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韓国:バスストライキ35日間の死闘、高空ハンスト | ||||||
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バスストライキ35日間の死闘、高空ハンスト[インタビュー]湖南高速キム・ヒョンチョル、全北高速ナム・サンフン争対委委員長
ムン・ジュヒョン記者 2011.05.04 17:47
[編集者注] 35日間の櫓ハンストを終え、全北高速、シンソン旅客、湖南高速 争議対策委員長が地面を踏んだ。命がけの櫓ハンスト闘争だったため、回復の 時間が必要だ。しかし彼らに会った所は病院ではなく、バス闘争本部の総会が 開かれた民主労総全北本部だった。まだ全北高速闘争が残っている状況で、ゆっ くりと自分の身を取りまとめる余裕を彼らは持とうとしなかった。 バスストライキ闘争が折返し点にきた。市内バスは現場で団体交渉を勝ち取る 努力を惜しまない。そしてまだ妥結していない全北高速は、決意を集めて闘争 を続けるだろう。櫓ハンストで、疲れているかもしれない湖南高速と全北高速 争議対策委員長に今までの努力と今後の計画を聞いた。 ![]() ▲高空籠城断食当時、櫓で。ナム・サンフン全北高速支会長(左)、キム・ヒョンチョル湖南高速支会長(中で)、イ・ソンボム シンソン旅客支会長(右) [出処:全北高速支会] 生と死の境界で断食をする
キム・ヒョンチョル湖南高速争議対策委員長(湖南) 体調は良くない。これまで 体験しなかった断食が長びいてしまった。生まれて初めて35日間断食をした。 意志とは無関係に、気持ちはしっかりしているが、ときどきからだがふらついて 真っすぐに歩こうとしても偏ってしまう。
ナム・サンフン全北高速争議対策委員長(全北) ただ生きようという意志が強かっ た。だが民主労組がなぜこれほど難しいかと考えると苦痛だった。 湖南の櫓断食は、ストライキ戦術の一つだが、生と死が直接関連していたので 恐ろしかったが、生への愛着が強かった。それでも高空籠城だ。座込場が風で とても揺れ、雨が降ると雨水で漏れ、稲光がすれば感電の危険もあった。その うちに熟睡できなくなった。いや睡眠より恐れが先に立った。崩壊しないだろ うか、感電しないだろうか。それで三人とも二時間以上は眠れなかった。その たびに本を読み、今後の闘争について議論もして、互いに慰め頼りながら勝ち 抜いた。
全北 1月にも1週間民主党本部事務所で断食したことがある。そこでも政治家た ちを信じられなかった。政治家と事業主はサインするまで信じられない。それ で鄭東泳議員がきて何か話をしてもついて行けなかった。降りてこようという 時も下に行ってサインして上がってこいといった。最後まで行くしかなかった。 全北高速支会、やり直すという気持ちで
湖南 櫓でストライキが合法と判定された時、とても安心した。そして使用者側 と合意書を書いて降りてきた時、いろんな感情が頭をよぎった。怒りの痛みと。 これでストライキを終わらせられるという安堵感、妥結していない全北高速の 愛情からの申し訳ない思い、闘争は終わっていないという毅然さ。こうした感 じが一度にかすめていった。 全北 全北高速が解決していない状態で降りたので、ただ組合員をまたどう団結 させて引っ張っていくか悩んだ。救急車で病院に行く時、多くの仲間の拍手を 受けたが、胸の内は真っ黒に燃え上がっていた。それで病院にいてばかりはい られなかった。そして全北高速の仲間だけが別に集まって総会をした。そこで 仲間たちの乱れない姿を見て感動した。その場で話した。本当にもう一度始め ようと。仲間たちがこの意を受け入れてくれて有難く、感謝している。 ![]() [出処:チャムソリ資料写真]
全北 40年前に全泰壹烈士が勤労基準法を遵守しろと、苛酷な労働をさせるなと 要求して焼身した。ところが今私たちも同じ主張をしている。ところが、韓国 労総は労働時間を減らして給料を改善し、労働条件を改善しようと努力する姿 を見せなかった。自分たちの財布しか考えなかった。韓国労総の幹部という人々 は、自分たちは70万ウォン上げ、われわれは0.88%上げた。この事実は株主総会 で使用者側が誇らしく報告した内容だ。そして労働組合幹部を全部間接選挙制 で選び、代議員も指名制で選ぶ。修習期間は3か月から約11か月に増やした。そ して通常賃金をなくすために時給を上げたが、時給も減らそうと14時間労働で 計算していたのを2時間削った。同じように働いても総時給は減った。独裁より きびしい状況がまさに今のバス労働者の状況だ。こうした状況で口を閉じてい るのは人間ではない。 湖南 韓国は政治、経済、社会、文化などすべての部門で多様性を尊重する体系 でなければならない。ところがバス労働者の労働組合は、そんな多様性が無視 される体系だった。そのうちに淀んだ水は腐り、腐敗の温床になってしまった。 今は多様性を尊重して労働条件を改善する時期だ。それでわれわれは民主労組 を選択した。すると弾圧も多くなり、弾圧のために全州市民に不便をかけたの も事実だ。しかしこの多様性と民主労組が、市民の中に戻ればさらに良いサー ビスになるはずだ。バスのサービス向上とは、つまり運転手を信じてバスに乗 るということだ。より安全運行に重点を置き、市民が気楽に乗れる路線と配車、 乗換え制度の画期的な変化などの道に、労働者も共に努力する。そして補助金 を受け取っているので、安くて便利に乗れるように、公営制度を現実化しなけ ればならないのではないか。こうした話が私たちが民主労組建設闘争の中で出 始めた。今の不便はきっと有益になって戻るだろう。その為に私たちも努力する。 「現場を行き来する闘争で勝利を勝ち取る」
全北 教育の場でこんな話をした。私たちが今復帰すれば、すぐ会社から虐待さ れて暮すことになるだろう。ここに現場に残って戦えば、やはり家庭と家庭の 経済が苦しくなるだろう。しかし私たちが覚悟して闘うのは、生きる道を探さ なければならないからで、戦うところを探さなければならなかったからだと話 した。市内バスの仲間たちがテントで動いてくれた。彼らが希望をくれたし、 力を貸してくれた。また同意を集めてがんばりたい。 湖南 現場闘争というよりこれから出発だ。実際、闘争の完成ではなく、これか ら押し寄せるすべての山積した宿題を一つ一つ解いていかなければならない。 同じように、全北高速闘争が一日も早く勝利することで、私たちが初めに約束 した共同闘争、共同団体交渉が完成する。その道を一緒に行く。そして他の仲 間たちも全北高速が市内バスと連帯できるように積極的に闘うと決意した。だ から、これから全北高速と共に現場を行き来して闘う。(記事提携=チャムソリ) 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2011-05-05 03:55:40 / Last modified on 2011-05-05 03:55:41 Copyright: Default 世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ |