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投稿者: ピリカ全国実・関東グループ

10.16 アイヌ民族遺骨をコタン(郷土)に返そう ― 改憲と戦争に抗して ―

日時 10月16日(日)13時開場
会場 渋谷区地域交流センター新橋 渋谷区恵比寿1−27−10 
https://www.city.shibuya.tokyo.jp/est/koryu/koryu_shinbashi.html
     JR山手線恵比寿駅・東京メトロ日比谷線恵比寿駅下車10分
講演 川村シンリツ・エオリパック・アイヌさん(プロフィール参照)
    海原剛さん(北大人骨事件真相究明緊急会議)
主 催・「北方領土の日」反対!「アイヌ新法」実現!全国実行委員会
    (略称・ピリカ全国実)・ 関東グループ
協 賛・東大のアイヌ民族遺骨を返還させる会
資料代・1000 円

【 川村シンリツ・エオリパック・アイヌさんプロフィール 】
 1951年旭川市近文コタンに生まれる。「シンリツ エオリパック アイヌ」は、おばのユ
ーカラ伝承者の故砂沢クラさんが命名。「先祖を大事にする人」という意味。26歳で川村
カ子トアイヌ記念館館長になる。1985年、旭川では28年ぶりのイオマンテ(熊送り)を行
う。旭川アイヌ語教室やチカップニアイヌ民族文化保存会などの活動の中心的存在。現在
、旭川アイヌ協議会会長。『アイヌ民族の団結と権利奪還にむけた共同宣言』(2013年9
月)のよびかけ共同代表。

「民族共生象徴空間」の欺まんを弾劾しよう
 安倍政権は、いよいよ改憲を進め戦争国家へと私たちを統合しようとしています。そう
した国家政策の大きな柱として、「アイヌ政策」では「民族共生象徴空間」(国立アイヌ
民族博物館や「慰霊・研究」施設)建設を進めようとしています。白老町に建設予定の「
民族共生象徴空間」は、日本の先住民族・アイヌ民族の先住権・自決権など民族としての
諸権利を無視して、ただ「アイヌ文化」保存に切り縮めたものです。「慰霊・研究」施設
(正式名称未定)には、全国の大学が略奪した遺骨と副葬品が、何の謝罪も賠償もないま
ま一括集約されます。安倍政権は、長年の遺骨問題に「決着」をつけ、同化完了を宣言し
ようとしているのです。しかし、多くのアイヌ民族は白老への一括集約ではなく、コタン
(郷土)への返還を求めています。

12体のアイヌ民族遺骨、浦河町杵臼の共同墓地に返還する
 1930年代、北大医学部(山崎春雄や児玉作左衛門)は浦河町杵臼の共同墓地から多くの
アイヌ民族遺骨を略奪しました。この遺骨をコタンに返せと小川隆吉さん等が北大を訴え
ていた裁判は、今年3月25日「和解」となりました。この「和解」は、北大の謝罪や賠償
がないとはいえ、個人が特定されない遺骨も、アイヌ民族有志団体「コタンの会」への返
還を認めたもので、安倍政権・アイヌ政策推進会議による遺骨返還の「ガイドライン」(
個人が特定された遺骨のみ、祭祀承継者に返還する)を打ち破る画期的なものです。12体
の遺骨は7月17日、杵臼コタンの土に再埋葬されました。

「民族共生象徴空間」の欺まんを弾劾しよう
 安倍政権は、いよいよ改憲を進め戦争国家へと私たちを統合しようとしています。そう
した国家政策の大きな柱として、「アイヌ政策」では「民族共生象徴空間」(国立アイヌ
民族博物館や「慰霊・研究」施設)建設を進めようとしています。白老町に建設予定の「
民族共生象徴空間」は、日本の先住民族・アイヌ民族の先住権・自決権など民族としての
諸権利を無視して、ただ「アイヌ文化」保存に切り縮めたものです。「慰霊・研究」施設
(正式名称未定)には、全国の大学が略奪した遺骨と副葬品が、何の謝罪も賠償もないま
ま一括集約されます。安倍政権は、長年の遺骨問題に「決着」をつけ、同化完了を宣言し
ようとしているのです。しかし、多くのアイヌ民族は白老への一括集約ではなく、コタン
(郷土)への返還を求めています。

