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韓国:現代車非正規職3支会、立場の差が明確に | ||||||
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現代車非正規職3支会、8項目の要求、新規採用で立場の差が明確現代車非正規職支会、指導部選出難航
チョ・ソンウン記者 2011.05.09 08:52
現代車非正規職3支会は5月6日午後1時、現代車非正規職支会教育館で懇談会を 開き「現代車新規採用問題、非正規職正規職化要求案」を議論したが3支会間の 立場の差を確認しただけで共同の立場を出すことに失敗した。 ![]() [出処:蔚山労働ニュース] 新規採用案を廃棄しようという蔚山・牙山支会と、新規採用に組合員を入れる 案を作ろうという全州支会の立場が対立した。また、8つの要求を廃棄(四議題 と8つの要求を除く)し、不法派遣特別交渉を要求して、この中で進展した案を 出そうという全州支会と、8項目要求争奪の直接交渉を要求しようという蔚山・ 牙山支会の立場が対立した。 この日の現代車非正規職3支会の懇談会は、4月26日の現代車正規職支部未組織 非正規職特別委員会(不非特委)で「新規採用および非正規職要求案の現場発議 に対する現代車非正規職3支会と金属労組の議論の後、次の会議で再議論する」 と決めたことにより、現代車不非特委に提出する3支会の立場をまとめるために 開かれた。 「新規採用廃棄」 vs 「組合員が含まれる新規採用案を作ろう」現代車支部不非特委は4月26日の会議で「新規採用と関連支部は、すでに別途の 要求になっており労使協議会で決定した事項なので、新規採用はする。社内下請 40%配分についての意見がほしい」と現代車非正規職3支会に要求した。 新規採用についての現代車労使の2002年会議録には「今回に限り社内協力業者 の人員に対する採用規模は、40%以上採用する。年齢上限線は30歳以下とする」 となっている。だが2005年4月15日の元下請連帯会議では「労使の合意ない新規 採用はない。現代車労組は不法派遣闘争が終るまで新規採用に合意しない」と 決め、2006年3月8日には「2005年の元下請連帯会議での議論の結果と過程を尊 重し、2006年元下請連帯会議も、現代車労組は特別交渉が妥結しなければ新規 採用について労使合意をしない」と決めた。 2002年から2004年まで、新規採用の結果についての現代車不非特委の資料では、 「現代車非正規職支会の組合員から採用された者は殆どいないと把握されてお り、社内下請業者の社長が推薦することになっているため組合員が集団で脱退」 など、現代車非正規職支会の闘争力を深く損なう結果になった。 これにより現代車支部不非特委は、4月26日に会議を開き「新規採用拒否、不法 派遣正規職化」の案と「新規採用認定組合員採用要求」の案を扱い、現代車 非正規職3支会の立場を要求した。 6日の現代車非正規職3支会の懇談会で、現代車全州非正規職支会のカン・ソン ヒ支会長は「新規採用に私たちが反対しても、現代車労使が決めて新規採用 40%をするだろう。私たちが提案を出さなければ、支部が何%かの案を出して、 支会の組合員を排除することになる」とし「組合員が含まれる案を作らなけれ ばならない。新規採用は不法派遣闘争とは違うので、新規採用40%に半分の組合 員を入れろというのが全州支会の立場だ」と明らかにした。 牙山社内下請支会のヤン・フェサム副支会長は「2003年のナイフテロの後、 40%採用したが、選択権は業者の社長にあった。該当事項がなかった。年齢も 30歳以下だった。支会の組合員の平均年齢は35歳以上だと見る。これに該当す る人は殆どいない。新規採用40%はみせかけだけで、労組潰しに持ち出した」と し「牙山支会は新規採用を廃棄しろという立場になった。最高裁判決により、 全てを正規職化すれば良い。なぜ40%だけかと組合員から抗議された。新規採 用40%は現代車の話で、現代車支部の話ではない」と批判した。 蔚山現代車非正規職支会のイ・ウンファ非常対策委員長は「新規採用はだめだ。 8つの要求を最後まで持っていくと立場を整理した」とし「拠点ストライキの時、 すでに新規採用の話があった。組合員は排除され、組合員になっても採用権限 は業者の社長にあるので非組合員が採用される。新規採用は闘争力を落とす」 と糾弾した。 現代車非正規職支会のチョン・ヨンジュ非常対策委事務長も「新規採用40%は、 労組を揺さぶり分断するものだ。互いに顔色を伺わせ、支会を揺さぶり、組織 力と闘争力を傷つけるため」と糾弾した。 傍聴した現代車非正規職支会のある組合員は「新規採用を40%受け入れれば、 活動家は組合員に殴り殺される。受け入れた瞬間にこの戦いは終わる」と強く 糾弾した。 