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記者クラブの特権はもう終わり!〜「会見開放を求める会」が記者会見

「ジャーナリストはみんな平等で、切磋琢磨して報道していくことが基本。記者クラブの閉鎖性と特権はおかしい」(神保哲生さん・日本ビデオニュースドットコム=写真右)、「多様な価値観・情報が社会をよくするはず。ネットメディアにも会見を開放すべきだ」(豊秀一さん・新聞労連委員長)、「記者クラブは国民に閉ざされた秘境になっている。特権を終わらせパブリックなスペースに置き換えてほしい」(岩上安身さん・ジャーナリスト=写真左から2人目)。

4月19日午後3時半より、東京・日本プレスセンターで開催された「記者会見・記者室の完全開放を求める」記者会見で、呼びかけ人たちは熱く語った。

この日は、マスコミはじめ、ネットメディア、フリーランス記者など 100人以上が集まり、メディア界の流れを変える「地殻変動」を感じさせた。

70人の呼びかけ人でつくられた「会見開放を求める会」(代表 野中章弘・アジアプレス代表)は、この日在京4社の毎日(編集局長)・朝日(編集局次長)・共同(編集局次長)・東京(編集局次長)を訪ね、会見開放への賛同を申し入れた。そして、22日までに正式回答をするよう求めている。また全国231の報道機関には郵送で「申入書」を発送した。会は、アピールの賛同を拡げるなどして、マスコミ・世論を動かして、記者会見・記者室の完全開放をめざしていく方針だ。

各呼びかけ人からは様々な角度から発言があった。警察問題に詳しいジャーナリスト・寺澤有さんからは、「警察庁記者クラブの参加が最近やっと許可されたのに、警察当局が施設管理権を理由に私の建物への入場を拒否している。そのため会見に出ることができない。それに対して現在仮処分裁判でたたかっている」との報告があった。寺澤さんは「この問題で、警察庁に(寺澤氏を)なぜ入れないのか、と記者クラブは抗議のアクションを起こしてほしい。一つくらい良いことをしてもいいではないか」と訴えた。

記者会見は1時間半に及び、次々に質問・意見が出され、熱気を帯びた。昨年9月の政権交代を機に始まった記者クラブ開放問題だが、「言論の自由はジャーナリストの生命。行政主導ではなく、私たちメディア自らの手で変えていくことが大事」との呼びかけ人の言葉が強く残った。(M)

↓呼びかけ人がそれぞれの思いを語った。

↓TVカメラの放列。自らの問題をどう報道するのだろうか。

↓参加者は100名をこえた。ネットメディア・フリーが目立った。

会見開放を求める会HP


Created by staff01. Last modified on 2010-04-20 09:25:15 Copyright: Default

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