12体のアイヌ民族遺骨、浦河町杵臼の共同墓地に返還する
 1930年代、北大医学部(山崎春雄や児玉作左衛門)は浦河町杵臼の共同墓地から多くの
アイヌ民族遺骨を略奪しました。この遺骨をコタンに返せと小川隆吉さん等が北大を訴え
ていた裁判は、今年3月25日「和解」となりました。この「和解」は、北大の謝罪や賠償
がないとはいえ、個人が特定されない遺骨も、アイヌ民族有志団体「コタンの会」への返
還を認めたもので、安倍政権・アイヌ政策推進会議による遺骨返還の「ガイドライン」(
個人が特定された遺骨のみ、祭祀承継者に返還する)を打ち破る画期的なものです。12体
の遺骨は7月17日、杵臼コタンの土に再埋葬されました。              
 

先住権・自決権を明確にした「アイヌ民族法」を制定しよう
 「慰霊・研究」施設は、当初2017年完成予定が、一括集約・遺骨研究反対の声の広がり
もあり2018年以降に先送りされ、また最近、安倍政権・アイヌ政策推進会議は、遺骨研究
について「アイヌの同意を得られないもの」などを研究対象とすることは問題があるなど
としていますが、研究実施の立場は一貫して変わっていません。一方、安倍政権は生活・
教育支援を目的とする「新法」制定に着手、とされていますが、アイヌ民族の権利を保証
するものではなく、現行のアイヌ文化振興法の焼き直しに過ぎません。民族の主権を担保
する「アイヌ民族法」こそ制定しなければなりません。
 私たちは、「慰霊・研究」施設建設に反対し、あくまでもコタンへの返還を要求して、
特に東大への追及を粘り強く続けていきたいと思います。アイヌ民族が侵略され主権を奪
われて久しい今、日本国家によるコタン破壊、遺骨略奪への謝罪と賠償をかちとり、コタ
ンへ返還させることこそアイヌ民族復権の、そして私たち日本人の主権獲得の第一歩だと
思います。

開拓史観を弾劾し、2018年・天皇出席の「北海道150年」式典反対の声をあげよう
 2018年には「北海道150年」、「明治150年」式典が目論まれています。さらに「
民族共生象徴空間」開設予定の2020年は東京オリンピック・パラリンピック(予定)と重
なります。改憲を通じた国家体制の大転換、戦争国家への人民統合に対して、最も差別さ
れ抑圧されている被抑圧民族・労働者人民こそが起ちあがらなければなりません。2017年
7月には札幌で、北大、東大、京大、大阪大4大学合同の遺骨返還要求集会とデモを予定
しています。さらに、開拓史観を弾劾して「北海道150年」式典反対行動に取り組みま
す。多くの皆さんの参加・賛同を呼びかけます。             (2016.9.1
6)  

2016年 秋のアイヌ民族交流ウィーク・スケジュール
10月16日(日) アイヌ民族遺骨をコタン(郷土)に返そう
         ―改憲と戦争に抗して―(表面参照)
10月18日(月) 東京賢治シュタイナー学校で授業(非公開)
10月19日(水) 埼玉大学で講義(非公開) 

※2016年秋のアイヌ民族交流ウィーク賛同金は個人1口、1000円/団体1口、3000円
          [個人として]( 口) (    円)
          [団体として]( 口) (    円)
※賛同名の公表について 
  [可・不可](どちらかに○をつけて下さい)
※お名前/団体名
 御住所/電話番号/メール

※お振込は振り込み用紙でお願いします。
  (加入者名・ピリカ全国実関東 郵便振替口座番号・00100-8-77543 )
※連絡先住所は、渋谷区恵比寿4-19-5ホワイトハイツ鈴木103ピリカ関東グループ 
        TEL&FAX 03-3446-9058  

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