全州非正規職支会のカン・ソンヒ支会長は「組合員が支会に加入しても、われ われは一つもないとすれば、組織力の毀損はどうするのか」とし「最高裁まで 行けば一部は勝訴し、一部は敗訴するだろう。敗訴した組合員にどう責任を取 るのか? だから新規採用が必要で、組織力を高めるのは新規採用によるものだ。 正規職化全体の闘争をめぐって状況を見なければならない」と強調した。 この日の懇談会では、単一の立場を定められず、3支会それぞれの立場を現代車 支部不非特委に伝えることにした。 「8項目の要求争奪直接交渉」 vs 「8項目の要求を廃棄して特別交渉を要求し、進展した案を出そう」「すべての社内下請を正規職化しろ」という8項目の要求は、現代車非正規職 3支会の2010年賃金団体協議要求だった。この日の懇談会で現代車非正規職蔚山 支会と牙山支会は、8項目の要求を勝ち取るための直接交渉方針を再確認したが、 全州非正規職支会のカン・ソンヒ支会長はこれに対して問題提起をした。 カン支会長は「8つの要求がだめで4つの議題になり、今は膠着状態だ。8項目の 要求は(膠着状態を)変えず、そのまま行こうということだ。このまま行けば、 突破できそうな兆しがない。新しい突破点が必要だ」とし「(8項目の要求案は) 私たちの力量と実力では難しい。8つの要求、4つの議題を抜いて不法派遣交渉 に呼び入れ、その中で議論しよう。そこで進展した案を出せる」と主張した。 現代車非正規職支会のチョン・ヨンジュ非常対策委事務長は「不法派遣交渉に 出てこいと言うとき、四つの議題ではなく八つの要求で行くことを確実にしよ う」と主張し、牙山社内下請支会のヤン・フェサム副支会長も「8項目の要求に ついての特別交渉に出てこいといわなければならない」と付け加えた。 カン・ソンヒ支会長は「闘争力に基礎をおいた交渉をしようということなのに、 正規職化するまで闘争だけしようというのか? 交渉をやめようというのではな いか」とし「現実的な方案を探そうということだ。組合員に対してだけは、 正規職化するべきだというのが全州の立場」と明らかにした。 これについて現代車非正規職支会チョン・ヨンジュ非常対策委事務長は「組合 員に限り正規職化するというのは、全ての非正規職からの非難を受ける。私た ちの闘争は非正規職すべての問題」と強調した。 この日の懇談会では、8項目要求争奪の直接交渉を主張する蔚山・牙山支会と、 8項目の要求を廃棄して特別交渉で進展した案を出そうという全州支会の立場が 対立し、結局、共同要求案を提出しないことに決定した。 現代車非正規職支会の指導部構成で難航一方、蔚山現代車非正規職支会非常対策委は、統合指導部構成のために10回ほ ど集まったが、統合指導部の構成に失敗して集まりは解散した。 不法派遣闘争の路線についての違いが、統合指導部構成の失敗の原因だった。 現代車非正規職3支会の懇談会で表面化した路線上の違いと対立は、現代車非正 規職支会の統合指導部構成にもそのまま反映された。「8項目の要求争奪のため の現代車直接交渉方針」と「8項目の要求廃棄と組合員を中心とする正規職化お よび特別交渉方針」が隠れた形で統合指導部構成の議論に結びついていたとい う解釈だ。 統合指導部構成のための集まりは、人物中心に議論を進めてきたが、最終的に 路線の違いが明確になり、統合指導部の構成は不可能だということを認めて 解散した。 これによって現代車非正規職職支会の選管委も4月29日に解散して、現代車 非正規職支会非常対策委は新指導部の輪郭が固まれば、もう一度選管委を構成 することに決めた。 3か月停職者が5月20日頃に現場に復帰する。蔚山解雇者48人を除きストライキ に参加した1000人以上の組合員がすべて現場で働き始める。支会非常対策委は 指導部の選出前までに組織力を振り絞り、組織力を復元するために集中的な 教育と宣伝事業を展開することにした。 3か月停職者と解雇者教育で、執行部と各事業部の役割を果たすために必要な 実務の力量を押し上げ、組合員義務教育を通じ、不法派遣闘争の評価と課題を 共有する時間を持つ計画だ。 ストライキに参加した組合員1000人の組織力を結集し、もう一度2次闘争に立ち 上がるためには、できるだけ早く指導部を選出しなければならない。路線の差 が表面化したことで、指導部の選出は懲戒者と組合員が参加する集団的な討論 と論争の結果になるものと予想される。指導部選出の日程は5月末頃までと予想 されるが、状況によってはさらに長びくかもしれないという。(記事提携=蔚山 労働ニュース) 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2011-05-10 03:05:31 / Last modified on 2011-05-10 03:05:37 Copyright: Default 世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ |