本文の先頭へ
LNJ Logo デモクラシー・ナウ!情報〜NSA盗聴関連の一連の報道
Home 検索
 




User Guest
ログイン
情報提供
News Item 1397560772119st...
Status: published
View


☆今日のニュースでは、NSA盗聴関連の一連の報道でガーディアン紙とワシントンポ
スト紙がピュリツァー賞を受賞したと報道されています。

http://www.theguardian.com/media/2014/apr/14/guardian-washington-post-pulitz
er-nsa-revelations

ガーディアン紙の報道の中心だったグレング・リーンウォルドとローラ・ポイントレ
スは先週、米国のジョージ・ポーク賞を受賞したところです。

ちょうど一年ほど前に始まったエドワード・スノーデン氏による内部告発によって、
米国の諜報機関の違法活動に対する世界の目が変わりました(日本はどうか分かりま
せんが)。二人は米国人ですが、このとき香港に行って以来、米当局の捜査を恐れて
米国に帰国することができませんでした。今回の受賞でようやく帰国することができ
たそうです。この一連の報道を伝え続けてきたデモクラシー・ナウ!の素晴らしさを
実感します。(月曜日のデモクラシー・ナウ!をご覧ください)。

http://www.democracynow.org/2014/4/14/this_award_is_for_snowden_glenn


*************************************************

     今週の お勧めトピックス(英語のみ) 

**************************************************

○化石燃料からの投資撤収にはずみ: ハーバード大学教授陣、デズモンド・ツツが
行動を呼びかけ

http://www.democracynow.org/2014/4/11/momentum_on_fossil_fuel_divestment_gro
ws

化石燃料企業からの投資撤収運動にはずみがついています。10日、南アフリカのデズ
モンド・ツツ大司教は化石燃料企業が、気候変動の進行に寄与しているとして、同業
界に対し、アパルトヘイトに対して用いたのと同じ手法のボイコットと投資撤収運動
を呼びかけました。一方、ハーバード大学の教授陣のうち100名近くが、石油、ガ
ス、石炭企業の利権を売却するようアイビーリーグに呼びかける公開文書を発表しま
した。「企業が投資撤収を『政治的』とみなすとしたら、現行の企業活動に資金を与
え、そこから利益を計算する投資の継続も、同様に政治的な行為です。アパルトヘイ
トと喫煙の害毒同様、かつては奴隷制も投資がかかわる問題でした」と、教授陣は述
べています。ハーバード大学は、米国の大学で最大の基金を有し、その額は320億ド
ルに及びます。ハーバード大学の化学および地球と惑星科学教授のジェイムズ・アン
ダーソンに話を聞きます。化石燃料産業からの投資撤退をハーバードに促す書簡に署
名した教授の一人で、気候変動とオゾン喪失とのつながりを明らかにする画期的な研
究をなしとげた学者です。また、気候変動に取り組む団体、350.org共同創設者、
ジェイミー・ヘンも番組に参加します。


○『危険と暮らす日々』:ジェームス・キャメロン、マット・デイモン、ハリソン・
フォードが登場する気候変動TVシリーズ

http://www.democracynow.org/2014/4/11/years_of_living_dangerously_james_came
ron

ケーブルテレビ局Showtimeの新番組は、ハリウッドの俳優たちと受賞歴のあるジャー
ナリストたちを起用し、気候変動の問題を超大作映画なみのドラマとサスペンスに満
ちた生き生きとした作品に仕立てています。Years of Living Dangerously (『危険
と暮らす日々』)と題したこのシリーズで、ハリソン・フォードはインドネシアに旅
し、ヤシ油業界を調査します。アーノルド・シュワルツェネッガーは、荒野の消防士
のエリート消防団に加わります。マット・デイモン、ジェームス・キャメロン、ジェ
リー・ワイントラウブなどのハリウッドの著名人が、ハイディ・カレン、ジョー・ロ
ム、ジェームス・ハンセンなどの一流レポーターや主要な気候変動科学者たちとチー
ムを組み、気候変動の影響を被っている人々の本当の物語を語ります。『危険と暮ら
す日々』の主任科学アドバイザーで、「クライメート・プログレス」の創設編集者で
もあるジョー・ロムに話を聞きます。


