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2025/09/27 望月衣塑子さんに聞くー「もがみ」型護衛艦のオーストラリアとの「共同開発」は 歯止めなき武器輸出への道

投稿者: なかもりけいこ

オーストラリアと「共同開発」しようとしている新型の「もがみ」(6,350トン)は高性能
の軍艦で、約40発ものミサイルを搭載します。
自衛隊はこれまでハワイやオーストラリアで、新「もがみ」に搭載が予定されている12式
地対艦ミサイルで、退役した艦船を撃沈する訓練を繰り返して来ました。
さらに防衛省は24年度から、「新地対艦・地対地精密誘導弾」の開発に乗り出しました。
地上攻撃を明確に意識したミサイルです。
24年度に開発費323億円で三菱重工と契約、26年度予算(概算要求)ではさらに418億円が計
上されました。こんなミサイルも、「共同開発」と銘打てば輸出が可能になってしまいま
す。新「もがみ」は対艦艇、対航空機、対潜水艦の各種ミサイル、軍艦や船舶を攻撃でき
る魚雷、艦船の航行を妨害する機雷、とさまざまな武器を搭載しています。相手国に接近
して脅威を与え続けることも、攻撃することも可能です。 こんな、「武器輸出」の大幅
拡大が、国会での議論も議決もなく進められようとしています。 私たちが声をあげない
と、2026年1月に三菱重工とオーストラリア政府が正式契約を結んでしまいます。

◆戦後⽇本の⼤原則−「武器輸出はしない」を守り続けましょう

1967年の佐藤首相、1976年の三木首相は国会で、「平和国家としての我が国の立場からそ
れによって国際紛争等を助長することを回避するため、武器輸出は認められない」と繰り
返し答弁してきました。1981年に韓国への武器輸出が発覚すると、同年3月衆参両院で「
武器輸出問題等に関する決議」が採択され、「厳正対処」が再確認されています。23年の
日英伊による戦闘機共同開発も、今回の日豪による軍艦の共同開発も、この大原則を踏み
にじるものです。

★9⽉27⽇(⼟曜⽇) 16時30分〜
★かながわ県⺠センター 301会議室 
  横浜駅西口
★資料代 500円

●お話 望⽉⾐塑⼦さん 
 もがみ型護衛艦の「共同開発」で―武器輸出はどうなる
 (東京新聞記者、著書に『武器輸出と⽇本企業』、『軍拡国家』など) 

★内容
 トマホーク横須賀配備反対署名への協力のお願い
 報告1 もがみ新型てどんな船、どこで運用されるの? 木元茂夫(主催者)
 望⽉⾐塑⼦さんのお話し
 質疑応答
 報告2 英空母プリンス・オブ・ウェールズ、NATO艦艇の横須賀・東京への
     入港 星野潔さん(リム・ピース編集委員)

 アピール 横須賀ピースフェスティバル(10月12日)
      大和ピースフェスティバル(10月13日) 
   
★主催 すべての基地に「No」を・ファイト神奈川 (080-6888-9746)

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