蔚山市、公務員労組本部長を罷免...「正当な労組活動」と反発

蔚山労働市民団体、「不正公務員はかばい、労組活動は締めつけるのか」

蔚山市は3月21日に人事委員会を開き、全国公務員労組のヨ・スンソン蔚山本部 長の罷免を決めた。ヨ・スンソン本部長は25日に懲戒結果を通報された。

ヨ・スンソン本部長は、1月4日に東区庁で施行された顧客行政支援団に反対し て1人デモ、集会、記者会見などの労組活動をしてきた。

［出処:蔚山労働ニュース］

民主労総蔚山本部と蔚山地域の政党・市民社会団体は、3月29日午前11時30分に 蔚山市のプレスセンターで記者会見を行い「公務員労組のヨ・スンソン本部長 は、多くの組合員が反対する顧客行政支援団に対し、労組の代表として反対の 立場を示し、年休を出したり勤務以外の時間を利用して、記者会見と合法集会 に参加した」と不当懲戒を即刻撤回するよう要求した。

これらの団体は「昨年10月、国会の国政監査で蔚山市が金品授受とゴルフ接待 受ける不正公務員に対し、停職1か月と3か月の甘い懲戒をしたことで叱責され た」とし「パク・ミョンウ蔚山市長は今回の不当懲戒で不法を犯した不正公務 員の不正腐敗はかばい、正当な労組活動を徹底して締めつけるという意思を明 確に示した」と糾弾した。

続いて「今回の罷免決定で4.27補欠選選挙運動の真っ最中の時、特定の政党に 公務員を並べ、これに反対した公務員労組には直接的な政治報復を加えたとい う疑いは既定事実になっている」とし「労働弾圧と政治報復をしたキム・ソン ジョ副区庁長は退陣し、パク・ミョンウ蔚山市長は不当懲戒を撤回して市民の 前で謝罪しろ」と要求した。

ヨ・スンソン本部長は「人事委員会では、懲戒の根拠だった命令不服従と公務 員品位損傷、政治活動は問わず、ただ公務員労組が不法で公務員が施策に反対 してはいけないと繰り返すばかりだった」とし「私を自由にした以上、公務員 労組の闘争は今から始まる」と宣言した。

続いて「請願と行政訴訟などの法律的な対応を進め、区庁長替え玉デモ、1人デ モ、市民宣伝戦を強め、再選挙の過程で候補者に顧客行政支援団について政策 質問をして、その問題を暴露して圧迫する」と話した。

政党・市民社会団体は、「東区のキム・ソンジョ副区庁長退陣とパク・ミョン ウ蔚山市長に混乱の責任を問う実践活動に突入する」と明らかにした。 (記事提携=蔚山労働ニュース)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
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