被爆者の声をうけつぐ映画祭（9/13,14 武蔵大学）9/13：生きていてよかった　おりづる　日本被団協ノーベル平和賞授賞式　生きて、生きて、生きろ。

2025/09/13 被爆者の声をうけつぐ映画祭（9/13,14 武蔵大学）9/13：生きていてよかった　おりづる　日本被団協ノーベル平和賞授賞式　生きて、生きて、生きろ。

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「被爆者の声をうけつぐ映画祭2025」のお知らせ

　被爆者の声をうけつぐ映画祭、今年も9月13日（土）、14日（日）の二日間、東京・江古田、武蔵大学で開催しますので、お知らせいたします。
　広島、長崎の被爆80年の今年は、映画上映と合わせ、日本被団協がノーベル平和賞を受賞したのを記念して、特別企画のシンポジウム「ノーベル平和賞と被爆者運動」も行います。
　よろしくお願いします。

　映画は、ヒロシマ・ナガサキをどのように伝えてきたのだろうか？
　第19回を迎える「被爆者の声をうけつぐ映画祭2025」は、原水爆や核に関する新しく完成した映画やこれまでに上映されてきた映画を、毎年私たちに教えてくれます。
　そうした映画をつくり、また多くの人に見せることによって、原水爆の恐ろしさを伝え、その禁止を訴えた人々の強い願いを感じずにいられません。
　これからも世代を超え、語り伝え、戦争と核兵器による過ちを繰り返さないように、私たちも力を合わせていきたいと想います。

被爆80年｜第19回被爆者の声をうけつぐ映画祭
日　時：
　9月13日（土）10時～20時40分
　9月14日（日）10時～18時半
場　所：武蔵大学江古田キャンパス大講堂
　〒176-8534 東京都練馬区豊玉上1-26-1
　西武池袋線「江古田駅」徒歩6分
　　　　　　「桜台駅」徒歩8分
　大江戸線「新江古田駅」徒歩7分
　西武有楽町線「新桜台駅」徒歩5分
　地図→https://x.gd/ya8JQ
参加費：1500円（前売1200円）
主　催：
　被爆者の声をうけつぐ映画祭実行委員会
　武蔵大学社会学部市川研究室
連絡先：03-6434-9346（共同映画、平日9時半～17時半）

プログラム：
■9月13日（土）
プログラム１（10:00～12:00）『生きていてよかった』
　トーク：永田浩三さん
プログラム２（13:00～15:00）『原爆症認定集団訴訟の記録　おりづる』
　トーク：宮原哲朗さん
プログラム３（16:00～18:00）【特別企画】「ノーベル平和賞と被爆者運動」
・上映作品「祝！日本被団協ノーベル平和賞授賞式行動ツアー DAY4」
・講演「ノーベル平和賞と被爆者運動」栗原淑江さん
・トーク：高校生・学生平和ゼミナール、昭和女子大学生
プログラム４（18:45～20:40）『生きて、生きて、生きろ。』

■9月14日（日）
プログラム５（10:00～12:00）
『忘れられないきみへ』
『風が吹くとき』
　トーク：前川史郎さん
プログラム６（13:00～15:00）『アトミック・カフェ』
　トーク：平沢清一さん
プログラム７（16:00～18:30）『父と暮せば』
　トーク：井上麻矢さん

鑑賞券
鑑賞券は各プログラムごとに必要となります。
大人《前売り》1200円《当日》1500円
学生・こども《前売り》500円《当日》1000円
鑑賞券の申込み・問合せ
・電話
　03-6434-9346 （共同映画 ※平日9:30～17:30）
　090-9855-1135（アリハラ ※13:00～17:00）
・FAX　 03-6434-7040（共同映画）
・Mail　eigasai@gmail.com

プログラムと作品解説
■9月13日（土）
プログラム1（10:00～12:00）
『生きていてよかった』（ドキュメンタリー、監督：亀井文夫、1952年、52分）
　被爆者たちは戦後、米軍のプレスコード（報道規制）により沈黙を強いられ、存在も無視される状況が続いた。
　それを打ち破ったのが、1954年の第五福竜丸事件。
　原水爆禁止署名の国民的拡がりで、1955年に第1回原水爆禁止世界大会が開催された。
　そこに参加した被爆者たちの想い「生きていてよかった」が、作品タイトルになっている。
　製作：日本ドキュメントフィルム、原水爆禁止日本協議会
　上映後のトーク：「〝空白の10年〟と被爆者」永田浩三さん（武蔵大学名誉教授）

プログラム2（13:00～15:00）
『原爆症認定集団訴訟の記録　おりづる』
（ドキュメンタリー、監督：有原誠治、2013年、75分）
　「私の病気を原爆によるものと認めてほしい」と2003年、全国の被爆者307人が政府・厚労省を15地裁に提訴し、13地裁で勝訴。
　不服とする国が控訴した高裁判決も含めれば18勝した集団訴訟の記録。
　被爆者、弁護士、医師、元裁判官たちの証言によって、原爆被害をできるだけ小さく見せようとする政府の冷たくゆがんだ姿が浮き彫りになってゆく。
　追い詰められた政府は、被爆者たちとの話し合いに応じるが…。
　製作：原爆症認定集団訴訟の記録制作員会
　トーク：宮原哲朗さん（弁護士/原爆症認定集団訴訟全国弁連事務局長）

プログラム3（16:00～18:00）【特別企画】「ノーベル平和賞と被爆者運動」
・上映作品「祝！日本被団協ノーベル平和賞授賞式行動ツアー」DAY4（3分16秒）
・講演：「ノーベル平和賞と被爆者運動」栗原淑江さん（ノーモアヒバクシャ記憶遺産を継承する会事務局）
・トーク：「被爆者からうけつぐもの」高校生・学生平和ゼミナール、昭和女子大学生

プログラム4（18:45～20:40）
『生きて、生きて、生きろ。』（ドキュメンタリー、監督：島田陽磨、2024年、113分）
　東日本大震災と福島第一原発事故から13年。
　福島では遅発性PTSD等、心の病気が多発していた。
　その多くの患者さんと向き合うメンタルクリニックの院長、蟻塚亮二医師やNPO心のケアセンターの米倉一麿さんの活動を追う。
　粘り強い活動により喪失と絶望に打ちのめされた人々の心に変化が生まれていく…。
　『原発故郷3650日』に続く島田陽磨の力作。
　製作・配給：日本電波ニュース社

■9月14日（日）
プログラム5（10:00～12:00）
『忘れられないきみへ』（アニメーション、2024年、4分30秒）
　長崎原爆投下後、瀕死の人々は列車で大村の松原救護所に運ばれた。
　そこに勤務していた福地衛生兵は母を探しに来た少女と出会う。
　少女は横たわる母と再会できたものの、母は息を引き取り、少女も消えてしまい、福地は…。
　「松原の救護列車を伝える会」の依頼を受けた武蔵野美術大学の学生3人が、福地の手記をもとづいて製作。
　現在、YouTubeで公開されている。
　製作：松原の救護列車を伝える会
『風が吹くとき』（アニメーション、監督：ジミー・T・ムラカミ、1986年、85分）
　「スノーマン」などの絵本作家、レイモンド・ブリックス原作の絵本を映画化した作品。
　余生を田舎で過ごす気の良い老夫婦が、差し迫る核戦争を前に、政府推奨のパンフレットを頼りに核シェルターをリビングにつくり、食料や水を蓄える。
　やがて核ミサイルが飛来し、生き残った二人は救助を待つが、次第に原爆症の症状が現れる。
　1980年にイギリス政府が発行したパンフレット「PROTECT AND SURVIVE」の愚かさを告発。
　ジムの声：森繁久弥　ヒルダの声：加藤治子
　映画の後のトーク：「今ある核戦争の危機と私たち」前川史郎さん（日本原水協常任理事）

プログラム6（13:00～15:00）
『アトミック・カフェ』（ドキュメンタリー、1982年、87分、監督：ケヴィン・ラファティ、ジェーン・ローダー、ピアーズ・ラファティ）
　原爆が戦争を終わらせたと信じつつも、核軍拡競争の真っ只中、核攻撃に怯えながら核兵器の製造、実験に狂奔するアメリカ社会の記録。
　ニュース映画、政府広報、政府所有の映像、音楽、ラジオ音声などにより構成されていて、核大国でありながら放射線の影響に無知な実態が浮かび上がる。
　トーク：「アトミック・カフェの衝撃と「赤狩り」の時代」平沢清一さん（映画プロデューサー）

プログラム7（16:00～18:30）
『父と暮せば』（劇映画、2004年、99分、原作：井上ひさし、監督：黒木和雄）
　『TOMORROW／明日』『美しい夏キリシマ』に次いで、黒木和雄監督が戦争の記憶を映画化。
　広島に原爆が落とされてから3年後、父を失い、生き残ったことに負い目を感じながら暮らす美津江の前に亡くなった父、竹造の亡霊が現れる。
　知り合った木下という青年に心惹かれながらも、新しい生活に踏み出せない娘の心を開かせようとするのだが…
　製作:パル企画
　映画の後のトーク：「父・井上ひさしを語る」井上麻矢さん（劇団こまつ座代表取締役社長）

2025/09/13 被爆者の声をうけつぐ映画祭（9/13,14 武蔵大学）9/13：生きていてよかった おりづる 日本被団協ノーベル平和賞授賞式 生きて、生きて、生きろ。

2025/09/13 被爆者の声をうけつぐ映画祭（9/13,14 武蔵大学）9/13：生きていてよかった　おりづる　日本被団協ノーベル平和賞授賞式　生きて、生きて、生きろ。