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KEC支会が労使政野合に反対する理由

[連続寄稿]われわれはなぜ労使政合意案に反対するのか

ファン・ミジン(金属労組亀尾支部KEC支会長) 2020.07.08 11:27

私は民主労総の代議員だ。 2010年以後、資本の労組破壊に対抗して10年間戦っているKEC支会の支会長だ。 朝、目をさませば一番最初に携帯メールを確認した。 昨夜、組合員に何かなかったか、使用者側の挑発はなかったか、 会社が作った御用労組の知らせはどうかなどだ。

[出処:筆者]

そんな私が7月1日、ソウル行の始発に乗った。 民主労総中央執行委員会を傍聴するためだ。 電車で組合員に携帯メッセージを残した。

「[労働界はコロナ危機による売り上げ急減などの経営危機に直面した企業で 勤労時間短縮、休業/休職など雇用維持のために必要な措置を取る場合、 これに積極的に協力する。]

仲間たち、民主労総委員長が構造調整を開いてやる合意をしようとしています。 多くない数だが、全国から組合員がこの合意を防ぐためにソウルに行っています。 私も上京しています。最善を尽くして戦ってきます。闘争!」

KECは労組破壊で悪名高い。 342日間のストライキとそれより長かった職場閉鎖、 30億ウォンの懲罰的損賠は、彼らのあくらつさを見せる。 会社は今年の4月からコロナ19で経営が難しいとし、 無給休職と年次使用を強要した。 御用労組は構造調整風が吹いているのに、むしろ会社の手足になって動いている。

[出処:金属労働者]

KECは最低賃金の事業場だ。 最低賃金法に違反しないために小細工を使ったおかげで、 30年働いた労働者より3年働いた労働者のほうが賃金が多い。 新規投資なしで外注化が続き、労働者は減って行く。 亀尾工場にわざわざ物量を減らしているという話が飽きもせずに聞こえてくる。 2020年の賃金団体協議を前にして、会社はコロナ19で経営が難しいと言い始めた。

KECは2010年の労組破壊計画で親企業労組が設立され、彼らが多数労組だ。 KEC支会は少数労組だという理由で交渉と各種会議から排除されている。 御用労組は「会社は金がない。難しい時期にストライキをすれば皆死ぬ。 勤労時間変更休業などで協力しよう」と言う。 会社は「雇用維持のために積極的に努力する」、「和合して合意しよう」と答える。 嘘だ。 今からでも無給休職をしようとしたが、それができないので年次使用を強要している。 労働者は顔色をうかがいながら休暇を取る。 ところで民主労総委員長が御用労組と同じ言葉と行動をしている。 KEC支会が工場の中で戦う理由が、私が民主労総労使政合意案に反対する理由だ。

7月1日、私は民主労総中央執行委員会で民主労組精神と原則を傷つけた指導部に対してプラカードを持った。 会社と御用労組にやられたことを民主労総の全体がやられるわけにはいかない。 委員長がどう言っても「和合と協力」という幻で包んだ合意案は、 私たちの人生を守ることができないためだ。

[出処:労働と世界]

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2020-07-10 23:36:09 / Last modified on 2020-07-10 23:36:12 Copyright: Default

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