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LNJ Logo 写真速報 :6/15「再稼働反対」本気の怒りの声!関西電力本店前に約600人つめかける(大阪)
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6/15 「再稼働反対」本気の怒りの声をきけ!雨の関西電力本店前に約600人つめかける

6月15日午後6時から、ツイッターなどで呼びかけられた関西電力本店前の抗議に約600人が詰めかけ、再稼働反対を訴えた。主催はTwitNonukes大阪、とめよう原発!!関西ネットワークなど複数のグループ。日が落ちて周囲が暗くなり始めると、夕暮れのなか、しだいに小雨が降りだしたが、傘をさしながら、続々と集まった人びとの「本気で止めたい」思いの訴えは続いた。この日、首相官邸前に11000人もの人が詰めかけたが、大阪・関西電力前での抗議にも人があふれた(写真)。

「16日にも、政府が再稼働最終決定」と報道されるなか、いま、声をあげるために駆けつけた人びとの本気さ、真剣さ、必死さには、気圧される。そこにあるのは、深い、深い、怒り。

関電「大飯原発再稼働」という危機的な現実への、「真の怒り」の気持ちだ。

「原発いらない」「原発いらない」「いますぐ廃炉」「再稼働反対!」「再稼働反対!」…雨のなか、声をあわせたコールはずっと続く。マイクが回って女性・若者・通行人などが次々に訴えた。「福島第一原発の事故はいまでも終わっていない」「再稼働は絶対に許せない」「関電労組のみなさん、訴えを聞いてください!」「大飯原発の安全は全く確認されていない」…。


マスコミのTVカメラがやってくると、騒然とする現場の抗議の声を、テレビで報道するように訴える若者たちがカメラ前に群れをなした。「テレビ局はきちんとデモを報道してください!」「なぜ報道しないんですか!」、みんな真剣だ。

↓マスコミのTVカメラに向かって訴える若者

「再稼働反対!」の強いコールはいつまでも続く。主催者が解散のアナウンスをしようとしたところ、それに異議を唱えるかたちで「再稼動反対!」のかけ声が高まり、数百人の人びとが門前に残り、その後2時間以上も自主的に大勢の人たちが声をあげ続けた。

8才の子ども連れで、高槻市から駆けつけた佐野宏美さん(放射能から子どもを守る会・高槻)は、「東電福島原発事故による放射能汚染は、いま、大阪の子どもたちにも深刻な内部被ばくをもたらしている。子を持った親しかわからない苦しみがある。すべての子どもの健康を返せ、子どもを殺すな!と、さけびたい。原発再稼働は殺人行為と同じ。財界の利益のための再稼働決定は決して許せない」と、記者の取材に答えて語った。

「原発安全神話」が崩れさった現在、民意を無視した関西経済界、自治体首長、政治家の決定への怒りは、原発事故同様、収束しない。この一年以上、原発に反対してきた人びとの熱い思いが、「本気」になったいま、新しい何かが始まるときのように思える。16日以降も、全国各地で、原発再稼働反対の行動は続く。

(報告・写真:木村ジョウ・レイバーネット関西報道部記者)

↓小雨の中の関電本店の周囲

↓同上

↓コスプレ?で訴える親子

↓夜が更けても人であふれている



↓現れたよみうりTVのアナウンサーと、TVカメラにアピールする若者






→※動画を準備中


Created by vein2. Last modified on 2012-06-18 00:53:23 Copyright: Default


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