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郵政首切り25年・名古屋哲一の月刊エッセイ

 予定は未定であって決定ではなかった

  一ヶ月前の投稿文を読み返して驚いた。「7月末には、郵政4・28ネット基金の立上げを予定」とか、「8月末頃に『4・28から』最終号を発行して、4・28ネットを解散する運び」みたいなことが、書いてあるではないか!・・・

「こんな事を書いた奴は、一体どこのどいつだい?! ワタシだよ(TVエンタの神様)」・・・今は既に8月末、「4・28基金」は先日立上げたばかりで、「記念品」も未だ制作途上という状況だ。「予定は未定であって決定ではない」との言葉は、真実だった!

 前にもナンカ書いた覚えがあるけれど、あれもこれもみんな郵政当局が悪いんだ!

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 「ボクはアルコール税とニコチン税で多額納税者。エヘン、プイ」などとエバッテいたけれど、実のところ、恥ずかしながら、税金だとか年金保険だとかの知識は、平均水準を大きく下回っていた。

 お金にあまり縁のない争議生活だったこともある。老後のプランなど、考えれば何とかなる人は考えるのだろうけれども、考えてもなんとかならない人は考えないものだ。それ以上に、こんなに長生きするなんて、若い時には思ってもいなかった。中年になって以降も、中年になった自覚がなかったので、若い時のままだった。

 「ベトナムでは毎日子供が殺されている。重度障がい者もこの福祉国家日本の中で生存権を奪われている。体制に異を唱える人々、チェ・ゲバラなんぞも(当然にも)人生半ばで殺されちゃってる」といった世界観が、初めて社会的視野を得た若い時の人生観と一体になっている。10年程前、若者たちが年金の心配もしていると聞いて、ぶったまげたものだった。

 ボクらが若い時には、「明日世界が変わる。根底から変革する」と信じていたものだから、年金とか税金とか老後のプランとかは、視野の外にあったのだ。ラディカリズム(根底主義)のおおらかさと、ラディカリズム(急進主義)の稚拙さと・・・。 2月13日最高裁の勝利決定後、争議解決総仕上げに向けた、28年間のバックペイ計算だとか共済年金だとかの、制度・法規問題、お役人のイイカゲン・ノルマふんだくり儲け主義(民営化郵政と同根)問題がボクを直撃、あわてさせたのだった。

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 7/25付文書「所得税に関する確認について」が、突如、元免職者たちへ送られてきた。この文書は、5月末に支払われたバックペイ28年間分の所得税税率を「甲欄(低率)から乙欄(高率)」計算へ変更し、返納請求しようとする、郵政公社経由での税務署からの「反撃」だった。

この文書自体がまず、違法的デタラメであることも含めて難解だった。どんなに難解なのかというと、“「扶養控除等申告書」提出期間中の無収入証明のため、「被保険者記録紹介回答票」と「雇用保険被保険者資格取得届出確認照会回答書」を、社保事務所とハローワークから受取り提出を。でないと云々”といった文なのだ。

 ボクの場合は、「厚生年金=全逓多摩地区本部勤務」が「1979年5月10日<4・28処分直後から>〜86年6月16日<人事院公平審査6・9判定直後の“名古屋のみ儀救全面打ち切り(以降の裁判闘争からの排除)”との全逓中央決定まで>」。この「雇用期間中」なのに、81年1月6日から無収入のはずはないとの追及だ。

 全逓本部は、4・28処分からわずか半年後に労資協調確認を当局と結び、その後「免職者の再配置(強制配転)」を強行し、これに抵抗したボクに対して「犠牲者救済制度による給与支給」を1月6日以降停止した。だが全逓からの排除を阻止するために、ケナゲにも毎月ボクは年金など社会保険料や組合費を納めていたのだった。当時の全逓本部や地区本部の冷たい「機関決定」文書等が、この証明になった。

 8月16日に西川郵政公社総裁宛の名古屋元免職者名による【要求書】を、八王子局経由で提出した。逆襲開始。<a>4・28処分28年間の謝罪要求、<b>名古屋はこの期間無収入で乙欄変更にならないことの証明文書、<c>未払い賃金=バックペイ・所得税還付金の即時支払い請求、<d>未払い金=バックペイ・遅延損害金の違法計算是正しての即時支払い請求、という内容だ。8月24日には、「税務署も納得」の連絡を受けた。今後、郵政ユニオンの本社交渉も含め、残る課題を追及!

 というわけで、予定が未定になったのも、あれもこれもみんな郵政当局が悪いんだ!

名古屋哲一(郵政4・28免職者)

「郵政ユニオン九州地本機関紙」及び「大阪・吹田千里支部機関紙」にも掲載

*タイトルはレイバーネット編集部


Created bystaff01. Created on 2007-08-26 16:37:41 / Last modified on 2007-08-26 16:38:24 Copyright: Default

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