韓国:労働時間短縮前に「柔軟勤務制」の小細工 | |||||||
Menu
おしらせ
・2024総会(報告) ・レイバーネットTV(4/24) ・あるくラジオ(4/20) ・川柳班(投句「風」) ・ブッククラブ(6/8) ・シネクラブ(6/15) ・ねりまの会(4/17) ・フィールドワーク(5/31) ・三多摩レイバー映画祭(6/2) ・レイバーネット動画 ●「太田昌国のコラム」第89回(2024/4/10) ●〔週刊 本の発見〕第343回(2024/4/25) ●「根津公子の都教委傍聴記」(2024/4/24) ●川柳「笑い茸」NO.152(2024/3/27) ●フランス発・グローバルニュース第8回(2024/4/20) ●「飛幡祐規 パリの窓から」89回(2023/12/31) ★カンパのお願い ■メディア系サイト 原子力資料情報室・たんぽぽ舎・岩上チャンネル(IWJ)・福島事故緊急会議・OurPlanet-TV・経産省前テントひろば・フクロウFoEチャンネル・田中龍作ジャーナル・UPLAN動画・NO HATE TV・なにぬねノンちゃんねる・市民メディア放送局・ニュース打破配信プロジェクト・デモクラシータイムス・The Interschool Journal・湯本雅典HP・アリの一言・デモリサTV・ボトムアップCH・共同テーブル・反貧困ネットワーク・JAL青空チャンネル・川島進ch・独立言論フォーラム・ポリタスTV・choose life project・一月万冊・ArcTimes・ちきゅう座・総がかり行動・市民連合
|
SKブロードバンド子会社、労働時間短縮前に「柔軟勤務制」の小細工「それならなぜ子会社を作ったのか」
キム・ハンジュ記者 2018.06.04 12:49
SKブロードバンドの子会社、ホーム・アンド・サービスが来る7月から適用される 「週52時間労働時間短縮」を前に「柔軟勤務制」を導入し、 非正規職労働者たちの反発をかっている。 希望連帯労働組合SKブロードバンド非正規職支部(以下支部)は6月4日、 ソウル市鍾路区のSKビルの前でホーム・アンド・サービス糾弾記者会見を行った。 支部はホーム・アンド・サービスの柔軟勤務制が労働者たちの 夜間、休日など既存の超過労働を所定勤労時間に入れて手当てを削減し、 週52時間に合わせようとする小細工だと主張した。 先立って6月1日、ホーム・アンド・サービスが8次交渉で修正賃金案を出さず、 柔軟勤務制に固執したため、支部は交渉決裂を宣言していた。 使用者側が一方的に通知した柔軟勤務制は4組に分け、 夜間と週末も所定勤労時間に入れる。 Aタイプは月曜日〜金曜日の午前9時から午後6時まで、 Bタイプは火曜日〜土曜日の午前9時から午後6時まで、 Cタイプは月曜日〜金曜日の正午から午後9時まで、 Dタイプは火曜日〜土曜日正午から午後9時まで(土曜日は12時〜15時)だ。 使用者側は超過手当ての代わりに「柔軟勤務手当て」を導入し、 Bタイプには10万、Cタイプには15万、Dタイプには20万ウォンを支払うと提案したが、 これはこれまでの超過手当てに達しない。 Dタイプの場合、月12時間の超過労働時間が発生し、 約60万ウォンの超過手当てを受け取るはずだが、 柔軟勤務手当ては20万ウォンに過ぎない。 また使用者側は集中勤務時間制を導入する計画だ。 「午前、午後それぞれ1時間30分、合計1日3時間の集中勤務時間をおいて、 雑談、外出、喫煙などでの離席および会議、通話などを最小化」する計画で労働者を統制し、 業務を圧迫する制度だと批判されている。 支部は「労働時間短縮の趣旨を根本的に無視する制度であり、小細工」だとし 「人員補充、費用の負担なしで勤労基準法を避けようとしている。 また故イ・ナムジュ同志(去る4月29日に大田のあるアパートで1人で作業中に脳出血で死亡)の労災死亡事故を通じ、 安全対策を立てる必要性に共感しながら、 使用者側は反対に危険を増加させる夜間作業の拡大を計画した」と批判した。 「こうするのならなぜ子会社を作ったのか」SKは昨年5月、「ホーム・アンド・サービス」の子会社を作り、 下請労働者を雇用すると明らかにした。 だが相変らず240人が下請労働者として残っている。 支部によれば、下請企業の社長たちはSK側に契約延長を要求している。 現在残っている下請企業は3社で、今月契約満了を控えている。 一方、子会社で雇用された労働者たちの状態も良くならなかった。 支部によれば、ホーム・アンド・サービスの労働者たちの月基本給は158万ウォンで、 今年の最低賃金157万3770ウォンと同等の水準だ。 通常賃金基準でも年2052万ウォンで、 元請のSKブロードバンド労働者たちが受け取る賃金の30%に過ぎない。 支部江西支会のイ・ドンウ支会長はこの日の記者会見で 「SKが昨年、国民と労働者に直接雇用を約束したが、現実はもうひとつの下請だ。 SKの約束の行き先は後退した賃金と業務環境だ。 SKは国民と労働者の両方をだました形」だと話し、 ムン・チャンジョ麻浦支会長は 「子会社に行かないセンターの社長たちは子会社所属の労働者と同じぐらいの賃金とインセンティブを払うと話したが、 今は経営が難しいという理由で賃金5%の引上げも受け入れずにいる」と指摘した。 チョン・ボムチェ支部長は 「ストライキの時にSKが代替人員を投入するといううわさも聞こえる。 いったいなぜ子会社を作ったのか」とし 「この1年間、ブロードバンドの非正規職労働者を惨たんたる状態にしたSKを相手として強力な闘争に立ち上がる」と明らかにした。 子会社未転換のセンター労働者たちは5月30日に、 ホーム・アンド・サービス労働者たちは6月1日に争議調整を申請した。 支部は来週、組合員争議行為の賛否投票を経て、ストライキに入る計画だ。 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2018-06-08 07:41:32 / Last modified on 2018-06-08 07:41:35 Copyright: Default 世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ |