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2025/11/08 アイヌ民族連帯!関西集会(11/8 14:00〜 大阪市)

案内→https://x.gd/kEOgE
チラシ→https://x.gd/dYvVe

 北海道大学は来年を「創基150年」として建学精神の「フロンティア精神」をさらに強調しています。
 開拓史観の根本にある「フロンティア精神」はアイヌモシリ植民地化をおしすすめた思想に他なりません。
 今から30年前の1995年8月26日、6体の頭骨が北海道大学文学部古河講堂の棚の上のダンボール箱にスポーツ紙にくるまれて放置されていることが、アイヌ民族によって明らかにされました。
 故山本一昭ピリカ全国実初代代表は「北大人骨問題の真相を究明する会」を立ち上げ、真相究明、謝罪と返還を要求して北大との話し合いを開始。
 6体のうち東学農民革命のリーダー・朴仲辰の遺骨とウィルタ民族3体の遺骨は、それぞれの故郷、韓国とサハリンに返還できました。
 その後残る「日本男子20才」と「寄贈頭骨 出土地不明」とされる2体について、北大は焼骨による隠蔽、幕引を目論みましたが、それを押し返し、今後も調査や話し合いを続けること、「毎年イチャルパを行う」と確約の上、大乗寺(札幌市)への仮安置を了承しました。
 しかし、2008年以降17年間、大学は一切の話し合いを拒否し続けています。
 北大人骨事件の真相を追及していく中で、東京大学、京都大学、大阪大学などにおいても、アイヌ民族や琉球民族や奄美人の遺骨を略奪し研究していたことが明らかになってきました。
 関西においては毎秋、京大、阪大に対してコタンへの遺骨返還と謝罪要求と話し合いを求めていますが、両大学はそれを拒否し続けています。
 北大をはじめとした帝国大学は、アイヌモシリ植民地化の役割を担い、盗み出したアイヌ民族の遺骨を、侵略の正当化を目的とした差別研究のために利用し続けてきました。
 それを反省するどころか、遺骨を返せというアイヌ民族の要求を否定し、国家と共謀し、その多くを共生象徴空間の「慰霊・研究施設」に集骨することで、再度、研究しようと画策し続けています。
 私たちは、このような問題を解決すべき責任を担っているのではないでしょうか。
 30年以上にわたるこれまでの集会の中で、「『アイヌ問題』は、アイヌ民族の問題ではなく、和人の問題だ」という言葉が、くり返しきかれました。
 その意味をもう一度、考えなければならないのではないでしょうか。
 関西での秋の交流会は今年で5年目となる宇佐照代さんに来ていただきます。
 また関西集会では三木ひかるさんに「アイヌ民族遺骨問題と北海道大学−その150年」というテーマで問題提起していただきます。
 そして京大、阪大へ向かい遺骨返還と謝罪要求をおこない、学内でアピールしていきます。
 秋のアイヌ民族交流会へのみなさんの結集をよびかけます。

日本学術振興会・日本民族衛生学会の調査研究を弾劾する「アイヌ研究」存続のための研究倫理指針を許さない
植民地主義・人種主義につらぬかれた帝国主義学問を弾劾する
北大はアイヌ民族=「滅びゆく民族論」を反省・謝罪せよ!

アイヌ民族連帯!関西集会
日 時:2025年11月8日(土)14時〜17時
会 場:大阪国労会館
 〒530-0034 大阪市北区錦町2-2
 JR環状線「天満駅」徒歩約2分
 地下鉄堺筋線「扇町駅」徒歩約3分
 地図→https://x.gd/vN7Qh
内 容:
・宇佐照代さん(アイヌ文化継承者)のお話、ムックリ演奏、うたと踊りの指導など
・三木ひかるさん(ピリカ全国実会員)の問題提起
 日本労働者の立場から〜「アイヌ民族遺骨問題と北海道大学―その150年」
参加費:1000円 経済的に厳しい方は受付でご相談ください。
主 催:「北方領土の日」反対!「アイヌ新法」実現!全国実行委員会・関西(ピリカ全国実・関西)
連絡先:
・労働者共闘
 電話・FAX 06-6304-8431
・木村敬 電話・FAX 06-6706-2147

宇佐照代さん
 北海道釧路市生まれ。
 アイヌ料理店「ハルコロ」(新宿・大久保)店主。
 アイヌ伝承舞踊や木彫り、刺繍、トンコリ(弦楽器)などに取り組まれています。
 また、小・中・高校生などに向けて、人権問題体験学習会などの講師をされています。

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