バスストライキ、用役を動員し車両奪取試み...行政代執行強行

民主労総、「行政代執行は名分、代替人材投入のために車両を取り出そうとした」

湖南旅客は、午後1時30分頃からバスを車庫から取り出そうとしている。会社は このために用役チンピラ50人余りを雇用し、これを阻止する組合員との間で 体当たりが行われている。

行政代執行のためにきた警察兵力は法院の執行官が帰ったのに撤収せず、体当 たりになってから組合員を取り囲んで動けないように封鎖している。

この過程で2時30分頃に組合員1人が怪我をし、救急車で運ばれた。

［出処:公共運輸労組(準)ツイッター＠|kptunews］

市内バス4事業場に行政代執行

執行が終わっても警察兵力撤収せず、不法を見ても傍観

2月11日、全州地方裁判所は全州市内の4事業場を対象に、バス会社の敷地内に ある労組の施設撤去を目的に行政代執行を断行した。

執行は午前10時から湖南・チェイル・シンソン・チョニルの4事業場で同時多発 で行われ、湖南旅客はバス出車などの運行を妨害するような施設が全くなく、 45分で執行が終わり、他の事業場も午前中に終わった。

▲行政代執行を保護するという名目で来た警察は、執行が始まる10時前に湖南旅客組合員を取り囲んで連行しろと言うなどで組合員を脅した。［出処:チャムソリ］

しかし、執行を保護するという名目で配置された警察兵力は、執行が終わって も撤収せず、むしろ湖南旅客は執行が始まる前の午前9時30分頃、突然組合員を 取り囲み、衝突が発生して10分も経たないうちに指揮官が「連行しろ」と言った。

そのため湖南旅客のキム・ヒョンチョル争対委員長は「行政執行も始まらず、 合法的に集会申告して集会をしているのに突然侵奪した」とこれに抗議して 削髪した。

また、組合員たちは「合法ストライキ中の代替人材投入は不法なのに、堂々と 代替人材投入をしているのに警察は傍観している」とし「不法代替人材を捕ま えて行け」と抗議した。

民主労総全北本部のある関係者は「行政代執行は名分で、事実上、使用者側が 代替人材を投入するため車両を取り出そうとしている。警察は撤収せず、使用 者側の不法行為を積極的に助けている」と批判した。(記事提携=チャムソリ)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
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