本文の先頭へ
LNJ Logo 韓国:現代車、非正規職労働者を尾行、懲戒
Home 検索
 




User Guest
ログイン
情報提供
News Item 1299406628642St...
Status: published
View


現代車、非正規職労働者を24時間尾行、無差別懲戒

第4工場非正規職組合員が監視査察に抗議...警察は無関心

チョ・ソンウン記者 2011.03.05 19:26

昨年7月の大法院に続き、2月10日の高等法院破棄差戻し審理でも、現代車非正 規職支会チェ・ビョンスン組合員は不法派遣と判定されたが、現代車は非正規 職支会組合員への24時間の監視と尾行、無差別大量懲戒弾圧を止めずにいる。

現代車24時間監視尾行...非正規職組合員が監視査察への抗議闘争を進行

現代車は現場で労組の基本活動も物理力で封鎖し、現場外の支会教育館の近くに 常駐して、24時間監視と尾行を行っている。

現代車保安チームの職員と用役職員は、支会の教育館に誰がいつ出入したかの 情報を集めて報告しており、核心労組幹部は支会教育館から出て移動すれば、 とても露骨に尾行される。

支会の教育館に常駐する車両は白い2台のソナタと黒いグレンジャー3台だ。 これらの車両には現代車保安チーム職員と用役職員が乗っているという。

[出処:蔚山労働ニュース]

現代車非正規職支会の組合員は、現代車の露骨な監視査察に抗議する打撃闘争 を始めた。現代車非正規職支会のピョン・ヨンジュ代議員の話を聞いた。

「組合員が上京闘争に行って支会教育館の状況室を 見た。車を止めて監視し続けていた。降りて云って話した。『査察監視するな。 車をどかせ』と抗議した。現代車の保安チーム職員は『ここにいる権利がある。 なぜ行けというのか? 監視しているのではない』と云った。抗議して帰らせた が、土曜もまたきたので抗議して帰らせ、日曜は完全に開き直ってどこうとし なかった。

28日は出勤闘争で、午前9時に組合員が支会教育館 に集まった。『教育館に来る組合員をみんな監視している。週末に警告したが また監視している』と組合員に状況を説明した。若い仲間たちが怒った。組合 員と一緒に降りて話した。はっきり3回も警告した。黒いグレンジャーのドアを あけてキーをよこせと言った。渡さないのでスマートキーを奪った。教育館に スマートキーを持って上がった。白いソナタのところでドアを開けようとした が、用役職員たちはドアをあけずに粘った。

しばらくもめていると現代車の管理者と保安チーム 職員がきた。『この人たちを知ってるか、監視させたか?』と抗議すると、知っ ているのに監視する意味ではないといった。抗議すると車をどかすといった。 キーをよこせと言うので『やらせた人が謝罪して監視査察をしなければ渡す』 と言った。この時、警察がぞろぞろ来たが『制裁する法的根拠がない。暴行し たりすれば別だが制裁する方法はない』と無視した。

現代車保安チームの金某氏が『これからは監視査察 しない』と約束したのでキーを返した。それからしばらく来なかったが、上京 闘争から帰ると3日にまた監視査察していた。組合員と一緒に降りて抗議し車を どかせた」。

現代車非正規職支会のピョン・ヨンジュ代議員は「監視査察は気持ちが悪い。 私を監視しているのではないが、組合員が見ていてうろうろするので、組合員 が不利益を受けかねない、中でも監視されているのに、外でも監視するのか」 と怒り「警察は知らんふりをし、監視査察を黙認している。組合員の力で監視 査察をさせない」と決意を明らかにした。

現代車24時間監視でも足りず、尾行も

[出処:蔚山労働ニュース]

現代車非正規職支会のイ・ウニョン前事務次長は、24時間の監視だけでなく、 支会の教育館を出ると家まで尾行していると述べ衝撃を与えている。

「2月10日に工場から追い出された後から、監視と 尾行が続いている。工場の外に出された後、支会教育館で常勤していた。昼間 に浴場に行った。浴場がなくなっていたので帰ろうと突然振り返ると、付いて きた人があわてて立ち止まった。これは尾行ではなく、まったく遠慮なくぞろ ぞろ付いてきた。移動する路地ごとに付きまとい、黒いグレンジャーが付いて きた。公衆電話で112に通報した。『人と車が追いかけてくる。不安で不快だ』 と通報した。警察がきたが、追いかけてきた人は逃げもしなかった。『あの人 とあの車が尾行している』というと、警察は『知っている人か』と聞くので 『知らない』と答えた。尾行者は私を知っていて追いかけてくるのではないと いった。それで『この人は私を分っているというが、なぜ追いかけてくるのか 確認してくれ』と警察に要求した。警察は私に名前と住民番号が聞けないよう に尾行者を遠くに連れていった。私を尾行した人の名は『イ・サンテ』だった。 この日からこの人は尾行する対象から抜けた。

別の時は、テファ洞の家に帰ろうとしてバスに乗る と、に二人が一緒に乗ってきた。ある停留所ですぐに降り、また乗って、ひとり をまいて、次の停留所で降りて反対でタクシーに乗った。

