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LNJ Logo 新規採用教員のうつ自殺事件、木村百合子さんの裁判報告
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News Item 0624hokoku
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故木村百合子さんの公務災害認定を求める第10回公判
 教育現場の労働過重を覆い隠す「基金」側の主張をくつがえす!

新規採用されたばかりで自殺した静岡県磐田市立小学校教員、故木村百合子さん(享年24歳)の公務災害の認定を求める第10回公判が、6月24日、静岡地裁(民事第2部・山勉裁判長)で開かれ、傍聴席が埋まる30人以上の支援者が集まった。

木村百合子さんは、2004年新人の年の9月に自らの命を絶った。その背景には、クラス運営の難しい状況、新人教師に対する管理職の支援の無さと過酷な状況を後押しするかのようなパワハラがあった。その時の様子を木村さんは自らの日記に克明に書き残している。

百合子さんの両親は、2004年12月地方公務員災害補償基金静岡支部に公務災害の認定を求めたが裁定は、公務外。その根拠は、「パワハラはなかった」「初任者研修等で充分支援をした」「残業は月あたり20時間程度であった」など、現実とは程遠いものであった。そして両親は、認定取り消しを求め2008年静岡地裁に提訴し、この間弁論が続けられてきた。

今回の第10回弁論では、「基金」側から出された最新の書面をめぐって主に以下2つの論点で争われた。一つは、基金側が主張する「月20数時間」の根拠について。これについては、「根拠がない」ということが明らかになり、裁判長も調書に残すと明言した。

もう一つは、百合子さんのうつ病が発症したのは採用直後の5月と主張する「基金」側が、発症以後の過重業務は、発症後なので問題にならないと強調。しかし、原告代理人は、「発症の前後のトータルな把握をする判例がある」と反論し、被告「基金」側代理人は「そうは思わない」と自己主張に終始した。

弁論では、論理的には明らかに被告側に不利な状況が築かれつつある。それを作り上げてきたのが2008年6月に結成された「故木村百合子さんの裁判を支援する会」である。代表の蓮井康人さんは公判後の集会で、「百合子さんの自殺が生じた磐田市の教員は、今言いたがっている。しかし、重圧の中で発言ができない。それを言えるような運動を作っていきたい」と話した。(湯本雅典)

次回公判 9月9日(木)午後1時30分 静岡地方裁判所(静岡県葵区追手町10−80 筍娃毅粥檻横毅押檻僑隠隠院

支援する会総会 7月10日(土)午後2時 静岡交通ビル(JR静岡駅南口から徒歩5分)
   講演:佐藤博氏(「新採教師は、なぜ追いつめられたか」(高文研)の共同編者)
   参加費:無料

↓報告集会

↓百合子さんの両親

↓塩沢弁護士

↓支援する会の蓮井さん

動画(UnionTube)


Created by staff01. Last modified on 2010-06-25 11:21:03 Copyright: Default

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