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民営化NO!国際シンポジウム・現地 尼崎集会&サイレント行進賛同のお願い

 最も恐れていた大惨事が続いています。昨年4月25日、107人もの死者と550人もの負傷者を出したJR尼崎の列車脱線・転覆事故。2度とこのような惨事を引き起こさせまいとの願いもむなしく、喪も明けぬ12月25日、今度はJR東日本・羽越線事故が起き、再び5名の命が犠牲になりました。羽越線事故は、国鉄分割・民営化直前に国鉄山陰本線・余部鉄橋で発生した、突風による列車転落事故(1986年12月28日、死者6名)にあまりにも酷似しています。余部事故の教訓を生かしていたなら起こらなくて済んだ事故でした。

尼崎事故から間もなく1周年。JR西日本では今年1月24日、伯備線で作業中の保線職員が特急にはねられ3名死亡するという事故も起きています。国民の多くの不安の声を押し切って進められた「民営化」と「規制緩和」に赤信号がともっています。

 19年前、公共性を捨て去る「国鉄解体」を進めるために、労働組合を分断し、やってはならない差別が行われました。国鉄の「分割・民営化」で技術をもった1047名の国鉄職員が職場から追い出されたのです。あの日から、法を破り働く人々の人権無視と、リストラを強行する企業が急速にふえました。失業者は溢れ、フリーターだけでも400万人、自殺者は年間3万人を超えています。

 JR西日本では、18年間で5万1500人いた社員を3万2900人まで減らしてきました。
 それは、鉄道輸送のもつ本来の使命である「安全・安心」という信頼を根幹から裏切る結果を生み出しました。国鉄時代には十分な時間をかけて新入社員の教育・指導がされ、とりわけ安全面での訓練は徹底されていました。国鉄マン達の技術は先輩から後輩へ、腕に誇りをもつ者の文化として継承されてきました。しかし民営化で、「安全」は「稼ぐ」という会社目標に代えられ、技術の伝承は失われています。また、JR会社はモノを言う健全な労働組合を徹底して差別・排除し、弱体化させました。その結果、企業のチェック機能は停止状態に陥っています。

 これらは鉄道事故だけに限らず、マンションの耐震強度偽造問題にも見られるように、様々な産業に弊害として現れ、生命と安全に魔の影となって忍び寄ってきています。
今や民営化と規制緩和は大惨事の温床となっています。世界的にも、イギリスでは民営化から事故が多発し、民営化の見直しが進められ、フランスや韓国でも民営化阻止の闘いが始まっています。尼崎事故から間もなく1周年。イギリス・フランス・韓国から鉄道労働者を招請し、各国の現状や闘いをシンポジウムで学び合いたいと思います。そして民営化と規制緩和に潜む問題点にメスを入れ、2度とこうした事故を繰返させぬよう教訓を共有し、社会に警鐘を鳴らし、アピールする運動を広げて行きたいと思います。ノーモア尼崎事故キャンペーン運動にご賛同とご協力をお願い致します。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・                  【賛同金】団体1口3000円 個人1口1000円(※複数口数の賛同歓迎!)
     郵便振替口座 口座番号 00120−4−649429
            口座名称 「ノーモア尼崎事故キャンペーン」
【関西での取組み】
●国際シンポジウム 日時4月22日(土)14時〜17時 尼崎市総合文化センター
●現地・尼崎集会  日時4月23日(日)14時〜JR尼崎駅北広場/集会・サイレント行進 
【東京実行委員会の取組み】
● 現地・尼崎集会への参加 ※自主参加とし現地合流。一緒に行動に参加しましょう。
● ノーモア尼崎事故キャンペーン /民営化NO! 国際シンポジウム
 日時 4月25日(火) 18:00開場 18:30開演
 場所 九段会館ホール(東京都千代田区九段南1−6−5)
 内容 問題提起 鎌田 慧(ルポライター)、尼崎事故遺族からの訴え(予定)
     国際シンポジウム 安田浩一(ジャーナリスト)、イギリス・フランス・韓国
             ・日本鉄道労働者によるシンポジウム                                            
  ■ノーモア尼崎事故東京実行委員会 東京都千代田区飯田橋3−9−3SKプラザ3階 
    国鉄闘争共闘会議・鉄建公団訴訟原告団内 ?03-3511-3386 Fax03-3511-3387

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