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2025/07/18 自衛隊・先遣隊を馬毛島に入れるな!基地建設をやめろ! 防衛省前いきものデモ

自衛隊・先遣隊を馬毛島に入れるな!基地建設をやめろ! 防衛省前いきものデモ

防衛省正門前(市ヶ谷駅・四ツ谷駅から徒歩約10分)
7月18日(金)
18:00〜19:00(17:30〜プレスタンディング)

〈呼びかけ〉
島じまスタンディング ishiisugito@gmail.com(石井)
戦後80年・路上大学
FREE THE RYUKYU ISLANDS
STOP大軍拡アクション 090-6185-4407(杉原)

馬毛島(まげしま)に自衛隊が上陸し、活動を始めようとしている。航空自衛隊「馬毛島先遣隊」が、今年3月に福岡県の春日基地で90人規模で発足した。そのうち約60人が、7月から種子島の中種子町の自衛隊宿舎に入居を始め、早ければ7月22日から、馬毛島に通い始めるという。


その島は、いきものたちの楽園だった。ヒトとの関わりも長く、弥生時代の埋葬址も発掘されている。人びとはその島を馬毛島と呼び、そこで暮らしたり離れたり、放牧を営んだり漁労のための季節移住をしたりしながら、ほかのいきものたちと共存してきた。漁民は浦々のひとつひとつに名前をつけて、浦々を育む森林を「魚付林(うおつきりん)」と呼んで、馬毛島の自然をたいせつに守ってきた。

ヒトの西暦の2000年代になって、馬毛島の土地を買い漁った企業が乱開発・違法開発を始めた。種子島の人びとがそれを阻止するための運動を続けてきたが、日本国の政府が違法開発に便乗した。2023年1月12日、馬毛島をまるごと壊し海も潰しまったく別のものにつくり変えるという有史以来初となる事業に、人類は着手した。目的は、ヒト同士が殺し合ったり、軍事緊張を高めたり、大国が覇権争いをやっていくための条件を整えたりするためだ。

多くの種類のいきものたちが、ず〜っと昔からこの島で生息してきたが、この2年半の間にあっという間にすみかを奪われた。渡り鳥は、憩いの場を失った。膨大な種類の魚介類が繁殖の場を潰された。ウミガメは、産卵に訪れるだろうか。馬毛島にしか生えていないホソバノアリノトウグサは、一顧だにされなかった。マゲシカは工事用車両に轢き殺された。岳之腰は削り取られた。森も草原も湿地も消されていき、地表は引っ掻き回されている。夜の闇は失われ、生き延びたいきものたちを苦しめている。


ヒトである私たちは、自然と、ヒト以外のいきものとの関わりを棄てるわけにはいかない。宝の島・馬毛島で試みられてきたヒトと自然との共存のあり方を、学び、残すべきものを残したい。そしてヒトとヒトとの共存のあり方を模索したい。私たちは、馬毛島のことをもっと知りたい。基地なんか造っている場合ではない。

私たちは馬毛島殺しの加害者であるヒトとして、いきものたちの声を想像しながら、ヒトの営みの産物である「防衛省」に声をぶつけ、工事をやめさせましょう。お面やプラカード等の自作・持参歓迎です。ぜひご参加ください。

▶島じまスタンディング・ブログ(呼びかけ文と画像掲載)
https://shimajimastanding.blogspot.com/2025/07/718.html

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