○『イマジン:社会主義国の米国での暮らし』:より良い民主主義、資本主義の無い
世界を構想する新著

http://www.democracynow.org/2014/4/11/imagine_living_in_a_socialist_usa

番組の締めくくりでは、新刊Imagine: Living in a Socialist USA(『イマジン:社
会主義国米国で暮らす』)を取り上げます。同書には、マイケル・ムーア、アンジェ
ラ・デイビス、フランセス・フォックス・ピベン、マーティン・イスパーダ、リッ
ク、ウルフ、そしてデモクラシー・ナウ!の共同司会者フアン・ゴンザレスなど大勢
の著名な人々によるエッセーが収められています。いくつかの世論調査では18歳から
29歳のアメリカ人は「社会主義」ということばに「資本主義」という言葉より好意的
な反応を示すという結果が出ているそんな今、この本が出版されました。この本の共
同編集者は、伝説的なブックエージェントのフランセス・ゴールディンで、60年以上
も出版業界で仕事し、6月に90歳になる人物です。1951年、27歳だったゴールディン
は、W.E.B.デュボイスが党首だったアメリカ労働党の候補としてニューヨーク州上院
に立候補しました。ゴールディンの共同エディターの一人、マイケル・スミスも番組
に参加します。スミスは、ニューヨーク市の弁護士で、憲法上の権利センターの役員
でもあります。


○   ウォール街の「土地強奪」 賃貸住宅の買い集めと住民の追い出し 新たな住宅
危機を招くか


http://www.democracynow.org/2014/4/10/wall_streets_land_grab_firms_amass

プライベート・エクイティ投資会社「ブラックストーン・グループ」(Blackstone
Group)は、いまや米国最大の1世帯向け賃貸住宅オーナーです。同社はアトランタ
で、一日のうちに1400件にも上る物件を購入しました。こうしたプライベート・エク
イティ投資会社は賃貸住宅市場で大きなシェアを獲得する一方、大手銀行と組んでそ
れらの賃貸住宅を証券化し「レンタル・バックト証券」(rental-backed
securities)と呼ばれる新たな金融商品をつくり出しています。これは前回の金融危
機の一因となった「不動産担保証券」(mortgage-backed securities)を連想させま
す。この新たなプライベート・エクイティ賃貸帝国は、次の住宅危機を誘発しないで
しょうか? A Dream Foreclosed: Black America and the Fight for a Place to
Call Home(『差し押さえられた夢:黒人のアメリカと、「マイホーム」を手にする
ための戦い』)の著者ローラ・ゴッテスディーナーに話を聞きます。ゴッテスディー
ナーは、この賃貸物件の大量購入を「土地の強奪」の一種だと言います。ニューヨー
ク市の賃貸市場に焦点をあてたゴッテスディーナーの最新記事では、反対派が呼ぶと
ころの「略奪エクイティ」の一例を取り上げています。大企業は家賃値上げのために
既存の借家人を追い出そうとして不正な手段を用い、住人はそれに抵抗しています。
また、住宅差し押さえの被害者のひとりベンジャミン・ウォーレンにも話を聞きま
す。彼は近年のニューヨーク市では最大規模の住宅差し押さえで住居を失った42軒の
建物に住んでいた1600家族のひとりです。


