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韓国:ユソン企業労組が工場占拠、緊張続く | ||||||
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ユソン企業労組が工場占拠、緊張続く事態解決の糸口はどこに...昼間連続2交代制および月給制で対立
チョン・ジェウン記者 2011.05.20 20:39
金属労組所属のアサン・ユソン ヨンドン支会(以下支会)の組合員が工場で寝食 を共にし、工場占拠座り込みに突入して3日目になる。工場の外を徘徊する会社 側の管理者-用役業者職員と、支会の組合員-支援の労働者の間の緊張が、ライン が止った工場の内外にみなぎっている。互いに小さな動きにも気を尖らせ、気力 の戦いをしている。 偽装車の突進とひき逃げで組合員13人が重軽傷を負ったにもかかわらず、用役 は退く気配がない。19日も用役は集団的に動いて組合員を刺激した。20日には 忠北のヨンドン工場の管理者が集団で牙山工場に集まっていることが労組側に より確認された。 また、20日の午後1時20分頃、ユソン企業使用者側の牙山工場とヨンドン工場の 工場長が正門の前にきて、支会に『不法行為』を中断しろと主張した。労組は 合法ストライキに職場閉鎖、用役投入などで会社が『不法』を行い、むしろ 労組に責任を問うと反発した。 ![]() ▲牙山工場とヨンドン工場工場長(左)が牙山警察署側と共に会社正門に来て緊張が漂った。 ![]() ▲会社工場長が来ると、職場閉鎖と用役投入、「殺人未遂」行為に労働者が抗議した。 会社側が施設管理保護要請をしたが、警察側は「現時点での公権力投入は労組 の反感と事態悪化を招くので、今すぐ投入はできない。まず労働争議手続きに よって解決を試みろ」とし「労組の不法行為があれば、すぐ申告したり証拠資 料を根拠とした告訴告発などの司法処置ができるようにお願いする」と会社に 通知した。 ![]() 現代起亜車は物量調節中、「週末過ぎれば打撃」「労使対立の中心に現代車がある」労働界の関係者たちは、今週末が労使対立触発の峠だと予想している。労使の 神経戦などのさまざまな原因があるが、物量問題は無視できない。 主力商品である自動車のピストンリングを生産するユソン企業(株)は現代車、 起亜車、ルノー・サムスンなどの完成車メーカーに納品する。大田にある大韓 イヨン(株)とユソン企業が唯一ピストンリングを生産し、特に1次下請業者の 中でも規模が大きいユソン企業だけが現代車に製品を納品している。 このように物量が二元化していないユソン企業の生産ラインの停止が続くと、 特に現代車(株)が打撃を受ける。ピストンリングの在庫だけでは、車の生産に 限界があるからだ。 支会の関係者は、現代車使用者側は生産量を調節して車を生産しており、週末を 過ぎると打撃を受けるだろうと伝えた。起亜車労組の活動家も「20日から京畿道 ソハ里工場のカーニバルのラインに影響が出る」と話した。現代車牙山工場 正規職労組の関係者は「(牙山)工場には6日間の(ピストンリング)在庫しかない」 と伝えた。 支会の関係者は、「ユソン企業が現代車に納品できなければクレームになり、 1時間あたり18億〜20億ウォンを賠償しなければならないという」と話した。 こうした元下請間の関係と対立が、労使対立の賢い解決に影響するだろうか? 組合員たちは誰もが悪影響を及ぼすと話した。ユソン企業の労使対立の中心には 現代車があるということだ。 支会の関係者は、使用者側が職場閉鎖を通知する直前まで会社の役員と現代車 の高位幹部が会社の中で話し続けていたとし、「労働者たちは皆知っている。 現代車の指示がなければユソン企業が独自にこうして突き進めない。明らかに 生産に影響するのに、資本が利益にならないことをするだろうか」と反問した。 またオム・ギファン副支会長、「会社側は、労組が順法闘争をしていた時から 現代車に生産の打撃を与えかねないという理由で何十回も労組のストライキは 『不法』だという文書を送った。現代車のラインが止ることを心配した会社が すぐ職場閉鎖をした理由はさらに納得できない」と厳しく忠告した。 また支会は、会社側はこの機会に民主労組の歴史が深いユソン労組を無力化 するため強力な弾圧をするだろうと解釈した。オム・ギファン副支会長は 「ユソン企業系列会社の京畿道安山にあるドンソ工業は職場閉鎖で労組を 破壊した。ユソン企業の労組無力化工作は継続あった」と話した。 ![]() 『夜は眠ろう』という要求は『正当』すでに合意した昼間連続2交代制と月給制組合員たちはね11回の交渉の間、会社側が一回も提案を出さないなど、交渉の 過程で見せた会社側の態度を批判したが、費用の問題で昼間連続2交代制施行を 快く思っていないことが大きな問題だと提起した。 具体的な計画について差があるが、労働界は昼間連続2交代制と同時に実質的な 賃金削減がない完全月給制をしろと主張してきた。昼夜間交代勤務を廃止して 『夜は眠ろう』という常識的な要求を始め、労働者の健康権、労働強度の強化 反対、雇用安定を確保しようということだ。 特に昼夜間交代勤務、長時間労働などをなくす労働時間短縮を前提に新規雇用 と雇用創出が可能だと主張してきた。非正規職問題と青年失業問題を解消する 方案だからだ。 だが、使用者側は昼間連続2交代制を施行すれば、生産量の低下で賃金を保全で きないという立場だった。そのため会社側は生産物量に連動される賃金保全方 式に固執したり、現在の水準の生産物量をどう保全するのかにだけを気にして いた。工場を昼も夜も回す理由は、資本の利益創出だけで、労働者の人間らし い生と健康権ではない。 ![]() また、金属労組傘下の事業場は、昼間連続2交代制施行について何年も議論を続 けている。現代車、起亜車などの完成車も原則に合意しただけで、『勤務形態 変更推進委員会(現代車労使)』のように実務単位を構成して具体的な計画につ いて議論をしているだけで進んでいない。 部品業者の中では京畿道安城にあるトウォン精工(株)だけで労使が合意して、 昨年9月から昼間連続2交代制および月給制を施行している。支会の関係者は、 この状況でユソン企業も昼間連続2交代制および月給制に合意すると使用者側に 負担になりかねないため、ユソン企業側が職場閉鎖、用役投入などの無理を していると見通した。 金属労組のキム・ホギュ副委員長は「深夜労働をなくそうという支会の要求は 正当だ。完成車メーカーの労働者だけでなく部品メーカーの労働者たちも深夜 労働をなくさなければならない。施行の時期、具体的な方法などは事業場ごと に違うが、支会は要求は無理なことではない。完成車がまず施行できない状況 で、ユソン支会が昼間連続2交代制および月給制を掲げて戦う」として「すでに 合意した事項を守らない会社側が問題だ。職場閉鎖を撤回して交渉に出て来い」 と話した。(記事提携=メディア忠清) 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2011-05-22 09:14:37 / Last modified on 2011-05-22 09:14:38 Copyright: Default 世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ |