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「私がROの総責任者? 単なる空想だ」

李石基控訴審、「国家情報院基幹施設破壊の陰謀を知っていたのなら、なぜ措置をしなかったのか?」

キム・ヨンウク記者 2014.05.08 19:14

統合進歩党の李石基(イ・ソッキ)議員は、自分が基幹施設破壊のような内乱陰謀を謀議した事実を国家情報院が知っていたのなら、 基幹施設などに措置を取るべきだったのに何の連絡もしなかったとし、 国家情報院も自分が内乱陰謀を計画したことがない事実をよく知っていると強調した。

5月8日、もうひとつの国家情報院操作論議がおきている統合進歩党の李石基議員内乱陰謀事件控訴審の2次公判で、 李石基議員は冒頭陳述で1審裁判所の判決に細かく反論して「大ざっぱな見込みでもなく、単なる空想でしかない」と一蹴した。

李石基議員は「長い1審の間、法廷で進められたのは、具体的な行為の検証ではなく、被告人の言葉と思想についての論争でしかなかった」とし 「国家情報院と検察は、政府と異なる思想を持つと疑われるという理由だけで、12年の拘禁と10年の資格停止をはじめ、20余年間の政治的権利を剥奪した」と話した。

李石基議員は昨年5月12日、統合進歩党京畿道党の主要党員を対象にした情勢講演が、 内乱陰謀を謀議するRO(革命組織)の会だという国家情報院と検察の主張への反論に多くの時間を割愛した。

李議員は「1審裁判所は私を総責任者とするROが存在すると判断したが、 私はROという組織の存在そのものを知らない」とし 「私が指揮統率体系を持つROの総責任者だとすれば、ただ命令すれば良いのに、あえて130余人を一か所に集める理由もなかった」と反論した。

また「どこの地下革命組織が組織を公開するような130人の集会を開くか」とし 「検察は私がすぐに北が南侵してくるという決定的な時期判断で組織を公開したというが、 朴槿恵政権の序盤期で支持率が60%を上回る時期を決定的時期と判断したり、 軍事演習を戦争と誤認する程、私は愚かでもな無謀でもない」と付け加えた。

李議員は「検察と1審裁判所は私と北朝鮮は何の連係もないという事実を認めたが、 私が北朝鮮の南侵略に内部から応じ、南側で暴動を起こそうと陰謀したという」とし 「協議の具体的な計画もなく各自の判断で暴動を起こし、南侵するというのは、大ざっぱな見当どころか単なる空想でしかないのに、こんなとんでもない話を1審裁判所はもっともらしい主張だとして受け入れた」と批判した。

彼は「検察が主張するように、5月10日と12日に集まった130余人が内乱を陰謀したのなら、すぐ翌日から実行計画を組み、きちんと準備されているのか点検しなければならないが、 1審法廷に出てきた国家情報院偽装活動家も次の最初の会合が1か月後の6月5日だったと言い、 その日に集まって実際に議論したのは白頭山観光について」だったと説明した。

李議員は「1審の裁判所は私が『3大指針』を命じ、2か月前から暴動の準備を指示したといったが、その時期に私は京畿道の党幹部と謀議するどころか、会ったことも、電話をしたこともない」とし 「24時間、私を注目し続けた国家情報院は、内乱陰謀の準備もせず、後続措置もなかったことをよく知っていた」と指摘した。

李石基議員は「国家情報院は内乱を陰謀する人がいるとすれば、それを防ぐ措置を取るべきだった」とし 「しかし政府は安行部、KT、韓国電力公社、韓国ガス公社、韓国鉄道公社など、どこにも連絡せず、内乱陰謀とは考えていなかったので連絡する理由もなかったのだろう」と強調した。

「愛国の方法は違うかもしれないが、誰よりも国を愛する」

続いて李議員は 「私を10数年間、追跡し続けた国家情報院は、私が北とは何の関係もないという事実をすでに知っていただろう」とし 「それでも私に従北という烙印を押した」と話した。

李議員は「従北という言葉は、それ自体で侮辱的な言葉」とし 「この土地で進歩政党の道を進む私が、なぜ北に追従するか」と反問した。

また「私は97年の政権交代に大きな感銘を受けた」とし 「選挙により、合法的で平和に政権が変わることを直接目で見て、 今こそ進歩運動が大衆と共に新しい道を作っていけると確信した。 こうした確信は、決して北の対南革命論から出るのではなく、何かの主義から出てくるのでもない」と反論した。

李石基議員は「今は全国民抗争のような方式で政権を変えなければならないという人は殆どいない」とし 「合法的な手続きと競争により政権を変えることができ、社会の進歩を企てられる」と説明した。

最後に李議員は「私が持つ愛国の方法は、他の人と違うかもしれないが、私は誰よりもさらにわが国を愛している」とし 「これに関する限り、私はただ一点の恥もなく話せる」と強調した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2014-05-09 08:10:56 / Last modified on 2014-12-24 19:11:33 Copyright: Default

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