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LNJ Logo 第25回多田謡子反権力人権基金賞、決定
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国労組合員の久下です。

  27年前に夭折した多田謡子弁護士の遺産をもとに、友人たちで運営
している多田謡子反権力人権基金が、第25回の受賞者を決定し12月
14日に受賞発表会を行います。文書を抜粋して転載いたします。たく
さんの方のご参加をお待ちしています。

  基金についての詳細は下記サイトでごらんになれます。

http://tadayoko.net

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1.第25回多田謡子反権力人権賞受賞者の決定

  2013年10月下旬の運営委員会において、13団体・個人の推薦
候補者の中から下記の方々が第25回受賞者に決定されました。受賞者
の方々には多田謡子の著作「私の敵が見えてきた」ならびに賞金20万
円が贈呈され、12月14日(土)の受賞発表会で講演していただきま
す。
● 原子力発電に反対する福井県民会議
    (集中立地県での原発反対闘争)
● 渋谷・野宿者の生存と生活をかちとる自由連合
    (野宿者など持たざる者の生存権のための闘い)
● ヘリパッドいらない住民の会
    (米軍ヘリパッド建設反対の闘い)

2.受賞発表会の開催

  受賞者の皆さんをお迎えして、12月14日(土)、東京・連合会館
において受賞発表会を開催します。受賞者の方々には講演をお願いして
います。本年も多数の皆さんのご参加をお待ちしております。 
 昨年までの会場「総評会館」は「連合会館」に名称が変わりました。
従来と同じ会場ですが名称が変更されていますのでご注意ください。

(1)日時  2013年12月14日(土)
            午後2時から5時まで
(2)会場  東京都千代田区神田駿河台3−2−11
            連合会館2階201号室(参加費無料)
            TEL 03-3253-1771
(3)議事  1. 活動経過報告
            2. 選考経過の報告
            3. 受賞者の講演

3.受賞者を囲むパーティー 
  
  受賞発表会の終了後、引き続き同じ会場で、受賞者を囲んで懇親会を
開催します。参加費は無料です。パーティーのみのご参加も歓迎いたし
ます。(午後5時から7時を予定)

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第25回多田謡子反権力人権賞受賞者選考理由

● 原子力発電に反対する福井県民会議
    (集中立地県での原発反対闘争)

 「原子力発電に反対する福井県民会議」は、開発中のもんじゅ、
ふげんを含め、計15基の原発が集中する原発集中立地県の福井に
おいて1976年に結成され、敦賀原発3、4号機増設反対運動で
は21万3千人の署名を集めて2000年まで増設計画を白紙化さ
せたこと、2003年、もんじゅ訴訟で日本の原発訴訟で初めての
住民側勝訴を勝ち取るなどの成果を上げてきました。
 福島原発事故後においてさえ原発の必要性を声高に唱え、大飯原
発を再稼働させた関西電力、敷地直下の活断層を原子力規制委員会
に指摘されながら廃炉に抵抗し続ける日本原電、電力会社に肩入れ
する現職知事と、今も原発推進勢力が幅をきかせる福井県は、現在、
原発再稼働の焦点となっています。
 原発集中立地県での37年に及ぶ闘いに敬意を表し、これからの
厳しい闘いへの期待と連帯の意思を込めて多田謡子反権力人権賞を
贈ります。
 

● 渋谷・野宿者の生存と生活をかちとる自由連合
    (野宿者など持たざる者の生存権のための闘い)

 渋谷・野宿者の生存と生活をかちとる自由連合(略称:のじれ  
ん)は、東京・渋谷を中心として、野宿者や失業者、生活困窮者、
不安定雇用労働者など、持たざる者をめぐる問題の現状とその背景
について、当事者と共に考え、共に活動している運動団体です。1
998年4月に結成されて15年になります。
 毎週土曜日、渋谷・美竹公園での共同炊事(炊き出し)、パトロ
ール(夜間巡回)、第1土曜日の医療・生活保護相談会などの日常
活動を行い、生活保護申請を支援し、野宿者に対する排除・追い出
しに対する闘いなどに取組んでいます。
 のじれんは今、生活保護法改悪、生活保護費引き下げなど、生存
権を脅かす政府の動きに抵抗する闘いと共に、東急電鉄による渋谷
駅地下の野宿者追い出し工事といった都市再開発を理由にした排除
策動に抵抗する闘いを押し進めています。最底辺で生きる人々、持
たざる者の生存権のための闘いに敬意を表し、反権力人権賞を贈り
ます。
 

● ヘリパッドいらない住民の会
    (米軍ヘリパッド建設反対の闘い)

 1996年の日米政府間取り決めにより、沖縄県北部のジャング
ル戦闘訓練センターの一部を返還するかわりに、国頭村高江に新し
いヘリパッド6カ所が建設されることになりました。ヘリパッドい
らない住民の会は、地元住民の反対の声を無視して、危険なオスプ
レイによる訓練施設が民家のすぐ近くにつくられること、貴重な自
然が破壊されることに反対して闘い続けてきました。
 2007年からはじまった住民の座り込みに対しては、工事が進
まないことを理由に、国が住民を訴えるという前代未聞の恫喝的な
訴訟が起こされ、裁判が続いています。
 豊かなやんばるの森を切り裂き、あたかも住民たちを標的にする
かのような戦闘訓練施設をつくろうとするアメリカ、日本政府に対
して、平和と自然と平穏な生活を次の世代に残すために、闘い続け
るヘリパッドいらない住民の会に連帯する意志を込めて、反権力人
権賞を贈ります。

Created by staff01. Last modified on 2013-11-05 17:47:26 Copyright: Default

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