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才能労組が全国巡回闘争、現代車非正規職と宣伝戦

「最悪の労組弾圧、才能教育を不買運動で懲らしめる」

チョ・ソンウン記者 2011.03.15 17:23

才能教育教師の団体協約原状回復、解雇者全員復職闘争は、すでに1200日を 越えた。

才能教育支部闘争勝利のための共同対策委員会は、才能教育の「最悪」の労組 弾圧と才能教師の労働条件の悪化に反対し、全面的な不買運動を宣布して全国 巡回闘争を始めた。

才能共対委は「特殊雇用労働者の初の団体協約を守る闘争の正当性、教育企業 が行う才能教育のあくどい労働弾圧と才能先生の劣悪な労働条件を知らせ、 才能支部闘争の社会的共感を形成しようと思う」とし「労働組合との対話に応 じず、弾圧するばかりの才能教育に対する全面的な不買世論を拡散させるため、 才能教育支部の不当解雇組合員が全国巡回闘争をする」と明らかにした。

才能共対委の全国巡回闘争は、釜山、蔚山、原州、富川を経て、3月25日午前 11時にソウル市恵化洞の才能本社前での解雇者決意大会に力を集める計画だ。

「学習誌教師は女性であることを、母であることを放棄しなければならない」

才能共対委は巡回闘争の宣伝ビラで「学習誌の先生になりたければ、女性であ ることを忘れ、母であることを放棄しなければならない。会社が大きくなるほ ど給与は減り、幽霊会員を作ってもノルマをこなし、未払いの会費も代わりに 払わなければならない。退職金はもちろん、四大保険など労働基本権はどれも 保証されない」とし「学習誌先生の90%は妊娠可能な女性だが、生理休暇、産前・ 産後の休暇、育児休職など、基本的な母性の権利は夢も見られない。数十万の 学習誌教師の奪われた権利のために、学習誌会社は数千億の資産をため込んで 成長しても、学習誌教師は労働者であることを、女性であることを、母である ことを放棄しなければならない」と吐露した。

特に、会員が学習誌をやめたのに教師が会費を代納する慣行の「退会ホールディ ング」は、学習誌教師の労働条件を奈落に落としていると明らかにした。

共対委は「会社と契約を解除した後も、幽霊会員の30か科目がそのまま残って いてお金を弁償しなければならなかったという組合員、癌の手術で会社を突然 やめようとすると支局から退会費用を弁償しろと要求された組合員、会社をや めるといっても何か月か解約せず、それでも才能教育を止めるなら100万ウォン を準備しろと脅迫された組合員の苦痛の呼び掛け」を暴露した。

全員解雇、性暴力、仮差押さえ、損賠..最悪の労組弾圧、才能教育

共対委は「2007年5月、才能教育は教師の賃金が高ければ100万ウォン、低けれ ば10万ウォン削減される手数料制度を現場に適用した。その後の団体協約を廃 止して、1年に一度支払われる夏休みの費用支払い中断、数千ウォンの子供の日 のプレゼント支給まで廃止した」とし「これに反対する労組には用役チンピラ を動員し、常習的なセクハラと暴力を行使し、組合員の家と自動車を差し押さ えて処分して、給与を100%差し押さえるたり、その上組合員は全員解雇、20億 ウォン相当の損害賠償請求訴訟をして労働組合の首を絞めつけている」と糾弾した。

続いて「才能教育が雇った用役職員は、男性組合員には常習的な集団暴行を行い、 女性組合員には口にもできない悪口などの深刻な性暴力を行った」として、 「ある女性組合員は『夜寝る時もその悪口を思いだし、耳を洗いたかった』と 苦痛を訴えた」と明らかにした。

また「才能教育は70代の老母が一人でいる家に執行官とたくましい男6人が予告 もなく押しかけ、所帯道具に仮差押の札を貼り、才能教育労働組合11年闘争の 記録が残る事務備品を差し押さえ競売をして強制的に運び出した」と糾弾した。

「不買闘争で才能資本を打倒したい」

現代車非正規職支会の組合員と共にした才能共対委蔚山宣伝戦

才能共対委は3月14日午後5時、蔚山ロッテデパートの前で市民宣伝戦を行い、 午後6時にロッテデパートの反対側で民主労総蔚山本部、現代車非正規職支会の 組合員たちと共に「才能闘争勝利のための蔚山決意大会」を開いた。

全国学習誌労組のカン・ジョンスク委員長は「才能教育の組合員たちは、全員 解雇者だ。才能教育の労組弾圧を知らせるために全国巡回闘争に出た」とし 「勝ち取るべき目標をはっきりさせよう。解雇者原職復帰、団体協約原状回復 に留まらず、われわれの血と汗で建設した全てを資本家どもにさし出せと要求 し、労働者がこの国の堂々たる主人になれる闘争を作ろう」と話した。

続いて「今日、韓進重工業の二台のクレーンに上がっている同志と会ってきた。 私たちが上がるべき所はクレーンではなく、この道端ではなく、高低なく平等 に人間が暮せる世の中でなければならない」とし「1200日、戦ってきた。解雇 者のない世の中、非正規職のない世の中を作るために共に闘争しよう」と訴えた。

