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脱原発を歩こう!〜ストップ浜岡パレードに450人(名古屋) | ||||||
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3月27日(日)朝、名古屋市中心部(久屋大通公園バスターミナル前)にておこなわれた、中部電力浜岡原発(静岡県御前崎市)の停止をうったえるデモンストレーションに約450人の参加者が集まり、繁華街を色とりどりのプラカードを持って歩いた。
集合時間の午前10時30分すぎ、市街中心部の久屋大通公園バスターミナル前 (名古屋市中区・栄中日ビル前)に着くと、すでにたくさんの人・人・人…。多くの参加者たちが何かをしなければ、とかけつけてきた様子を目の当たりにした。主催者だけでなく、集まってきたひとがそれぞれ持ち寄った、色とりどりのプラカードに、手づくりのメッセージが目を引く。 若いリーダーが呼びかけたデモ(パレード)だけあって、新しい表現を工夫しようという意欲がみられた。中心となるスローガンは「愛」だった。KANの「愛は勝つ」というポピュラーな音楽がメインミュージックとなり、「エネルギーにも愛を!」という若き代表の声が参加者をまとめた。 各地から電子メールで寄せられたメッセージが、パレードの間に読み上げられ、そこには、浜岡原発の危険性を憂慮する真摯な生活者の声がいくつも存在していた。 「今回の震災を機会に、エネルギー問題、そして危険な原子力発電によって成り立っている生活の現状を根本的に考え直したい」「原発震災の危険、および、毎日原発で働く誰かに被曝をさせてまで、原発を必要とする生活を求めたくない」「わたしたちの生活の中から考えよう」 長い長い列。細く長い列には、配布された黄色い風船を持った子どもたち、年齢も多岐にわたる女性たちの姿が目立つ。近隣の岐阜県、静岡県からの参加者も多数いる。 誰もが不安なのだと思う。デモやパレードという政治的な表現に慣れていなくても、とにかく集まって何かに参加しなければという危機感は共有されていたと思う。こういったデモンストレーションに初めての参加者もいた。一見、明るくポジティヴなメッセージとして、浜岡原発停止の意思表示を求めようとする人びとの顔の中に、わたしは今回の原発事故のおそろしさを半ば本能的に察知し、新しい情報を、つながりを求めようとする熱意を確かに見て取ったように思う。 ショックだったのは、栃木県から避難先を求めてやってきたグループが、ホームステイ先や空民家の提供先を探す手づくりのビラをまいて、空気・水の汚染の現状を訴えていたことだった。すでに関東圏での放射性物質による汚染の現状は深刻なものとなっていることがうかがいしれ、そして避難先を求める人びとの大移動は始まっている。 中部電力本店ビル前には、主催者の発案によって、ひとりひとりの手で、チェルノブイリ再生のために植えられている「菜の花」がささげられた。抗議的な対立関係ではなく、対話によって浜岡原発を止める力にしてゆこう、という若手リーダーによるアイディアである。しずかなメッセージが、危機的な事故を前にしても浜岡原発の運転を続ける電力会社に、わたしたちの政府に、そして世界に伝えられた。 (報道・写真…レイバーネット関西報道部・木村ジョウ Kimura Jo) 主催者による「脱原発×STOP浜岡」のサイトはこちら 今回の脱原発パレードを呼びかけた「浜岡原発の運転停止を求める学生・若者有志」代表の関口詩織さんが、デモンストレーションの終わりに、愛と対話によるエネルギー問題の再考と、原発停止を訴える。 Created by vein2. Last modified on 2011-03-31 19:07:44 Copyright: Default |