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若者の心揺さぶる「大久保製壜(せいびん)闘争」〜明治学院大学「映画・講演会」に大反響




東部労組の長崎 広です。

『人間を取り戻せ! 大久保製壜闘争の記録』上映・講演会が、6月17日午後3時から明治 学院大学(学内社会学会主催)で開催されましたので、アンケート回答内容も併せ報告し ます。 明治学院大学白金校舎2410教室の230名の席は、ほぼ埋まり、20代から80代と世代を超え た多くの方々、明治学院大学の学生と教員、レイバーネットや東部労組のブログや前日6 月16日号の週刊金曜日に載った「争議全面解決20年『大久保製壜闘争を語る』」を見てこ られた方も沢山いました。 午後3時から濱野一郎元教授が「相模原の悲惨な障害者虐殺事件を忘れていないか。だか らこそ今回の企画の意義は大きい」と述べ、長副委員長から、1975年当時の大久保製壜 所の様子や障害者酷使・虐待の実態は、160年前の資本論に書かれたイギリス資本主義社 会の資本家階級の姿・本性と瓜二つですと説明し上映に移りました。 上映された『人間を取り戻せ! 大久保製壜闘争の記録』は、2009年にビデオプレスによ り製作された40分の作品です。 参加者はみな教室の大画面に、真剣な面持ちで固唾をのんでみていました。42年前から始 まる大久保製壜闘争の最初のキリスト教会籠城闘争とそれに続く21年9ヵ月間の闘争記録 です。

長崎広 東部労組副委員長講演


上映に続いて講演が行われました。冒頭、大久保製壜所の御用労組の会議で会社を批判し た長崎ら健常者3名が会社から解雇され、30人の身体障害者と知的障害者名が休憩室に座 り込んで3人の解雇を撤回をさせた時のエピソードを紹介し、それまで障害者を同情と哀 れみの対象として見ていた自分が、いかに間違っていたか。逆に障害者の仲間の力で私た ちの解雇が撤回され生活が守られた当時を思いだし涙ながらに報告しました。 仲間は素晴らしい

 また、21年9ヵ月の闘いの中で勝ち取った多くの労働条件の改善項目を紹介しつつ、「特 に強調したいことは、昨日まで『バカ』『バツプ』『生きたロボット』『ビッコ』『子供 』と呼ばれた仲間たちが、あれほど横暴な会社に立ち向かい、ありとあらゆる考えられる 全ての労働組合攻撃、階段の上から蹴られ、殴られ、村八分・デマ・不当配転・覚せい剤 謀略犯罪等の攻撃を受けながら、たった8名に切り崩された支部が、半年後には6名、また 数年後には8名・・・・ついに御用労組組合員の青年22名と団結し、最後には職場で過半 数を取り、勝ち取ったものです」「仲間は本当に素晴らしい力を持っています」と訴えま した。
よってたかって闘われた大久保製壜闘争

 素晴らしいのは大久保製壜所の労働者だけではありません。職場で歯を食いしばって頑張 っている支部を21年9ヵ月も支え続けた家族、東部労組、地域の仲間たちも本当に素晴ら しい。いつも励ましてくれる地域の被差別部落のおじさん、おばさん。水道労働者、清掃 労働者、小卒・中卒の東部労組組合員、キリスト者、福祉施設・保育園職員、弁護士、学 生、区役所労働者・・・・全国の闘う労働組合・市民も21年9ヵ月という長い長い闘いを 支え続けた仲間たちがどんなに素晴らしい力を持っているか。
真剣に闘おう!


 今、ストライキや労働争議がまるで不幸であるかのように主張する労働組合リーダーやオ ルグがいます。団体交渉の席で経営側に怒鳴る事などとんでもない。経営者をリスペクト すべきだと主張します。過去の先輩たちの偉大な闘争を「あんな悲劇は二度と起こしては ならない」と堂々と言い放ちます。同僚が200時間もの時間外労働で過労死で殺されてい るというのに、「過労死した労働者の自己管理が足らなかった」という労組幹部もいます 。 私たちは、大久保製壜闘争の杉田さんのように「真剣」に闘うべきです。本気で真剣に怒 ろうと訴えました。映画では「階級的憎しみ」と言っています。 虐待・酷使・差別の全国化、大久保製壜の全国化

 今、東部労組とNPO法人労働相談センターに寄せられる労働相談は年に約8千件あります。 そのうち40%がいじめ・パワハラ・辞めさせてくれないです。すかいらーくやワタミの長 時間労働やパワハラで殺された労働者と家族。206時間もの残業させられ一円も残業代を 出さない固定残業代の会社・・・・かつての大久保製壜の全国化です。虐待・酷使・暴力 は今やあらゆる職場で日常的に起きています。 搾取と抑圧のあるところ、仲間は必ず立ち上がる!

