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2025/08/15 戦後80年を新たな戦争の年にはさせない!天皇出席の全国戦没者追悼式反対!8.15大阪集会(8/15 14:00〜 大阪市)

案内→https://x.gd/DMnKZ
チラシ→https://x.gd/LfwHf

戦後80年を新たな戦争の年にはさせない!
天皇出席の全国戦没者追悼式反対!8.15大阪集会に参加を!

■沖縄を再び戦場に変える自衛隊
 今年の始まりの1月1日、陸自第15旅団(那覇駐屯地)はホームページに、沖縄民衆の抗議で取り下げた、第32軍司令官、牛島満中将の辞世の句「秋待たで 枯れ行く島の青草は 皇国(みくに)の春に 甦(よみがえ)らなむ」を再び掲載しました。
 この辞世の句は、沖縄の日本再併合に伴う日本軍(自衛隊)の沖縄再上陸に際し、沖縄派遣軍臨時第1混成群初代群長、桑江良逢の訓示の最後で引用したものですが、第15旅団に受け継がれ、いまあえて公に確認したのだと思います。
 天皇明仁も2018年、陸自駐屯地開設2周年の3月に与那国島を訪問しました。
 国境の島・与那国島を「国境の砦」に変える自衛隊への激励なのは明らかです。
 新たな戦争も「皇軍の精神」で臨むということでしょう。
 現在の戦争は過去の戦争のうえに行われるのだと改めて痛感します。
■なぜ「敗戦80年」でなく「昭和100年」なのか
 日本の支配階級と政府は「戦後80年」「昭和100年」のキャンペーンを始めました。
 「昭和の日」の制定に全力を挙げた彼らは、新たな戦争の時代こそ「昭和」の確認が必要と考えています。
 残虐極まりない侵略戦争や植民地支配への反省も謝罪もせず、戦に倒れた数百万の「英霊」に感謝し、密かに出兵した朝鮮戦争と戦争特需をテコに「見事に」復興した「皇国・日本」が新たな戦争のバックボーンに座らねば、という訳です。
 戦前の皇軍ではないとされてきた自衛隊も、いざ参戦となれば戦後も生き続けた「皇国の精神」を必要としているのです。
 戦後も生き続けたのは、私たち日本の民衆が掲げた「戦後平和と民主主義」や「平和憲法」が天皇と日本国家の戦争犯罪・植民地支配犯罪を徹底追及するものではなかったこと、また民衆にも浸潤している天皇思想と奴隷根性の克服を闘いの根底にすえてこなかったからではないか。
 新たな戦争の時代に入ったいま、それが厳しく問われているのだと思います。
 8.15集会で上映する大島渚監督のドキュメンタリー『忘れられた皇軍』( 1963年制作)は、朝鮮人を「日本人として」戦争に徴用し、戦後は「日本人ではない」として切り捨てた天皇制日本、それに無関心を決め込んできた日本の民衆を弾劾しています。
 それは制作当時の1960年代にとどまらない現在に連続していることではないか、いや戦争時代に入った現在こそ、このことを直視せねばならない、と考えます。
 朝日新聞(5月30日)の天声人語に、米国の哲学者エリック・ホッファーのこんな言葉の紹介がありました。「過去の罪の正当化は将来の罪を植えつけ、培養することになる」
■自衛隊を米軍指揮下に置く石破首相
 こうしたなかで、石破茂首相は、6月21日のアメリカのイラン核施設攻撃を「イランの核兵器開発は阻止されなければならない」と支持しました。
 自衛権行使でも国連決議に基づく集団的安全保障措置でもない国際法違反のこの攻撃、日本の民衆ばかりか世界の人びとから激しい怒りと弾劾が行われても、石破はアメリカに従う態度を変えませんでした。
 こうした石破の態度は、アメリカ・イスラエルの対イラン戦争への参戦に行き着きかねない危険性を示しています。
 朝日新聞(6月23日)は次のように言います。「イランがホルムズ海峡で機雷を敷設するなどして紛争が本格化すれば、戦後初の自衛隊による防衛出動〔戦争出動〕という事態にも発展しかねない。日本は2015年の安保法制で集団的自衛権行使を認め、武力行使の一環とみなされうる機雷除去に自衛隊が踏み出す枠組みを整備している」。
 こうした石破首相の態度は、アメリカと連携して進めている対中国戦争においても同じことがいえるでしょう。
 南中国海、東中国海、朝鮮半島を中心とした地域を一体の「戦域(ワン・シアター)」としてとらえ、日米が同志国とともに戦争協力を強化するという構想です。
 日本が戦争のイニシャチブをとるという意思表示です。
 敗戦80年を新たな戦争への年にしてはなりません。

天皇出席の全国戦没者追悼式反対8・15大阪集会
日 時:2025年8月15日(金)13:30開場 14:00開始
場 所:エルおおさか 701号室
 〒540-0031 大阪市中央区北浜東3-14
 地下鉄・京阪「天満橋駅」より徒歩5分
 地下鉄・京阪「北浜駅」より徒歩7分
 地図→https://x.gd/TUBg4
内 容:
・DVD『忘れられた皇軍』(大島渚監督)上映
・講演:戦後80年、『忘れられた皇軍』は何を問うているのか?
 宋実成(ソン・シルソン)さん(在日朝鮮人学研究者・猪飼野セッパラム文庫スタッフ)
資料代:500円(経済的に苦しい方は受付まで)
主 催:参戦と天皇制に反対する連続行動
連絡先:TEL・FAX 06-6303-0449

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