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LNJ Logo 入れ墨調査拒否者に懲戒処分を出させない取り組みを!
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なかまユニオン大阪職員支部の矢野幸一です。

大阪市の橋下市長による入れ墨調査拒否者に対する懲戒処分を
出させない取り組みへのご協力のお願い

2012年8月7日

なかまユニオン委員長 井手窪啓一

 大阪市は、大阪市職員の服務規律厳格化の一環として、全職員に対して「入れ墨に関する調査」を実施しました。この調査に対して、なかまユニオン大阪市職員支部の3名の組合員は「プライバシーに関わることであり、業務以外の命令に応じる義務はない」として、調査票の提出を拒否しました(全体で13名)。

ところが7月30日、拒否者に対して大阪市長橋下徹名の「警告書」が手渡されました。そこには「入れ墨調査拒否は地方公務員法に違反しており、懲戒処分の対象となる。直ちに本件調査への回答をされるように警告する」と書かれていました。この警告書によって7名の拒否者が調査票を提出し、残る拒否者は6名となりました。なかまユニオン大阪市職員支部の3名は、拒否を貫きました。

 大阪市は、今年の2月にも全職員に対して「労使関係に関する職員アンケート」を実施しましたが、このアンケートは思想良心の自由・労働組合の団結権等を侵害するとして日本弁護士連合会を始め多くの法律家や市民から社会的批判を受け、廃棄されました。今回の入れ墨調査も「職員アンケート」同様、憲法で保障された表現の自由を侵す明らかな違法行為です。また、この入れ墨調査は、市長命令への絶対服従体制を作るための踏み絵と脅しにその目的があると言わざるを得ません。

 しかるに橋下市長は、入れ墨調査拒否者に対して懲戒処分を行う構えです。こんな憲法違反の無法行為をまかり通らせてはなりません。

 つきましては、処分を出さないように大阪市(人事監察委員会)に対して市民の声(大阪市民以外の方も大歓迎)を伝えていただくようにお願いします。


《要請先》

電話 06−6208−7511(大阪市人事室)

FAX 06−6202−7070(大阪市人事室)

FAXの場合には、「人事監察委員様」あてにしてください(注)。

メール 大阪市のホームページ→ご意見・ご要望(市民の声)

(注)職員基本条例で、「職員の懲戒処分については、人事監察委員会の意見を聴かなければならない」となっており、この委員会で処分が決まるためです。

人事監察委員会については、大阪市のホームページ→市政→審議会情報→各種審議会等の4つめの大阪市人事監察委員会をクリックすれば、委員の経歴や議事録を見ることができます。

以上



Created by staff01. Last modified on 2012-08-07 10:44:55 Copyright: Default

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