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大宇造船下請労働者が鉄塔高空籠城に突入

「偽装廃業、解雇殺人、大宇造船直接雇用」...正規職活動家テントで連帯

チョ・ソンウン記者 2011.03.07 16:31

大宇造船下請労働者組織委員会のカン・ビョンジェ議長が3月7日午前2時頃に、 慶南道巨済にある大宇造船海洋の南門に近い送電鉄塔で、高空籠城に突入した。 カン・ビョンジェ議長は「製造業のすべての非正規職は不法派遣だ。偽装廃業、 解雇殺人の大宇造船は直接雇用しろ」という要求を掲げている。

[出処:大宇造船現民闘]

カン・ビョンジェ議長は2年前に大宇造船下請労働者組織委員会(下労委)を作っ て活動し、解雇された。カン議長は2年間、下労委の機関誌を発行して現場の オルグに努力し、現代重工業、三湖重工業、大宇造船の下請労働者が参加する 造船下請労働者連帯を作り、活動してきた。

カン・ビョンジェ議長が鉄塔高空籠城に突入したことで、大宇造船労働組合と 現場組織の活動家は送電線鉄塔の下にテントを張り連帯闘争を始めた。彼らは 万一の事態に備えており、今後の闘争方向を議論しているという。

カン・ビョンジェ議長、労働組合結成を試みたことを理由に解雇、復職と労組建設闘争進行

下労委のキム・ヨンジェ議長は「高空鉄塔に上がるにあたり」という文で、 「人間らしく暮すため、自身の権利を主張して賃上げも要求し、労働者として 堂々と人間の尊厳を守るために、大宇造船1万7千の社内下請労働者と1万2千の 子会社の非正規職労働者の人間らしい人生を自らの力で勝ち取るために、大宇 造船非正規労働組合の結成を目標に大宇造船下請労働者組織委員会(下労委)を 結成、機関誌を発行してオルグし、闘争しながら、着実に活動してきた」とし 「だが大宇造船元請資本はこれを放置せず、例外なく解雇の刃を振りかざして われわれの首を切り捨てた。非正規労働者弾圧の典型である元請の直接介入に よる核心事業場の偽装廃業で、下労委の議長以下3人を路上に追いやり、それ以 外全員を2つの業者に分散して雇用継承させた後、下労委会員の索出作業など、 あらゆる弾圧を行ってきた。彼らの弾圧に対して下労委を守り、不当な解雇に 反対して闘争を始めて2年が過ぎた」と高空籠城に突入した背景を説明した。

続いて「2009年3月、下労委の議長が大宇造船の弾圧で不当解雇された後、朝は 通勤バスの停留場で、退勤時間には大宇造船の各ゲートで下請労働者機関誌を 配り、団結闘争を鼓舞する宣伝扇動と不当解雇への抗議を続けている。

[出処:大宇造船現民闘]

また、大宇造船海洋の直接介入による偽装廃業と解雇、そして社内下請の実質 的な使用者であることを明らかにするために法廷闘争を行っており、現在釜山 高等法院昌原裁判所で訴訟が進行中」とし「大宇造船海洋の生産の70%以上を 担う非正規労働者が、憲法が保障する労働組合の結成を試みたという理由だけ で解雇され、弾圧される現実に全身で抵抗するために、死を辞すことなく鉄塔 に上がる」と、解雇労働者の切迫した心情を明らかにした。

「製造業のすべての非正規職は不法派遣、大宇造船が直接雇用しろ」

カン議長は「2010年の売り上げ12兆745億ウォン、営業利益は1兆111億ウォンの 史上最大の経営成果を達成したのは、非正規労働者の血と汗、低賃金と貧困の 産物だ。資本の絶え間ない利益追求の前に、倒れ踏みにじられる非正規労働者 の呻きが資本主義のニセジャーナリズムで徹底的に無視され、歪曲される野蛮 な社会が公正な社会だと騒ぎ立てる希望が消えた世の中、不公平な世の中に、 私が全身で抵抗する」とし「資本家政権の司法府も認めた不法派遣の問題は、 単に自動車の問題に限らない。製造業全般の問題であり、ここに大宇造船にも 適用される。形式的な請負契約とは無関係に実際の使用の有無、事業経営上の 独立性、実際の使用事業主としての指揮命令権の保有などを見れば、大宇造船 海洋が非正規労働者の実質的な使用者」とし、大宇造船の直接雇用を要求した。

また「下労委の活動に対する大宇造船海洋の直接の介入による偽装廃業と解雇 殺人は、明白な大宇造船海洋の指示で行われた。訴訟の結果とは無関係に解雇 についての使用者性の責任と復職の対象は大宇造船海洋」とし「私は大宇造船 海洋に直接雇用を要求して、死を覚悟して鉄塔に上がる。今後、私の正当かつ 壮絶な復職要求高空鉄塔闘争を物理力で弾圧すれば死で自分の権利を防る」と 明言した。

一方、現代重工業社内下請支会は、支持声名で「非正規・下請労働者が労組を 作ろうとすれば、元請は下請労働者を弾圧して基本的な権利も剥奪する。闘う 下請労働者たちは解雇されたり労組や会合から脱退するよう強要される。元請 資本は闘う下請労働者のブラックリストを作り、他の事業場への就職も封鎖し、 生存さえ脅かすようなこともしている」とし、「大宇造船下請労働者のカン・ ビョンジェ同志の高空籠城は、まさに下請労働者も労働者として享受すべき 権利を勝ち取る闘争」と強調した。

続いて「大宇造船正規職労組と活動家がカン・ビョンジェ同志の高空籠城闘争 に連帯しているという知らせが伝えられた。この貴重な連帯はカン・ビョンジェ 同志の大きな力になるだろう。元請・下請労働者の団結と連帯は、下請労働者 の人間らしい暮しだけでなく、正規職労働者にとっても大きな力になる」とし 「製造業社内下請は不法だ。それでも労働部と元請資本は造船所下請を請負に 偽装して不法派遣ではないと主張する。彼らの偽りに対抗し、造船所の下請労働者 は闘争で応える」と明らかにした。(記事提携=蔚山労働ニュース)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-03-08 06:57:48 / Last modified on 2011-03-08 06:58:15 Copyright: Default

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