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石川源嗣のコラム : 歴史修正主義を軽視するな! | ||||||
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東部労組の石川です。 東部労組機関紙2014年11月号のコラム<二言三言>に下記の文章を掲載しました。 <二言三言>2014年11月号 歴史修正主義を軽視するな! 最近本屋に行くと、週刊誌であれ月刊誌であれ、朝日新聞たたきとともに、「従 軍慰安婦」や南京事件がトップを飾っている。 たとえば、直近の週刊新潮は<(朝日新聞は)性懲りもなく「慰安婦」虚報 を矮小化>であり、週刊文春は<本多勝一×藤岡信勝「南京30万人大虐殺」の 真実>である。 彼らの主張に何ら新しいものはない。使い古され、論破されてきた二番煎じ に過ぎない。 たとえば「慰安婦」問題でいえば、吉田証言がウソであったこと、強制連行 がなかったことを主張すれば、「慰安婦」問題のすべてがなくなるのか、という ことにつきる(<二言三言>2014年9月号)。 南京事件でいえば、当時虐殺に直接手を下した福島・会津若松「歩兵65連隊」 の下級兵士の「陣中日記」に出てくる連日何千、何万の中国人を殺した記述を どう説明するのかを聞きたい(同2008年4月号)。 「客観的な歴史学の成果を無視し、自らに都合の良い過去は誇張や捏造した り、都合の悪い過去は過小評価や抹消したりして、自らのイデオロギーに従う ように過去に関する記述を修正する」ことを歴史修正主義という。彼らのやっ ていることは歴史修正主義そのものである。 彼らには歴史の真実を直視する度胸がないのだ。「日本人がそんなことをした のを認めるわけにはいかない」という結論ありきからだけの発言であって、歴 史的事実を究明した上での結論ではないし、究明の必要性も感じていない。 「慰安婦」問題、歴史修正主義はいまや、週刊誌などがあおる中、札幌にあ る北星学園大に、従軍慰安婦問題の報道に関わった元朝日新聞記者の非常勤講 師の解雇を要求する脅迫状などが届き、当人には自殺するまで追い込むとの執 拗な個人攻撃が続いている。断じて見過ごすわけにはいかない。 彼らの目的はここにある。歴史事実なんかはどうでもよい、デマでもウソで も、それを使って実害を与えて黙らせればよいのだ。もの言えぬ窒息社会を作 ることが目的だ。 歴史修正主義の大キャンペーンで「戦争をする国」を強化する、特定秘密保 護法、集団的自衛権と一体となった攻撃である。 だから歴史修正主義による歪曲を軽視してはならない。 一つ一つのデマを粉砕し、東アジアの平和と労働者・労働組合の連帯をかち とらねばならない。(石) *いままでの<二言三言>は東部労組ホームページで読むことができます。 http://www.rodosodan.org/toburoso/hutakoto.htm Created by staff01. Last modified on 2014-11-14 14:42:40 Copyright: Default |