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LNJ Logo 国民投票法案はワナだ! 反対運動を強めよう
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国民投票法案はワナだ!!
民意なんか反映されない違憲立法だ!

政府与党が、今国会で成立させようとしている法案 「日本国憲法の改正手続きに関する法律案」=国民投票法案 は一見すると、単なる手続き法であり、賛成・反対の運動が 自由に、十分できて、公正な情報提供が保障される法案のように 聞こえるが、とんでもない。政府が主権を持ち得るようなワナ法案だ。 この法案が通れば、改憲プログラムが一気に作動する。

 政府自民党が出した新憲法草案は国民主権を国家主権に置き換え、 9条2項を削除するなど、日本国憲法が改憲することを認めない三大 規範(国民主権・基本的人権の尊重・戦争放棄)の破壊を目指すものだ。 権力者が人民の意思を無視して容易に改憲をなしえないように規定 している憲法96条にも違反している。96条は憲法制定と同じように憲 法改正の権利を国民が持つ、というものだ。しかし、今、政府から 出されている法案は現憲法を根底から破壊する新憲法を政府が提案し、 「国民」は承認の「投票」をするだけという二重の違憲立法だ。

更にその投票のやり方さえ、主権者である国民の基本的人権を侵し、 表現の自由を縛った上で投票させるという恐ろしいものだ。 法案では有料のテレビ広告などのルールがない。「国会議席数に応じ て」選ばれた「広報協議会」がテレビの放送時間、回数、新聞掲載 なども決められる。今の国会の状況では、改憲派が自分たちの都合 のいいように決めてしまうのは目に見えている。しかも、金にものを 言わせられることのできる人たちだ。マスコミは広告主の意向に沿って どんな違憲立法であっても、さも公平なように垂れ流すだろう。 今でさえ、共謀罪や教育基本法の問題が取り上げられる時間は少ない。 国民投票法で広告がとれるとなれば、CMや広告だけでなく、反対の 立場の報道さえしなくなるのではないだろうか。

また、法案では公務員や教育者(私立・公立わ問わず、小学校教員から 大学教授まで)には「地位を利用した」国民投票運動が禁じられている(違 反した場合は、罰金だけでなく逮捕される事も)。 公務員や教育者には基本的人権はもともとなかただろうか?? 今でさえ、ビラ撒きや日の丸君が代問題などで教育者は表現の自由も 侵され続けている。

大々的な広告やCMで国民に憲法改正賛成をイメージ漬けにし、更に 公務員や教育者には運動を禁止にする。本当に少数の人しか改正の 本当の意味を知ることはできないと考えられるのではないだろうか。

また法案は国会発議から国民投票まで60日以上、180日以内という短期間 となっている。96条では国民の過半数の承認があった時に憲法は改正が 認められるとなっているが、政府案では、過半数を無効票や白票をのぞ いた有効投票の過半数としている。政府案のいう過半数は有権者全体の 過半数でもない。最悪、5人に1人の賛成で憲法が改正されてしまう。

先に書いたように憲法を改正する権利は憲法で保障されている。 しかし、何のために憲法改正をするのだろうか? すでに政府与党案は現憲法に違反するものだ。人民の自由を縛り、 強者だけにモノを言わせて作る憲法はどんなものか。 何が目的かを考えた時、私には荒廃した未来しか想像できない。 今でさえ、政府与党は自分たちに都合よく憲法を解釈し、違憲立法を 次々と成立させようとしている。憲法そのものさえ、変えていくことが できれば、さらにやりたい放題になってしまう。

国民投票法案をもっと理解し、反対の声を強めていこう。 これが通ってしまえば、憲法は力を失う。現・憲法の効力がなくなれば、 戦前に戻ってしまうのではないだろうか。労働者・民衆の力で今、食い 止めなければ!!
(イラストと文章=A.H/出版労働者)

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以下、集会のお知らせ

●国民投票法案反対!10.31集会

日 時  10月31日(火)午後6時30分より
会 場  全水道会館大会議室
集会内容 リレートーク
     内田雅敏(弁護士)
     二瓶久勝(国鉄闘争共闘会議議長)
     山口正紀(ジャーナリスト・元読売新聞記者)

うた  さっちゃん( ミュージシャン、立川反戦ビラまき裁判被告)/うたのあつまり“かぜ”有志/京成うたごえサークル(京成電鉄労働組合)交渉中

参加費  500円

主催  「国民投票法反対! 10・31集会」実行委員会
     賛同人を募集しています。
     1口1000円(団体の場合は3口以上)

連絡先  「国民投票法反対! 10・31集会」実行委員会
     文京区本郷3-29-10 飯島ビル2F
     03-5802-3809


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