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反ヤスクニキャンドル行動 in ドイツ〜5月7日にスタート

 戦後70年、東アジア4地域による反ヤスクニキャンドル行動10年を記念して、今年のキャンドル行動はドイツ(ベルリン・ハイデルベルク)で開催されることになった。日本と韓国、そしてドイツ現地の市民団体の共同企画で実現した今回の行動は、5月8日のドイツ敗戦70年記念行事に合わせて、その前後にシンポジウムやキャンドル行動が行われる。

 5月7日(木)の第一日目には、「靖国神社にあるドイツの樫の木〜戦後70年、そして東アジアと欧州の過去を覆う長い影」をテーマにシンポジウムが開催された。

 午前中に「靖国の英霊たちー強制徴兵から強制合祀まで」(現地時間午前10時〜12時)セクションで、ドキュメンタリー映画『あんにょん・サヨナラ』(2005年制作、110分)を上映し、その後靖国に家族が合祀されている韓国側のイヒジャさん、日本側の菅原龍憲さんの遺族証言と討論が行われた。

 午後には、「アートの中の靖国神社」セクション(14時〜15時)で、韓国の民衆芸術家ホン・ソンダムさん(写真左)が靖国をテーマとした主な作品を取り上げながら靖国神社が持っている象徴性の矛盾について、歴史的な側面から現在の構造的な問題まで説明を行った。ホンさんは、現在ベルリンで「禁止 ー民主国家における統制と検閲」(VERBOTENE BILDER - Kontrolle und Zensur in den Demokratien Ostasiens)展を開催中(2015年4月18日〜6月14日)である。

 シンポジウム1「靖国とドイツ」セクション(午後15時〜17時)では、辻子実さん(日本キリスト教協議会、NCCJ)が「ドイツと靖国神社」のテーマに、安倍首相の鎮霊社参拝の批判と、1965年ドイツ海軍が靖国神社を参拝したとき、ドイツから樫の木を持って来てラベー海軍栄誉記念碑の隣に植樹している問題を提起した。韓国側のイジェスンさん(建国大学教授)は、「靖国と罪の政治」のテーマに、靖国神社に東北アジアの平和を威嚇する施設であり、戦争と植民地支配に対する罪の政治を認め、軍国主義としての靖国が解体されたときこそ、ドイツのNeue Wacheのような別の追悼モデルを考えることが可能だと主張した。

シンポジウム2「靖国と欧州の関係」セクション(午後18時〜20時)では、ソスン(立命館大学)さんの基調講演と、ジルヴィア・コッティング・ウール(同盟90・緑の党議員、独日議員連盟会長)、トビアス・プフリュガー(左翼党副代表)、日本の学者などが討論会に参加した。この討論会では、ドイツと日本の戦後の過去清算の経緯から未解決の課題、アジアとヨーロッパにおける置かれている相互の立場を含めて幅広く鋭い両国の現状分析が行われた。特に、ヤスクニを通じて日本とドイツの闇が深く繋がっている構造的な問題を共有していることができたのは、大きな成果であった。

シンポジウムの後には、コリアンレストランで、主催側と参加者の交流会が行われ、今後も靖国神社問題を媒介に欧州とアジア市民の平和連帯を決議した。(報告=李)

報告2日目


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