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2025/10/26 イスラエルによる入植者植民地主義の実態を描くパレスチナ映画「採集する人々」上映会(10/26,27、11/8 大阪市 シネ・ヌーヴォ)

案内→https://x.gd/QcD0h

 採集から見える入植者植民地主義の実態

 春は野草摘みの季節。
 家族や友人と野の恵みを拾い集め、分け合い、食卓を共にする。
 野草採集はパレスチナの人々の暮らしに息づく文化だ。
 イスラエル占領下、この伝統的な採集行為が違法化された。
 食卓に欠かせないタイムの一種「ザアタル」、野草の王様「アックーブ」。
 これらの野草は今や、イスラエル人たちの集団農場で栽培される商品となった。
 採集を禁じるこの自然保護法は、自然と共に生きる尊厳ある暮らしを奪おうとする「入植者植民地主義」の実態を露わにしている。
 自然保護官が目を光らせる中、それでも採集者たちは野をめぐる。
 見つかれば罰金、あるいは監獄。
 法廷では厳しい取り調べが待ち受けている…
 ゴラン高原、ガリラヤ、エルサレムで撮影されたこの作品は、フィクション、ドキュメンタリー、アーカイブ映像の間を行き来しながら、占領者による文化の略奪に抗い、したたかに暮らしを紡ぐ人々の姿を軽妙なユーモアと瞑想的なテンポで描く。
 人間が作り出す制度が何を絶滅させ、何を存続させるのか。
 誰がその制度を作り出しているのか。
 観る側の視点も問われている。

映画「採集する人々 Foragers」
2022/パレスチナ/アラビア語・ヘブライ語/65分
日英字幕
日本語字幕翻訳:佐藤まな
監督:ジュマーナ・マンナーア Jumana Manna
 ヴィジュアルアーティスト/映画作家。
 パレスチナ出身、ベルリン在住。
 植民地主義の遺産と土地に刻まれた複数性の歴史という観点から、身体、土地、物質性に焦点を当て、権力がどのように形作られるかを作品を通して探究している。

「採集する人々」上映会
会 場:シネ・ヌーヴォ
 〒550-0027 大阪市西区九条1-20-24
 地下鉄「九条駅」6番出口徒歩3分
 阪神「九条駅」2番出口徒歩3分
 アクセス→https://x.gd/ArbPq
 アクセスマップ→https://x.gd/9DzmP
 地図→https://x.gd/DRYMg
日 時:
 10/26(土)19:20★
 10/27(日)12:00
 11/8(金)19:00
★10/26の回上映後、金城美幸さん(パレスチナ地域研究)によるトークがあります。
料 金:一般1500円/学生・障がい者1000円(障害者手帳をお持ちの方ご本人とお付き添いの方2名まで)
※各種割引なし、招待券・回数券使用不可
 各回上映日1週間前の朝10時より劇場窓口・オンラインでチケット販売スタート
 オンラインチケット→https://x.gd/zWZBa
主 催:本庄からパレスチナへの会
連絡先:honjo.palestine@gmail.com
※上映は日本語・英語字幕付きです。
 バリアフリー字幕・音声ガイドの対応はありません。
 10月26日上映後のトークはUDトーク対応です。
※会場の入口には階段があります。
 移動のお手伝いが必要な方はスタッフまでお声がけください。

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