を使うのではないかと予測しましたが、案の定でした。
 航空自衛隊が運航を担う航空機は、中国にとってだけでなく、だれが見ても軍用機です。それを病気感染防止の移送(を口実)に他国に派遣するなど非常識も甚だしいと言わねばなりません。

 たとえば、「韓国政府は…武漢に足止めされている韓国人の帰国のため、30〜31日の両日間、チャーター機(大韓航空機)4機を投入することにした」(29日付ハンギョレ新聞日本語電子版)といいます。徴兵制を強いている韓国でさえ、軍用機の使用は控えています。これが常識です。

 自衛隊管轄の軍用機を飛ばそうとした安倍首相の妄動は、たんに非常識なだけでなく、折々の災難に乗じて自衛隊を使ってその“市民権”を拡大しようとする軍事志向の表れに他なりません。

 また上記記事によれば、政府は武漢が帝国日本軍によって侵略・占領された地であることを承知しながら軍用機を派遣しようとしたことになります。侵略戦争への反省のカケラもないと言わねばなりません。

 今回のことは、「国民」の生命擁護、平和に逆行する安倍政権の本質を示すとともに、自衛隊という軍隊の存在自体が日本市民の安全、アジアの平和・友好に反することを改めて示していると言えるでしょう。自衛隊が政府専用機を管轄している実態は直ちに改めさせなければなりません。


Created by sasaki. Last modified on 2020-01-30 14:31:35 Copyright: Default

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