○ 潰された虫けらじゃない  パキスタンの子どもの巨大写真で米無人機操縦士に
立ち向かうアーティスト

http://www.democracynow.org/2014/4/10/not_a_bug_splat_artists_confront

無人機攻撃への反対運動の一環として、数名のアーティストと村民が、パキスタンの
平原に広がる、小さな子どもの顔を描いた巨大なバナーを公開しました。企画者によ
れば、この女の子は両親と幼い兄弟を、米の無人機攻撃により亡くしました。この女
の子の写真は、衛星写真でも確認可能なほどの大きさがあります。「潰れた虫けら
じゃない」(Not a Bug Splat)キャンペーンは、パキスタン人と米国人および、JR
というフランスのストリート・アーティストが協力して実現しました。プロジェクト
名の由来は、空爆による破壊のコンピュータ・シミュレーションを作成する軍のソフ
トウェアです。シュミレーションの結果がウィンドシールドに貼りついた潰れた虫の
死骸のように見えるそうです。でもこれからは、無人機操縦士は自分を見つめる少女
の顔を目にすることになります。同プロジェクトの共同創設者で医者のアカシュ・ゴ
エルに話を聞きます。

○インドは全体主義への道を歩むのか?アルンダティ・ロイが語るコーポラティズ
ム、 国家主義 世界最大規模の選挙

http://www.democracynow.org/2014/4/9/is_india_on_a_totalitarian_path

    世界で最も大規模な選挙がインドで始まりました。本日は一時間、インドの小説
家でありエッセイストのアルンダティ・ロイに話を聞きます。およそ8億1500万人の
インド国民が投票権を持ち、この結果は五月に発表されます。インドでも最も有名な
著者の一人であり、最も手厳しい評論家でもあるロイは新著のCapitalism: A Ghost
Story (『資本主義:ゴースト・スーリー』)で、インドの変わりつつある政治勢力
を偵察し、グローバル化される資本主義が、貧富の格差を広げ、レイシズムを悪化さ
せ、環境破壊を深化させていると語ります。「今回の選挙は大企業が誰を選ぶかとい
う選挙です。この国で最も貧しい人々に対して躊躇せずインド軍を配備して彼らを追
い出し、土地、河川、山々を大手鉱山企業に放出することができるのは誰かを決める
選挙なのです」とロイは述べます。彼女は『小さきものたちの神』で1997年のブッ
カー賞を受賞しています。他にもAn Ordinary Person’s Guide to Empire (『普通
の人のための帝国へのガイド』)」やField Notes on Democracy: Listening to
Grasshoppers(『民主主義フィールドノート:イナゴの襲来に耳をすまして』)など
多数の著書があります。


○ 大統領付き銀行家団:ノミ・プリンスが語る米政府と金融業会の癒着の知られざ
る歴史

http://www.democracynow.org/2014/4/8/all_the_presidents_bankers_nomi_prins

米国では貧富の格差が1928年以来最高になり、金融業界のボーナスは2008年の金融前
の水準に達しています。米政府と金融業界の知られざる癒着の100年の歴史を検証し
ます。新著All the Presidents’ Bankers: The Hidden Alliances That Drive
American Power(『大統領付き銀行家団:アメリカの権力を動かす隠された同盟』)
の中で、金融ジャーナリストのノミ・プリンスは少数の銀行家たちが米国で、この
100年間の金融、外交、国内政策の形成にいかに重要な役目を果たしたかを検証して
います。プリンスは、こうした関係が連邦準備制度の導入、大恐慌への対応、国際通
貨基金と世界銀行の設立といった出来事にどのように影響を及ぼしたかを点検してい
ます。現在は、公共政策団体「デモス」(Demos)の上級研究員であるプリンスは、
ベアー・スターンズとゴールドマン・サックスで重役を務め、それ以前はリーマン・
ブラザーズとチェース・マンハッタン銀行でアナリストをしていました。


