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LNJ Logo 6・2アフガンを緑の大地に!ペシャワール会現地報告会(千葉)に250人
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 6月2日、船橋市勤労センターでペシャワール会現地報告会が開かれ、250人が参加した。ペシャワール会事務局長の福元満治氏はペシャワール会の26年余の活動を1時間半にわたり滔々と報告した。
 ペシャワール会はアフガニスタンとパキスタンの辺境でハンセン病を中心に医療援助を行い、そして住民の飲料水の確保のため井戸を1600本掘った。さらに2000年からは旱魃の被害を克服するため用水路建設を行い、全長23kmの用水路が間もなく完成しようとしている。砂漠に完成した用水路は水と緑をたたえ、何千ヘクタールもの田畑を復活させた。  「私たちはNGO(非営利団体)ではあるが、西側のNGOは青写真を書いて援助を現地に押し付けるが、私たちは現地の要求に従って支援を行い、必然的に活動は長期にわたる。用水路建設にかかった費用は16億円であるが、日本政府からの1円の援助も受けていない」。
 福元氏は話の締めくくりに、中村哲氏にアフガンの長老が話した言葉「世の中には2種類人びとがいる。無欲に他人のことを思う人たちと自分の利益のみをはかって心の曇った人々だ」を引用し、アフガンに現在必要な援助は日本政府が進めようとする米軍とともに軍隊の派遣や多額の金のばらまきでもなく、旱魃に飢える農民が求める水や農業復興であることを強く訴えた。
 集会参加者からペシャワール会へ多額のカンパが寄せられた。(報告・写真 高幣)

ペシャワール会現地報告会に250人の聴衆が参加した(6月2日、会場・船橋市勤労センター) 相川晴彦さん(報告会実行委員長)が開会のあいさつをした

写真左 ペシャワール会現地報告会に250人の聴衆が参加した(6月2日、会場・船橋市勤労センター)
写真右 相川晴彦さん(報告会実行委員長)が開会のあいさつをした

福元満治氏(ペシャワール会事務局長)はペシャワール会の26年の活動を1時間半にわたり滔々と報告した 福元氏はイスラムの宗教や文化など私たちの偏見をただす具体的な事実を話した

写真左 福元満治氏(ペシャワール会事務局長)はペシャワール会の26年の活動を1時間半にわたり滔々と報告した
写真右 福元氏はイスラムの宗教や文化など私たちの偏見をただす具体的な事実を話した

現地の写真スライドを使い福元氏はアフガンの人々の厳しい生活と闘いの現実を語った 締めくくりに、アフガンの長老の言葉「世の中には2種類人びとがいる。無欲に他人のことを思う人たちと自分の利益のみをはかって心の曇った人々だ」を引用した

写真左 現地の写真スライドを使い福元氏はアフガンの人々の厳しい生活と闘いの現実を語った
写真右 締めくくりに、アフガンの長老の言葉「世の中には2種類人びとがいる。無欲に他人のことを思う人たちと自分の利益のみをはかって心の曇った人々だ」を引用した

農村の住民と用水路建設を話し合う中村哲氏(ペシャワール会現地代表) 農民たち自身による用水路建設作業(江戸時代の蛇籠工と柳枝工技術を採用した)

写真左 スライド:農村の住民と用水路建設を話し合う中村哲氏(ペシャワール会現地代表)
写真右 スライド:農民たち自身による用水路建設作業(江戸時代の蛇籠工と柳枝工技術を採用した)

砂漠に完成した用水路は水と緑をたたえ、何千ヘクタールもの田畑を復活させた

↑ スライド:砂漠に完成した用水路は水と緑をたたえ、何千ヘクタールもの田畑を復活させた

ペシャワール会HP 


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