民主労総蔚山本部のユン・チャンヒョク首席副本部長は「学習誌教師労働者は、 前に「特殊」の字がついていて、使用者から労働者待遇を受けられない」とし 「労組に加入したという理由で全員解雇された。労働者の力でこの野蛮を終わ らせる闘争をして、人間の春を作ろう」と話した。

現代車非正規職支会のイ・ウンファ非常対策委員長は「才能教育の資本家ども は、仲間たちを街頭に追い出した。3年間も避けることができない闘争をしてい る」とし「3年前に才能教育をさせた。今は周囲の人々が才能教育をしていれば、 極力止めさせる」と連帯を約束した。

才能教育支部のユ・ミョンジャ支部長は「2007年から闘争を始め、3年が過ぎた。 闘争の過程で家電製品に赤札を貼って競売すると脅迫しているのが才能教育」 とし「私の小さな望みは、組合員全員が復職し、団体協約を原状回復して現場 に戻り、子供たちを教えること」と話した。

続いて「2011年春、釜山、蔚山、原州、富川才能教育支局に行って才能教育に 子供を任せるなと力強く闘う」とし「才能教育の会員が残らない闘争をしたい。 不買闘争で才能資本を打倒してみたい。闘争に勝利して、共に勝利の喜びを味 わいたい」と力を入れて話した。

「労組がない現場を考えたことはない。それが一番つらかった」

ロッテ前の蔚山決意大会を終えた才能共対委は、現代車非正規職支会教育館に 移動して懇談会を開いた。

才能支部のユ・ミョンジャ支部長は「才能の代表理事は特殊雇用労働者の労働 者性を認めず、団体協約を原点に戻そうとしている。代表理事は『労組とは会 わない。労組は認めない』とし、決して団体協約を締結しない。答は闘争する 私たちが作る。会社の立場を不変の立場にさせないのは私たちの闘争の役割だ。 労組弾圧を中断し、闘争する仲間たちが現場に戻り、団体協約を締結できる現場 の力を組織するのが私たちの目標」と話した。

続いて「2011年には何としても代表理事が交渉に出てきて団体協約を結べるよ うに闘争する。そのために才能が教育界での看板を下ろす闘争を作っていく」 とし「今日の釜山、蔚山闘争から巡回闘争を始める。警察署の野宿闘争をして、 集会申告を取った。3月25日、ソウル市恵化洞の本社前で、一度会社とガチンコ しようという解雇者決意大会を始め、上半期の闘争をする」と決意を述べた。

現代車非正規職支会の組合員たちは、才能教育の組合員が最もつらい時はいつ だったのかと尋ねた。

才能支部のイ・ヒョンスク組合員は「座り込み闘争をして、用役チンピラに苦 しんでいた時がつらかった。また会社が『先生とは再契約しない』とし、労組 からの脱退を強要した。昨年11月に解約通知を受けた。泣いたけけど、もう子 供たちに授業することができないということより、労組がない現場など考えた ことがなかったからだ。それが一番つらかったかもしれない」と話した。

ユ・ミョンジャ支部長は「韓進重工業の仲間たちと会った時、数百人の用役救 社隊が集まってもみんな防いだという、そんな話を聞くのが一番うらやましい。 われわれはほとんどが女性組合員だ。2010年3月頃から才能教育は用役チンピラ を雇って持ってきた。敷物の上で傘一つ持っていると、用役チンピラが直前に 座って口にできない激しく悪口を言った。座込場に行くことがとても怖かった」 とし「1000日間闘って用役チンピラを見ると、その悪口が思い出される。車で 寝ていても正面からヘッドライトで照らしてドアを叩いてののしり、眠れなかっ た時が一番大変だった」と話した。

この日の懇談会で現代車非正規職支会のイ・ドファン代議員は「才能不買運動 は諸刃の剣だ。危険なこともある。不買運動より才能労組の弾圧を知らせる方 が重要だ」と問題を提起した。

これについて全国学習誌労組のカン・ジョンスク委員長は「才能支部もストラ イキをした。33日間ストライキをした。7000人の教師のうち4500人ほどが労組 に加入した。学習誌は業務代替性がほとんどゼロなので、ストライキする力が あれば無条件に勝つ」と強調し「ストライキができないから不買をするのだが、 不買まで行くことになった理由は、もう現場で才能教育先生が才能教育はダメ だという考えが広がっているためだ。才能の古参先生たちは100万ウォンずつ賃 金が削られて、古参から会社を止め、あんなひどい会社には通えないといって いる。教師が減り、会員が減り、才能資本が常識的に納得できないことをして いる。教師自身、会社に愛着がなくなり、労組員弾圧は言うまでもない。教育 企業が人間がすべきではないことをした。もうこんな会社は存続してはいけな い。組合幹部の間に共感が形成された。私たちが力強く整理するためにも不買 闘争が必要だ。やむを得ずする闘争だが、たくさん支持してほしい」と訴えた。

この日の懇談会は打ち上げにつながり、多くの対話と激励が行き来した。 (記事提携=蔚山労働ニュース)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-03-17 07:19:45 / Last modified on 2011-03-17 07:19:47 Copyright: Default

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