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オリコン訴訟で出版社社長57氏が声明 | ||||||
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北です。
オリコン訴訟に関連し、下記のような声明が出版社社長の連名で発表されま した。 レイバーネットMLやホームページでは何度か取り上げられているように、 オリコン訴訟は取材源を狙い撃ちした言論弾圧ですが、「いくら何でもひどい !」と出版社社長57人が共同声明を出したわけです。 2月から、国境なき記者団(本部フランス)、出版労連、出版ネッツなどメ ディア、報道に携わって働く人々の抗議が広がっていましたが、出版社経営者 の共同声明は極めて異例で、内容も踏み込んだものになっています。 (ここから) オリコン社による烏賀陽弘道氏提訴についての見解 音楽ヒットチャートで知られるオリコン株式会社(小池恒社長、以下オリコ ン社)が、2006年11月17日付で「事実誤認に基づく名誉棄損行為に対する5000 万円の損害賠償と謝罪」を求めて、フリージャーナリストの烏賀陽弘道氏を東 京地裁に提訴しました。訴訟の対象になっているのは、月刊誌『サイゾー』 (株式会社インフォバーン発行)の電話取材に応じて烏賀陽氏が答えた20行ほ どのコメントに対してです(同誌2006年4月号掲載)。 私たちは出版社を営む者ですが、オリコン社の今回の行為に対して、以下の 諸点で「言論・表現の自由」に深くかかわる事柄として重大な関心を抱き、大 きな危惧・疑念を抱かざるを得ないことを表明するものです。 (1)本件の特異性は、月刊誌『サイゾー』やその発行元を訴えるのではなく、 まったくの個人である烏賀陽氏に対して、いきなり5000万円もの高額な賠償を 提訴したことにあります。先頃、武富士などのいわゆる「高額訴訟」が自らに 都合の悪い言論封じの手段として問題になり、「言論、執筆活動を抑圧又は牽 制するために訴訟を提起した行為は違法」と司法によっても断罪されています が、本件はそれよりもさらに重大な問題です。もし、月刊誌『サイゾー』の記 事が名誉を毀損しているのならば、月刊誌『サイゾー』やその発行元を訴える のが筋です。個人に的を絞っての高額訴訟は「訴訟に名を借りた言論封じ」と の危惧を抱かざるを得ません。 (2)『サイゾー』記事に事実誤認があるとするならば、言論人・出版者でもある オリコン社はまずは自らのメディアで反論を展開すべきでしょう。先の武富士 裁判でも東京地裁判決で、「言論による批判に対しては、民主主義社会におい ては、資料の裏付けのある言論で応酬することが求められている」としている ところです。いきなりの提訴は言論人・出版者としてなじまない行為と言わざ るを得ません。 ?『サイゾー』という報道媒体を提訴するのではなく、取材源そのものを提訴 したことに、言論・出版にかかわる私たちは重大な危惧を抱きます。このよう なことがまかり通れば、取材における大きな抑圧となりますし、取材源・情報 発信者にとっても大きな脅威となり、「国民の知る権利」を損なうことになり ます。 烏賀陽氏は「名誉毀損ではない」「司法を悪用した脅迫であり、断じて許せ ない」として、2月8日にオリコン社を反訴しました。また、『サイゾー』編 集長と発行元インフォバーン社は「記事へのコメント提供者のみを訴訟対象に した本訴訟には違和感を拭えず、言論機関と情報提供者との関係性、ひいては 表現および報道の自由を保持・保障するうえで、本件は極めて重要な意味を持 つものと考えます。よって、弊誌は本訴訟において烏賀陽氏をできうる限り バックアップをしていきたいと考えています」との声明を発表しています。 私たちは重大な関心を持って、本件を見守ることを表明するものです。 2007年3月27日 青山賢治(大蔵出版代表) 安藤節子(芽ばえ社代表) 石井秀樹(インスプレス代表) 石田俊二(三元社代表) 上野良治(合同出版代表) 梅田正己(高文研代表) 浦松祥子(山吹書店代表) 江村信晴(白順社代表) 遠藤真広(木犀社代表) 大江正章(コモンズ代表) 小木章男(凱風社代表) 奥川 隆(子どもの未来社代表) 小野利和(東京シューレ出版代表) 霞和三郎(学習の友社代表) 上浦英俊(柘植書房新社代表) 川上 徹(同時代社代表) 菊地泰博(現代書館代表) 貴志元則(道出版代表) 清田義昭(出版ニュース社代表) 久保則之(あけび書房代表) 栗原哲也(日本経済評論社代表) 桑原 晨(めこん代表) 高 二三(新幹社代表) 小林健治(にんげん出版代表) 小林 力(リサイクル文化社代表) 駒木明仁(教育史料出版会代表) 小山光夫(知泉書館代表) 相良景行(時潮社代表) 桜井 香(桜井書店代表) 佐藤英之(批評社代表) 沢田健太郎(民衆社代表) 篠田健三(晩香書屋代表) 鈴木 誠(れんが書房新社代表) 高須次郎(緑風出版代表) 高橋矩彦(スタジオタッククリエイティブ代表) 高橋 栄(風濤社代表) 竹内淳夫(彩流社代表) 竹村正治(かもがわ出版代表) 鶴田 實(五月書房代表) 田悟恒雄(リベルタ出版代表) 中川 進(大月書店代表) 中里英章(七つ森書館代表) 中村吉郎(草の根出版会) 名古屋研一(ひとなる書房代表) 成澤壽信(現代人文社代表) 新沼光太郎(いかだ社代表) 西岡泰和(気天舎代表) 羽田ゆみ子(梨の木舎代表) 林 雅行(クリエイティブ21代表) 原嶋正司(績文堂出版代表) 平田 勝(花伝社代表) 比留川洋(本の泉社代表) 深田 卓(インパクト出版会代表) 松田健二(社会評論社代表) 水野 久(晩成書房代表) 森下紀夫(論創社代表) 吉村親義(アテネ社代表) 計57名 Created by staff01. Last modified on 2007-03-28 11:41:21 Copyright: Default |