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LNJ Logo 福岡築城基地〜米軍・自衛隊の共同訓練に抗議しよう
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坂井貴司です。
 
抗議行動のよびかけです。
 
 福岡県にある航空自衛隊築城基地で、6月18日から22日にかけて、米海兵
隊航空隊と航空自衛隊の共同訓練が行われます。
 
 米海兵隊は攻撃専門の「殴り込み部隊」です。それが、建前だとしても専守防
衛の自衛隊と共同訓練を行います。明らかに「対テロ戦争」と対北朝鮮、対中国
を目的とした軍事訓練です。これが恒常化すれば、日本はますます戦争が出来る
普通の国になります。

----------ここから原文----------
豊田です。
転送・転載歓迎です。
重複される方はご容赦願います。

昨日、築城基地で二度目の訓練移転に対して、抗議申し入れ行動を行ったのです
が、まずは本日の情報から。
■築城における二度目の訓練移転(通算三度目)について、本日福岡防衛施設局
が、周辺一市二町を訪問し、訓練移転の内容について発表。
それによると、
1移転訓練は、6月18日(月)から22日(金)の5日間。
2移転元は、何と米海兵隊航空隊の岩国基地。機種はFA−18ホーネット5機。
同数の空自機との共同訓練が実施されます。
3整備要員など総勢40名ほどの米兵が参加。パイロット以外は、訓練移転初日の
18日に陸路築城基地入り。
ということです。

■このかんの空の日米共同訓練は、米空軍と空自との間で行われてきたところ。
米軍再編計画中の「訓練移転」において、嘉手納(空軍)、岩国(海兵隊)、三
沢(空軍)が「移転元」でしたが、3月の築城、5月の小松でのそれは、嘉手納所
属機との訓練でした。
おそらく、米海兵隊航空部隊と空自との共同訓練は、歴史上初だと思います。な
んといっても、米海兵隊航空部隊の任務とは、「殴りこみ部隊}としての海兵隊
の「敵地侵攻」作戦を空から支援すること。ありていにいえば、敵地深く進攻
し、ミサイルや電磁波攻撃を仕掛けることですから、「防空」訓練とはわけが違
います。まさに「敵地での攻撃訓練」です。

■一気にことがここまで進むとは、やはり驚きです。6日に福防が地元回りをし

際に、その時点でもなお詳細は不明と語っていたとのことで、「もしや」とも
思っていましたがほんとになりました。

このことからは、1「沖縄の負担軽減」を強調して「訓練移転」の意味を説明し
ていた政府ー防衛施設局のペテンは明らかです。日米共同訓練の強化による「抑
止力の強化」=「戦闘能力の強化と高度化」だけが目的だということが明らかに
なりました。
2再編交付金に釣られて、首長がひとたび「容認」すれば、政府は住民感情とか
議会の状況とかはお構いなし。とことん「容認」表明に付け込んで、なんでもや
る、ということも明白になりました。

さて、こうした動きに対して、「築城基地への訓練移転・日米供用化・海兵隊基
地化に反対する会」(渡辺ひろ子代表)は以下の抗議行動を行います。
ぜひ参加を願います。また、連帯メッセージをお寄せください。0930−52
−2862 渡辺ひろ子あて。
●6月18日、午前10時から15時ほどまで。
基地正門道路前にて抗議の座り込み行動

●また、同日 18時30分より、京築地区労など主催の抗議集会が取り組まれます。
お知らせするとともに参加を呼びかけます

18日当日に陸路で岩国基地から移転訓練要員・資材など搬入ということで、抗議
行動とのバッティングはありえるところ。抗議の意思を表すメッセージボードな
どご用意ください。英字が効果的かと思います。

【以下、昨日の抗議申し入れ報告】

空自築城基地での二度目の訓練移転実施との情報を受けて、昨日周辺自治体一市
二町の首長、議会に対して申し入れ行動を取り組みました。
この問題が地域でも問題化され、それぞれ開催中の議会においても全員協議会な
どで対応を論議している真っ最中での申し入れという点で、タイミングは絶好で
あったと思われます。
築上町議会では、全員協議会において政府に対する抗議と訓練中止を求める決議
を上げる事を確認した直後の重ねての申し入れでした。同町議会事務局に対し
て、町議選後も、あらためて訓練移転反対決議を上げることなども申し入れ、引
き継ぎすることを確認しました。八野副町長との直接の面談も行いました。みや
こ町では久しぶりに白石町長とも面談しました。

申し入れ内容(記部分のみ)は以下。
【首長あて】
一、 日本政府に対して、時期さえ置くことなく行われる今回の訓練移転実施に
抗議する意思を明らかにしてください。

二、 特に、「沖縄の負担軽減」という説明が破綻したことを踏まえ、これをも
前提にして締結された「協定書」を破棄する選択肢について十分検討し、この道
を選択してください。

三、 今後、「普天間基地の緊急時機能の移転」の問題や、パトリオットミサイ
ル(PAC3)配備の問題も新たに生起します。築城基地の強化であり、日米共
用基地化というべき変化です。「従来からの日米共同訓練と同種、延長線上の問
題」ではありえません。これについて、反対の意思を明らかにしてください。

【議会あて】
一、 日本政府に対して、時期さえ置くことなく行われる今回の訓練移転実施に
抗議する意思を明らかにしてください。

二、 特に、「沖縄の負担軽減」という説明が破綻したことを踏まえ、これをも
前提にして締結された「協定書」を破棄する選択肢を首長に示し、この道を選択
することを強く求めてください。

三、 貴議会におかれては、いっそう地方自治の本旨としての住民自治を念頭
に、従来より示されている米軍再編計画反対の決議を維持してください。同時
に、今後築城基地をめぐっては、「普天間緊急時機能移転」や、パトリオットミ
サイル(PAC3)配備の問題が生起します。築城基地の強化であり、日米共用
基地化というべき変化です。「従来からの日米共同訓練と同種、延長線上の問
題」ではありえません。これについて、反対の意思を明らかにしてください。

【昨日の申し入れの報道(毎日新聞、西日本新聞)と本日の福防発表報道(西日
本新聞)】
(この部分は記事全文ですので、転送の場合は、見出しとURLのみでお願いし
ます)

□■在日米軍再編:2回目の日米共同訓練方針 築上町議会、国への抗議決議提

へ /福岡|07.6.13 毎日インタラクティブ/福岡 
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/news/20070613ddlk40010565000c.html

□■「訓練協定破棄を」 築城基地で再予定の日米訓練 市民3市町と議会に要

|07.6.13 西日本新聞ウェブサイト 
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/fukuoka/20070613/20070613_003.shtml

□■米軍機訓練、築城で再実施 「立て続け」に地元反発も|07.6.13 
西日本新聞ウェブサイト 
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/fukuoka/20070613/20070613_025.shtml

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