本文の先頭へ
LNJ Logo 報告 : 鳥井一平「人身売買と闘うヒーロー」表彰を祝う会
Home 検索
 




User Guest
ログイン
情報提供
News Item 0920torii
Status: published
View


9月20日、移住労働者と連帯する全国ネットワーク事務局長で、全統一労働組合副委員長の鳥井一平さん(写真右)が、アメリカ国務省から「人身売買と闘うヒーロー」として表彰されたことの報告と祝う集いが都内で開かれ、200人を超える人々が参加しました。

受賞理由は、移住連が、これまでに1200人以上の研修・技能実習生制度のもとで働く労働者に対して、支援や電話相談を行ってきたこと、また外国人労働者を強制労働の状況に追い詰める技能実習制度の問題を、国内外の啓発活動やロビーイングキャンペーンで提起してきたことなどです。

鳥井さんは、6月19日、米国務省でケリー国務長官からヒーロー賞を受けたこと、また地域で人身売買の問題に取り組んでいるオハイオ州シンシナティ市を訪問したことなどを報告しました。そして、外国人研修・技能実習制度がどうして人身売買といわれるのかを、パワーポイントを使って説明し、たとえ賃金が支払われていても、この制度のもとにあることが人身売買だと話し、「労働者の基本的権利が守られるように」と結びました。

主催者を代表してあいさつした移住連共同代表の渡辺英俊さん(写真上)は「日本にはこのような賞はない。外国人技能実習制度が人身売買と認められた。これを機にもっと大きくこの問題を訴えていこう」と話しました。

移住連の仲間や、労働組合、研修生権利ネット、人身売買禁止ネット、弁護士、大学教授などなど、たくさんの方からのお祝いの言葉がありました。移住労働者からお祝いと感謝の花束を受け取った鳥井さんは、「労使対等が担保された多民族共生社会を共につくっていこう」と話しました。(尾澤邦子)


Created by staff01. Last modified on 2013-09-21 21:40:19 Copyright: Default

このページの先頭に戻る

レイバーネット日本 / このサイトに関する連絡は <staff@labornetjp.org> 宛にお願いします。 サイトの記事利用について