○自由裁量権を与えるわけにはいかない:議員らが米国諜報機関の闇予算の公開を要
請

http://www.democracynow.org/2014/4/8/we_cant_just_give_a_blank

バーモント州選出の民主党下院議員ピーター・ウェルチは、オバマ大統領に大統領予
算案の中に、16の諜報機関それぞれのために要求する総額を含むことを義務づける超
党派による法案を推進しています。国家安全保障局(NSA)の内部告発者エドワー
ド・スノーデンによって暴露された文書をもとに、ワシントンポスト紙は、米国のい
わゆる「闇予算」が530億ドルで、過去10年で54%上昇したことを明らかにしまし
た。この文書はさらに、NSAが電話とインターネットの複数の企業の通信ネットワー
クに極秘にアクセスするために、こうした企業に1年間に何億ドルも支払っているこ
とを明らかにしました。ウェルチは、「国家安全保障の下院監視委員会」(the
House Oversight Subcommittee on National Security)のメンバーでワイミング州
選出の共和党下院議員シンシア・ルミスと共に「諜報予算透明性確保法」
(Intelligence Budget Transparency Act)を共同提案しています。「監督するには
何であれその予算について知っておく必要があります」と、ウェルチは言います。


○「米連邦議会に科学は存在しない」:ピーター・ウェルチ下院議員が語る共和党下
院議員らによる気候変動の拒絶

http://www.democracynow.org/2014/4/8/science_does_not_exist_on_capitol

最近、共和党の議員らは、米国の政府機関が気候変動について研究することを事実上
やめさせる法案に投票しましたが、そのことについてバーモント州選出の民主党下院
議員ピーター・ウェルチに意見を聞きます。この下院法案はアメリカ海洋大気庁
(NOAA)とその関連機関に、悪天候の予報には取り組むが、それらの原因の可能性の
ひとつである気候変動についての検証は行わないよう求めています。この投票は、国
連の最高気候変動パネルが、各国政府に対し、地球温暖化の悪化する影響への準備
と、さらなる悪化を防ぐための排出ガス削減を求める報告書を発行した直後に行われ
ました。「米連邦議会に科学は存在しないのです」と、ウェルチは言います。「我々
は事実が存在しない場所にいます」。ウェルチから、さらに、製薬会社への税金ばら
まきを廃止する彼の取り組み、米国内の原子力の将来、バーモント州および全米の地
方の過疎地域をむしばんでいるヘロイン問題の拡大について話を聞きます。


○米爆撃を誘発しかけたシリアの化学兵器攻撃 背後にトルコか セイモア・ハー
シュが暴く

http://www.democracynow.org/2014/4/7/sy_hersh_reveals_potential_turkish_role

昨年のシリア化学兵器攻撃の背後にトルコはいたのだろうか。ピューリツァー賞受賞
ジャーナリストのセイモア・ハーシュは新たに発表した記事の中で、昨年グータで起
きたシリア人数百人の死亡をめぐる情報機関内の議論について暴露し、この疑問を提
起しています。米国と国際社会の多くはアサド政権支持派の部隊を批判し、米政府は
もう少しでシリアを攻撃するところでした。しかし、ハーシュの暴露記事によると米
情報機関は、攻撃の数ヶ月前にトルコがシリアの反体制派にサリンガスを提供してい
ることを懸念していました──この情報はオバマ大統領が空爆を準備する中、一般に
公開されることはありませんでした。ハーシュに話を聞きます。


****** 掲示板 ********************************************

「日本国憲法第9条にノーベル平和賞を」という運動があります。最近、日本の市民
グループによる署名活動が実ってノーベル賞委員会に正式受理された新聞報道もあ
り、注目を集め始めたようです。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2014041202000112.html

最近来日したチョムスキー氏も、賛同してくれたそうです

http://www.eigokyoikunews.com/columns/global_business/2014/03/60.html

ただ、憲法そのものは受賞者になれないので、日本国民が受賞者ということになるの
ですが、そうすると推薦者は外国の人でないといけないそうです。海外の人を中心に
まだまだ働きかけが必要だそうです。


***************

デモクラシー・ナウ!は皆さんの協力で支えられています。あなたもぜひ、ご参加く
ださい。

Created by staff01. Last modified on 2014-04-15 20:19:32 Copyright: Default

このページの先頭に戻る

レイバーネット日本 / このサイトに関する連絡は <staff@labornetjp.org> 宛にお願いします。 サイトの記事利用について