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東部労組の菅野です。

「借金漬け労働」をなくすため、新たに結成された東部労組東陽ガス支部に対し、会社はいきなり露骨な不当労働行為を行ってきました。
これに対し、会社に対して支配力をもつ「ニチガス」に対する抗議行動を行いま
す。ぜひ仲間のみなさんのご支援を！

以下、要請文です。

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                                                  ２０１０年１１月２０日
                                                    
                                                    全国一般東京東部労組
                                                  執行委員長　　菅野　存
                                                          同東陽ガス支部
                                                執行委員長　　井上　潤一

【緊急のお願い】
日本瓦斯（ニチガス）協力会社「東陽ガス（株）」における組合結成直後の不当
労働行為に対するニチガス前抗議集会にご支援を！

日頃のご奮闘に敬意を表します。
プロパンガス販売大手で東証一部上場の「日本瓦斯」（ニチガス、本社：東京都
中央区八丁堀）の協力会社「東陽ガス」（本社：埼玉県春日部市）のプロパンガ
ス配送員は前時代的な「借金漬け労働」をなくすため、１１月１０日、東部労組
東陽ガス支部を結成しました。

東陽ガスにおいては、会社の指揮命令のもと業務に従事しているにもかかわらず、
通常であれば企業の経費として計上されるべき車輌のリース代やガソリン代、は
ては車輌に搭載するカーナビ代まで労働者負担とされています。そして、その毎
月の経費負担が配送の歩合収入を上回った場合、手取りが数万円、また、収入が
「マイナス」となり、会社にいわば「借金」をしている状態となっている労働者
もいます。私たちの調査によると、この「借金」が数十万円にのぼる労働者もい
ます。
このように、月の収入が著しく低く、生活のできない状態の労働者は、会社と金
銭貸借契約を結び、年金利６％で生活資金を借りるという有様です。

このような「借金漬け労働」をなくすため、東陽ガス労働者は組合を結成、１１
月１８日、会社の状況を社会的に訴えるため、記者会見を行いました。しかし、
会社は組合員が記者会見に出席したことを「業務放棄」として、翌日以降の仕事
を一方的に停止したのです。東陽ガス労働者にとって、仕事ができないことは即、
収入の低下に結びつきます。そして「借金」が増えることで、生活の維持がます
ます困難になります。会社はそれを狙い、露骨な不当労働行為・組合つぶしを行っ
てきたのです。そして、東陽ガス労働者への業務の指示は、実質上、ニチガスが
行っています。つまり、今回の「業務停止」＝不当労働行為は、ニチガスの意向
が働いていることが強く推認されるといってもいいのです。このような不当労働
行為を許すことはできません。私たちはニチガスの責任を追及し、不当労働行為
を止めるよう、下記のとおりニチガス本社前での抗議行動を行います。緊急の要
請になりますが、仲間のみなさんのご支援、お願いいたします。

                                   記

■日時：２０１０年１１月２２日（月）午後２時
■場所：ニチガス本社前
（東京都中央区八丁堀2丁目10番7号　地図http://www.nichigas.co.jp/human/annai/access/index.html）