警察、集会禁止通知なくハン・ガンホ烈士の集会を禁止...喪主も連行

集会を阻止した警察と参加者の衝突で18人が連行

▲焼香所へ向かう集会参加者に警察がペッパースプレーを撃っている

▲集会参加者を押し出してハナロスーパーの前に追い込んだ警察

警察は、良才洞の現代起亜車グループ本社前に法的手続きに従って申告した集会を不法集会だとして防いだことで、衝突が発生した。 だが集会主催側は所轄の警察署から集会禁止通知を受けておらず、議論が予想される。

▲ハン・ガンホ烈士追慕、現代自動車糾弾集会申告接受証［出処:ユソン氾国民対策委］

ユソン企業汎市民対策委員会(ユソン氾国民対策委)が現代車鄭夢九(チョン・モング)会長の謝罪を要求して、ハン・ガンホ烈士闘争勝利汎国民大会を開いた。 汎国民大会には主催側推測で約3000人が参加した。 参加者は午後12時にユソン企業ソウル事務所の前で事前大会を開き、 午後2時に良才駅からデモ行進を始めて現代起亜車グループ本社前で汎国民大会を進める予定だった。

▲焼香所を守って警察に連れて行かれるユン・ヨンホ ユソン牙山支会長

現代起亜車グループの本社前で警察は申告されていない不法集会だとし、汎国民大会の参加者を阻止した。 しかしユソン氾国民対策委は、瑞草警察署から集会禁止通知を受ていないと明らかにした。 このため、申告された集会の場所でハン・ガンホ烈士遺影に焼香しようとする参加者と、これを阻止する警察の間で衝突が発生した。 この過程でユソン支会の故ハン・ガンホ烈士の兄、クク・ソッコ組合員など18人が連行された。 連行された組合員たちは松坡、瑞草、西大門警察署で調査を受けている。

▲集会申告場所の現代車象徴石の前を守るユソン支会組合員(現在は全員連行された)

汎国民大会で民主労総のチェ・ジョンジン委員長職務代行は 「われわれは力がないのではなく、力を使わなかっただけだ。 私たちの本当の武器はゼネストだ。 いつも危機を労働者に転嫁することには、もう耐えられない。 鄭夢九が出てきて今すぐ遺族の前で謝罪して、労組と対話しろ」と声を高めた。

ユソン牙山支会のト・ソンデ副支会長は 「5年間で30人が解雇され、百回以上警告状を受けた組合員もいる。 ひとりが91件の告訴告発を受けたりもする。 これが無嫌疑で処理されると侮辱したとまた出す。 それでは警察が親切にまた捜査してやる。 われわれは解雇され、その解雇が取り消され、またまた解雇されたのに、彼らはたった一人も処罰されない」と非難した。 続いて「苛虐的労務管理と懲戒の乱発でハン・ガンホ烈士が命を失ったのに、その後も解雇者が発生し続けている。 懲戒を乱発して賃金が削減されている。 組合員305人の中で100万ウォンも受け取れない人が93人いるのに、どうして生きていけるか」と訴えた。

▲現代起亜車グループ本社前の警察車壁と採証警官

民主社会のための弁護士の会のキム・サンウン弁護士(セナル法律事務所)は 「警察が私に禁止通知をしたというが、私は禁止通知を受けたこともなく、申告者も主催者でもないので資格もない。 その上、改正集示法は互いに重複する集会があっても所轄警察署長が時間と場所を調整し、 合理的に集会ができるように努力することになっているが誰もしなかったし、 集会禁止通知もまたしなかった。 その前で焼香しようとした時、現代車が集会をしていなかったので(集会を防ぐ)何の根拠もない」と説明した。

▲警察が解散作戦を開く前、臨時焼香所に参加者が焼香している

汎国民大会を終えたユソン氾国民対策委は良才洞のハナロスーパーの前で座り込みを続けている。 彼らは毎日午後7時に宗教祈祷会、政党演説会などの日程を進めると明らかにした。

一方、故ハン・ガンホ烈士はユソン企業の労組破壊で3月に自決した。 遺族と労働組合は責任者の処罰を要求して66日間、葬儀をせず烈士闘争を展開している。

▲良才駅で現代起亜車グループ本社でデモ行進をする汎国民大会参加者

▲良才駅で現代起亜車グループ本社でデモ行進する汎国民大会参加者

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
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