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フツーの生活と仕事がしたい!〜自販機労働者が立ち上がる

動画(6分18秒)

 缶やペットボトルをトラックで運び「自動販売機」の詰め替え作業をしている労働者がいる。一日に2千本から3千本の量があり、労働時間は朝の5時から夜の9時があたりまえになっている。このままでは殺されてしまうと昨年「ジャパンビバレッジ」(サントリーグループ)と「大蔵屋商事」でユニオンが結成された。2月26日、月150時間を超える長時間残業の是正や未払い残業代の支払いなどを求めて統一の時限ストライキが行われた。スト突入者は10人。午後5時、東京・南砂町のスーパーに納品を終えてストライキに入った仲間を迎えて、路上で「ストライキ集会」が行われた。

 ジャパンビバレッジのメンバーは「ベンダー業界にはびこる悪習をなくしたい。組合ができて会社と対等に話ができ行動を起こせることは素晴らしいし重要だ」、大蔵屋商事のメンバーは「ストライキが会社だけでなく業界の労働環境改善の一歩になると思っている」と清々しい表情で語った。

 集会には東京東部労組などが応援に駆けつけ約50人が集まった。この日、集会の場で重大な決定があった。二つの労組が一緒になって「自販機産業ユニオン」を立ち上げたのである。応援に来ていた労働学者の木下武男氏(写真下)も「小さいながら日本で産業別労働組合が誕生したことは画期的なこと」とエールを送った。

 大蔵屋商事の組合立ち上げの中心になったメンバー(写真下)は、記者のインタビューに答えてこう語った。「私は30歳で子どもも去年できたばかり。長時間労働で辞めようと思ったが仲間を残して辞めることができなかった。偶然チラシをみて『総合サポートユニオン』を知った。辞めるのではなく自分が立ち上がってこの労働環境を変える道を選んだ。フツーの生活、フツーの仕事を取り戻したい」と。

 組合づくりをサポートした「総合サポートユニオン」の池田一慶さんは、短期間でストライキにまで至ったことに驚きながらも「まだまだ組合加入は広がると思う」と胸を張る。「労働者の意識が昔と変わってきた。どこに逃げても同じ労働条件だということがわかるようになった」。自販機産業ユニオンの今後の活躍が期待される。(M)

総合サポートユニオンHP


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