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鉄道労組、11月12日に全面ストライキ突入

鉄道公社1人乗務強行、中労委職権仲裁回付に『正面突破』選択

イ・コンマム記者 iliberty@jinbo.net / 2007年11月05日15時59分

鉄道労組、「正面突破する」

全国鉄道労働組合(鉄道労組)が11月12日04時から全面ストライキに突入するこ とに決めた。

鉄道労組は2日、緊急拡大争議対策委員会会議を開き、11日に前夜祭を開催して 12日の04時から全面ストライキに突入することを暫定的に決め、下半期共同闘 争を宣言している貨物連帯とともに最終的なスケジュールを確定することにした。

▲チャムセサン資料写真

鉄道労組は10月29日から31日まで争議行為賛否投票を行った結果、53.29%の組 合員が賛成(投票率94.18%)して可決した。しかし鉄道労組が争議行為賛否投票 の結果を出すと同時に中央労働委員会は職権仲裁回付を決め、15日までストラ イキが禁止されている。これに対して鉄道労組は、中労委の職権仲裁回付を積 極的に批判し、『正面突破』を選択した。

鉄道労組が11月中旬以後と予想されていたストライキ日程を前倒しにして『正 面突破』を選択したのは、鉄道公社の1人乗務強行と中労委の職権仲裁回付が影 響していると見られる。

鉄道労組によれば、拡大争議対策委員会会議で鉄道労組のオム・ギリョン委員 長は「中労委委員長と3回議論した。その過程で労組に(労使間誠実交渉に対す る)確約書を要求して書けと言った」とし「ただし1人乗務の強行は労使合意に 違反するので会社側も誠実に交渉できるまで、1人乗務を押し切らないことを提 案した」と話した。

しかし「確約書まで書く」という労組側の立場を無視して鉄道公社は1人乗務を 押し切り、中労委は労組がストライキの日程が確定していないのに調整終了と 同時に無理に職権仲裁回付を決めた。中労委の職権仲裁で鉄道労組のストライ キは11月15日まで『不法』というレッテルが付けられる状況だ。

李哲鉄道公社社長、「ストライキに参加した瞬間から厳正処理」

鉄道労組のストライキの決定に鉄道公社は、芽を摘む姿勢だ。鉄道公社の李哲 社長は5日午前、直接記者会見を行い「大統領選挙を目前にしてストライキをす るのは争議行為を政治的に利用するもの」、「従来はストライキに参加した労 組員に対して、まず復帰時に善処するという立場も取っていたが、今回はスト ライキに参加した瞬間に法と原則により厳正処理する方針」と明らかにした。

10月31日に鉄道労組が争議行為賛否投票結果を発表すると、鉄道公社は「歴代 で最低の賛成率」とし、「否決と同じ」と主張した。

こうした状況に対して鉄道労組は拡大争議対策委員会の会議で採択した決議文 を通して「構造調整を粉砕し、労働基本権と雇用を守ろうとする鉄道労働者の 努力は深刻な挑戦を受けることになった」とし「われわれは政権と公社が設置 したすべての障害を突破し、憤然と闘争を選択した」と明らかにした。

続いて鉄道公社側の「歴代最低投票率」という主張に対して「誤った判断」と 一蹴し、「02年のストライキは1万人にもならない組合員によるものだった。 03年の4.20闘争と6.28ストライキは、51.6%の低い賛成率から始まった」とし 「闘争は決断と選択の問題であり、無駄な期待と漠然とした希望で作られる蜃 気楼ではない」と反論した。

貨物連帯も71%の賛成で争議行為可決

一方、貨物連帯本部(貨物連帯)は10月31日から11月4日まで争議行為賛否投票を 行った結果、組合員の71.49%が賛成して可決させた。貨物連帯もソウル牛乳支 会組合員焼身自殺に関し、ソウル牛乳会社側との全面戦争を宣言するなど闘争 の程度を高めつつある。

貨物連帯と鉄道労組は今日(5日)の共同闘争本部全体会議で、最終的な闘争計画 を確定し、明日(6日)共同記者会見で共同闘争計画を発表する予定だ。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2007-11-08 03:23:48 / Last modified on 2007-11-08 03:23:49 Copyright: Default

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