文化会館に仕事をしに行くと、バス乗った時に乗っ てきた人が追い続けてきた。写真を撮ると、なぜ写真を取るのかとひったくろ うとした。抗議すると黒いグレンジャーに乗って行った。警察に通報して車を 問い合わせると白のソナタだった。黒のグレンジャーは偽装車のようだ。警察 は告訴しなければ個人情報は知らせられないといった」。

現代車非正規職支会のイ・ウニョン前事務次長への現代車の尾行は、1か月間、 ずっと強行された。

「一度は路地に入った後、建物に入って隠れた。追っ てきた人がどうすればいいかと電話をした。グレンジャーが周囲を徘徊していた。

パク・ミノ法規部長と車に乗り、ヨナム洞でおりた。 白のソナタはパク・ミノ法規部長の車を追い掛け、グレンジャーは私について きた。ハクソン公園でおりて横断し、タクシーに乗って行った。グレンジャー はUターンができず追いかけてこなかった。

ノ・ドグ前首席の病院に行った時、管理者が直接付 いてきた。管理者に話しかけた。『工場でもないのに、なぜここまで追いかけ るのか』と抗議すると、自分にもどうしようもない、自分も嫌でしょうがない と答えた。この管理者は病院の入口で待っていたが、私が出てくるとチョロチョ ロ付いてきた。

銀行に行っても、文具店に行っても、毎日毎日付い てくる。本当に腹立たしい、特に監視される理由もないのに、昨日もコピー屋 に行った時、ドアの音がして振り返ると、付いてきた人が急いで路地に隠れた。 付いてきた人があたりを見回し、グレンジャーが付いてきた」。

現代車非正規職支会のイ・ウニョン前事務次長は、白いソナタは用役職員が乗 り、黒いグレンジャーには現代車保安チーム職員が乗っている」とし「私を尾 行する目的は、私ではなく手配犯人と接触するのを確認するためだ。だが誰か に監視され続けると、不快を越えて、現代車への怒りがわく。現代車は24時間 監視して尾行しながら、自分の不法を隠そうとしている」と現代車を糾弾した。

続いて「現在できる対応は、警察に通報する程度というのも腹が立つ。いつも なら、監視査察に労組が集団で対応をするが、積極的に対応できず、現代車へ の怒りがわく。私に付いてくる人とバスに乗るのはくやしい」と憤慨した。

現代車の無差別大量懲戒...懲戒者は300人を越える

現代車の無差別大量懲戒弾圧が強行されている。争対委員と労組幹部のほとん どに解雇が通知され、さらに一般の組合員にも解雇が通知された。

現代車非正規職支会が把握している解雇者リストは第1工場15人、第2工場17人、 第3工場8人、第4工場3人、変速機1人、シート1部3人(ドンソン企業未復帰者を 除く)、合計47人だ。

停職・減俸などの懲戒を通報された組合員は、全工場の現況を把握することも できない。第4工場では組合員の95%以上の約100人が停職3か月から減給の懲戒 を通報された。その上、労組脱退者にまで懲戒が行われ、労組脱退作業が強圧 的に行なわれている。「労組活動をしなければ減免する。懲戒の撤回はないが 減免する」と脅迫しているという。

また第1工場、第2工場、第3工場、変速機、シート1部でも業者の組合員全員に 懲戒が通知されたという。支会関係者は「第2工場などライン工事のため、休暇 中の人が復帰すれば、懲戒者現況が正確に把握できると思うが、懲戒者の規模 は300人を越えると推算している」と明らかにした。

続いて「懲戒には基準も何もない。工場占拠ストライキに参加した組合員すべ てを対象に懲戒が通知されていて、この機会に組合員の種を完全に絶やす決意 をしたようだ」と現代車の懲戒弾圧を糾弾した。

第2工場イ某代議員は「指導部の背信や、隣にいてくれる現場幹部の出入が封鎖 され、「脱ぐか、出て行くか」の脅迫でやむを得ず組合員は組合のチョッキを 脱いだが、労組は脱退しないと粘っている。ストライキを経験した組合員の最 後の自尊心で耐えている」とし「組合員にまた希望を与えるために現場に入る。 組合員と会って彼らの心を叩き、組合員の自尊心を守るために、あらゆる闘争 を組織する」と決意を明らかにした。

第4工場事業部の組合員たちと変速機事業部の組合員たちは、分科別討論を行い、 出勤闘争と現代車営業所1人デモを自発的に行っている。

また、現代車非正規職支会の組合員たちは、5日間の良才洞上京闘争の時に分科 別に討論し、3月3日の支会正常化のための組合員討論で、また現場を組織して 懲戒者を現場に戻すための闘争計画を議論した。工場占拠ストライキ闘争とソ ウル上京闘争で、組合員たちは単に指針に従う水準を越えて、主体的に判断し て計画を提出しており、直接行動を行っている。

組合員が分科別討論と組合員討論で提出した見解は、現代車非正規職支会争対委 の闘争方針として確定する予定で、来週から現代車の無差別大量懲戒に対する 防御闘争が本格的に行われる計画だ。(記事提携=蔚山労働ニュース)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-03-06 19:17:08 / Last modified on 2011-03-06 19:17:35 Copyright: Default


世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ
このページの先頭に戻る

レイバーネット日本 / このサイトに関する連絡は <staff@labornetjp.org> 宛にお願いします。 サイトの記事利用について