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LNJ Logo レイバーネットTV「教育特番」感想〜物言えぬ時代 そうなってからでは遅い
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*レイバーネットMLから

木下昌明です。

 昨日(24日)のレイバーネットTV<教育特番>は刺激的で、
勉強になりました。わたしは古い活字文化時代の人間
ですが、いまは良くも悪くもネット時代ということを
痛感しました。

 実は、レイバーネットTVにはずっと出演している
のですが番組ははじめてみました。わたしは<話す>
ことが大の苦手で、挑戦するのですが、いつも失敗ば
かりで自己嫌悪にかられて改めてTVをみる気など起
きなかったからです。

 しかし、今度は安心してみることができました。そ
こでみえてきたことを話しますと、まず<特番>とい
うことでテーマを一本にしぼって現場の教員がそれぞ
れ抱えている問題をわかりやすく説き明かしてくれた
のが、よかったと思います。特に教員は話すことを仕
事にされていますから、こういう番組に適していると
思いました。

 驚いたのは<タイムス>というPCが教員管理の道
具として活用されている話。いま中東ではネットが独
裁者を倒す民衆の武器になっているのに、日本ではそ
れが逆立ちしていること、互いのコミュニケーション
を遮断し、物言えぬ教員をつくるために利用されてい
るということです。あぜんとします。・・・いつの日
か、これを逆転するための道具として変えることはで
きないか?――と思いました。

 いまのひどい学校現場は決して教員だけの問題では
なく、そのまま社会の問題となります。どんどんTV
を通じて、一人一人の教員が自らの現場を語ってほし
いと思いました。

 こういう番組は、決してNHKをはじめ民放ではで
きません。というのも、一人一人が語られる思いが画
面を介してこちらの胸にも伝わってくるからです。
 今後とも、この種の<特番>を続けてほしいと思い
ます。まさにいまの日本、<タイムス>という名の『
モダンタイムス』がくり広げられています。何度もい
いますがーー物言えぬ時代、そうなってからでは遅い。


Created by staff01. Last modified on 2011-02-26 12:09:36 Copyright: Default

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