 全国で仲間たちが立ち上がってきています。今は数は少ないけれど、大久保製壜闘争と同 じ闘いが繰り広げられています。ありさんマークのたった一人の青年、北海道でも北九州 でも大阪でも理不尽な差別に抗して立ち上がっている仲間がいます。メトロコマース支部 もそうです。彼ら彼女たちは本当に日本のマルチンルーサーキングなんだと思います。 天達忠雄教授から学ぼう!

 明治学院大学には、天達忠雄教授という大先輩がいます。戦争中は治安維持法違反で思想 犯として長年獄につながれ釈放されたのは終戦後2ヶ月も経った後です。戦後も天達忠雄 教授は、当時の生活保護が憲法違反だと国家と真っ向から闘った朝日訴訟闘争を、結核患 者朝日茂さんのたった一人の闘いから何十万何百万の大衆闘争にしました。 私たちの闘いも今は少数です。しかし、朝日訴訟闘争も大久保製壜闘争もそうであったよ うに、皆の頑張りで、みんなの闘いに転化しようではありませんか。 ******************************************************************** 参加者アンケート感想 <映画をみて>

●当時の状況が、かくも映像にしっかり残されていることに感動しました。杉田さんの親 を前にしての訴えに感動しました。 ●感動的な映画でした。いろんな所でやって下さい。 ●この映画をもっと広く周知してください。 ●労働組合を切りくずしにきた親に向かう杉田さんの発言に心が震えた ●心が震えた。 ●素晴らしい映画でした。 ●ドレイから人間の叫びを聞いて身震いした。闘っている人は美しい。闘いの中で若者の 心は美しくなっていく。 ●「仲間を大切にしよう」の杉田さんの言葉が印象的でした。 ●前から気になっていたので、見られてよかった。 ●記録映像に感動しました。勇気をありがとうございました。 ●杉田さんの一言一言が胸に響きました。 ●杉田さんの言葉に胸が震えました。 ●障害者の方々の心からの叫びに頭が下がります。よくぞ皆さん団結が継続したと思いま す。 ●団体行動権、一度やってみたい。 ●よく全面解決を勝ち取りました。すごいことだと思う。いつの間にか労働組合が少数弱 体になってしまったのは何故かと考えさせられた。 ●立ち上がった方たちの力を感じた。まぶしく感じた。 ●生きた言葉に心を揺さぶられた。 ●大変な歩みを闘い通した皆さまに感動しました。 ●障害者と健常者が一つになって闘っている姿に驚きました。あきらめない事を教えられ た。 <講演を聞いて>

●長崎氏の講演中の涙が全てを物語っているように感じました。真実の姿を学ぶことが出 来ました。今なお、現実の労働者の置かれている状況はひどいということです。叫びをあ げなければならないことを痛感します。長氏の生きざまに敬意を表します。 ●長崎さんの生き方にふれ、感動しました。現在闘っている労働者の存在を知り力づけら れた。 ●少しもぶれずにやりとげられたのは、仲間がいたからからなのですね。孤軍奮闘でなか った事を始めてしりました。 ●仲間に助けられ、自分が変わっていく姿に感動しました。 ●講演を聞いて胸を熱くした自分を忘れないでいようと思った。 ●明るく、実践に裏付けられた、まれにみる<原点>の講演でした。ありがとう元気をもら いました。 ●今から自分のできる事をやっていきたい。 ●「知」より学ぶべきことがたくさんあることを知った。 ●理不尽な事に、勇気を持ってかかわっていかないといけないと思った。 ●「怒り」が腹にあることが伝わりました。職場の仲間と繋がる事が大切と思いました。 ●団結「仲間」という言葉に光があたる講演に感動。 ●日本にブラック企業が横行しているのがよくわかります。なんとかしなければなりませ ん。大久保製壜闘争、朝日訴訟、天達先生に学びましょう。 ●長崎さんたち3人の解雇に障害者が立ち上がった話は感動的でした。 ●障害者を助けようと入社したのに、救われたのは障害者からという話に感銘。大久保製 壜だけでなく、現在の労働問題の話もよくわかりました。 ●組合に入らなかった人が、こちら側に変わっていった話が印象的でした。労組つぶしは 昔から激しくあったのかという感想。 ●職場の中に一緒に闘ってくれる仲間がいれば心強いと思いました。労働組合やユニオン に加入しておくことも必要だと思いました。 ●仲間と闘い続けることの大切さをしりました。 ●闘わなければ現実を変えられないと思いました。 ●大久保製壜の闘いが、現在の若い人々に、繋がる事が沢山ありますね。ありがとう。 ●現在また深刻な労働問題があることを知らされました。 ●自分と人とのつながり、団結が全てだと痛感。 ●こういう会を開催された貴学会が素晴らしいと思います。 →DVD『人間を取り戻せ! 大久保製壜闘争の記録』はこちらから購入できます。
http://vpress.la.coocan.jp/okubo.html

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