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投稿者: 片山貴夫
「<佐藤優現象>に対抗する共同声明」 
http://gskim.blog102.fc2.com/blog-entry-23.html

※随時更新しています。

※管理人注: 有志の方々から、以下の共同声明文をいただきました。これからさらに署名者を募っ
ていくとのことで、当面このサイトで集約していくことになりました。署名してくださる方は、以下
のメールアドレスに、お名前(ペンネーム・ハンドルネームなどでも可)、肩書き(なくても可)、
簡単なメッセージ(もしあれば)をお送りください。随時、署名者として加えさせていただきます。
なお、お名前に、ブログ・ホームページ等へのリンクを貼られたい方は、URLをご記入下さい。
kyodoseimei@nifmail.jp 


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「<佐藤優現象>に対抗する共同声明」


私たちは、昨今、『世界』『週刊金曜日』その他の「人権」や「平和」を標榜するメディア(以下「
当該メディア」)が、右翼ないし国家主義の論調に対して歩み寄りを見せていることに深い憂慮と疑
念を抱いています。それを象徴する現象が、「右翼」「国家主義者」を自称する佐藤優氏の積極起用
です。

私たちは、佐藤氏の積極起用が、縮小する一方の「論壇」の市場を回復しようとしてなのか、「脱冷
戦」の意味を単に「左右の歩み寄り」と読み誤っているのか、その理由をはっきりとは知り得ません
。しかし佐藤氏は、言論への暴力による威圧を容認し、イスラエルの侵略・抑圧行為や在日朝鮮人の
民族団体への政治的弾圧を擁護する等の、決して許容できない発言を、数多くの雑誌・著作物で行っ
ています。当該メディアが佐藤氏を積極的に誌面等で起用することは、人権や平和に対する脅威と言
わざるを得ない佐藤氏の発言に対する読者の違和感、抵抗感を弱める効果をもつことは明らかです。
私たちは、佐藤氏の起用が一体どのような思考からもたらされ、いかなる政治的効果を持ち得るかに
ついて、当該メディアの関係者が見直し、起用を直ちにやめることを強く求めます。

そうした問題を鋭く提起したのが、金光翔氏(岩波書店社員)の「<佐藤優現象>批判」(『インパ
クション』第160号、2007年11月)でした。ところがこの論文掲載をきっかけに、『週刊新潮』が金
光翔氏を槍玉にあげる記事を公刊しました(2007年12月6日号掲載の記事「「佐藤優」批判論文の筆
者は「岩波書店」社員だった」)。佐藤氏は、その記事のなかで、同論文を「私が言ってもいないこ
とを、さも私の主張のように書くなど滅茶苦茶な内容」だなどと中傷しています。これは、市民の正
当な言論活動を萎縮させかねない個人攻撃です。私たちは、これも<佐藤優現象>の一つだと考えま
す。それに対し、金光翔氏は『週刊新潮』と佐藤氏が名誉を毀損したとして提訴しました。私たちは
『週刊新潮』の報道に強く抗議するとともに、現在の言論の状況に対して一石を投じたこの訴訟への
注目と、金氏への支持を広く呼びかけるものです。


2009年10月1日


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